晴乗雨描のブログ一覧

クルマは、確実に「ある方向」へ向っている。

それは、
排気ガスによる環境汚染問題による、排気ガス規制
地球温暖化対策による、CO削減
化石燃料消費の減少による、燃費向上
安心できる社会適合性による、騒音規制、自動安全運転 等々である。

上記の条件をほぼ満たすには、今のところ「電気自動車」が一番手っ取り早いとされている。
ホンダは、2025年には欧州で販売する自動車は、全車「電気自動車」にすると発表している。

私の会社が「テスラ」の横にあるので、テスラは相当数試乗しましたが、「フェラーリより確実に速いが、ダイハツより面白くない！」と感じた。

時代が動けば、クルマに求められるモノも変わる。
要するに、これからのクルマは「乗り手の喜び」ではなく、「社会の喜び」に応える方向へ進んでいるということだ。

メルセデスが創った 「Car」 を、社会環境とテスラが 「Mobility」 に変えた。
そして今、「クルマ」が「運搬具」に変わろうとしている。

これより先、クルマは「エンジンとハンドリングとスピード」の競争から、「モーターと電池と安全性」の競争になる。

この流れは、不可逆である。

悲しいけれど、もう「心躍るクルマ」は、この世には出現しない。完

これから記することは、私の一私見で、私が所有する後期型C63Sカブリオレに関しての記述であり、後期型C63S全てに当てはまる総意では無いことを明記しておきます。




高速路から峠を越えて、とある温泉地まで、私と兄と二人で往復200km程度試乗しました。
天候は「晴れ時々小雨」、色んな路面を色んなモードで、色んな角度から試乗しました。

総じて、
ハンドリングは「ダメ」。アンダーが強すぎて「曲がらない！」。前期型◎→後期型×××
エンジンは「ソリッド感」が無い！。回るが「マイルドすぎる！」。前期型◎→後期型××
エンジン出力は全モードで「絞られている」気がする。前期型◎→後期型×
9速化は「改悪」。C63Sは「７速」がベスト。前期型◎→後期型×××
排気音は静音化されてはいないが、「整音化！」されている。前期型◎→後期型×

ハンドリングに関しては、乗っていて「楽しくない！」レベル。
とにかく「鼻がクリッピングに向かない！」、アンダーが強すぎて「曲がらない！」。
Dに対し、即刻、4輪アライメントテスターによるアライメントの確認と再調整を依頼しました。

9速化は、時代の流れなので仕方ないですが、C63Sはやはり「７速」がベストです。
5速で既に最高速280kmを叩き出すのに、6速、7速、8速、9速は、一体何の為にあるのか？

後期型C63Sのエンジンは、前期型C63Sほど「過激」ではない。
7速から9速への多段化の件は「改悪」。
「クルマは、本当に軽い！」が、面白くはない！


確かに、同じ「AMG　C63S カブリオレ」ですが、「全く別のクルマ」になりました。
私は、前期型と後期型それぞれに左Hの設定があったなら、迷いなく前期型を購入します。

前期型C63Sを既に所有されている方は、くれぐれも後期型C63Sへの買い替えは、慎重にされた方が良いと思います。


◇結論◇　危惧していた通り、前期型C63Sは◎◎◎。後期型C63Sは△△△です。　
これが、C63、C63Sを何台も乗り継いだ私の、「ファイナルアンサー」です。




タイヤの空気圧は非常に大切なので、ホィールに「TPMSセンサー」を組み込み、センターコンソール小物入れに「TPMSモニター」をインストールしました。尚、小物入れの蓋は、きちんと閉まります。笑
※購入品番　AirSafe製　品番AS-SV2

本日、やっと、「後期型 W205 AMG C63s カブリオレ」を自宅に「お持ち帰り」しました。笑

Dからの帰り道、ダイナミックモードを「スポーツ+」のまだ上の「レースモード」にして、ついつい街中を飛ばして（笑）いたら、パトカーに拡声器で注意されました。







街中を自宅まで飛ばして改めて判ったのは、メルセデスAMGにとっての「3年という時間」でした。

前期型から後期型へ「3年の月日」が流れていますが、メルセデスAMGにとっての「3年という時間」は、伊達ではありませんでした。

結論から申し上げると、前期型から後期型への進化は「完璧な進化」でした。

Dで動かした時に感じた色んなダルさは、Dの構内移動であった為に、ダイナミックモードが「コンフォート！」だったことが原因でした。

ダイナミックモードを「スポーツ」にするだけで、「完璧に進化したC63S」に豹変しました！笑


総じて、
ハンドリングは「コンフォート」は軽い。他のモードは、しっかり重い。前期型◎→後期型◎
静音化は「コンフォート」のみ。他のモードは逆に騒音化している笑。前期型◎→後期型◎◎◎
ガスペダルが緩められているのは「コンフォート」のみ。前期型◎→後期型◎
エンジン出力が絞られているのも「コンフォート」のみ。前期型◎→後期型◎◎
尚、エンジンルームにも『モノコックバー』が追加されていました。これには驚きました！




7速から9速への多段化の件は「峠を越えて」から書きますが、とにかく「クルマが軽い！」
車重が500kgほど軽くなったような感じです。

確かに、同じ「AMG　C63S カブリオレ」ですが、「全く別のクルマ」になったような気がする。

メルセデスAMGにとっての「3年という時間」は、同じクルマを「全く違うクルマ」に造り変えれるだけの「時間」なのだと感じた。

後期型C63Sは、前期型C63Sほど「過激」ではないけれど、決して「大人しく」なってはいない。

後期型C63Sは、前期型C63Sとは「全く違うカテゴリーのクルマ」になっていた！