1972年の事業化から約50年。
3月8日(土)に遂に半世紀の悲願成就を成し遂げ
全線開通を迎えた名豊道路。
その最後の開通区間となった蒲郡市内では
開通前は市街地を走っていた国道23号線が
バイパス開通を機にその国道23号線下道区間が
国道指定を解除され愛知県道へと格下げになる事が
3月14日に国土交通省から告知されていました。

この告知では
「一般国道23号の路線の一部区間を指定区間外国道から県道に移管します。」とあり、
表記の区間がこれまで国道23号線だったものが国道では無くなる事となります。
表記の区間は、ちょうど名豊道路蒲郡バイパスの"幸田須美IC"から
豊橋市内の"前芝IC"までの事を指していました。
そして同時に、
今年1月に公開されていた愛知県広報の第569号の愛知県告示第13号にて
新しく"愛知県道528号線 豊橋幸田線"が新設された事が明らかになりました。

この新設愛知県道の区間が「起点:豊橋市、終点:額田郡幸田町」とあり
これがそのまま上記の国道23号線の指定解除及び
愛知県道への移管の区間と一致指定しています。
"幸田須美IC"のアドレスが"愛知県額田郡幸田町須美牛ノ松"で
"前芝IC"のアドレスが"愛知県豊橋市前芝町宇塚"となります。

名豊道路蒲郡バイパス最後の開通区間が開通し
国道23号線バイパスが全線開通となった事から、
これまで蒲郡の市街地を走っていた国道23号線区間が
そのまま愛知県道528号線になる、という感じでしょうか。
ただ、現時点では新設の愛知県道528号線の詳細が明らかな資料が無い為
本当にそのまま置き換わるのかはわかりません。
国道247号線や国道248号線との重複区間がどうなるのかも不明です。
愛知県道528号線の起点と終点からすると、
重複区間ごと愛知県道528号線になるのだとは思いますが…。
この件に関して、名豊道路全線開通前から触れていた方の動画が
YouTubeにあったので、紹介しておきますね。
・
名豊道路・蒲郡バイパスが全線開通したら、国道23号は今後どうなるのか? 実際に非バイパス区間をバイクで走って考察をしてみた。
・
名豊道路・蒲郡バイパス、ついに開通!一方、開通後の国道23号の非バイパス区間が4月から変わるようです。
私は正直言って、名豊道路全線開通に浮かれすぎて
これまでの区間がどうなるかなんて考えてもいませんでした(^^;
なお、過去にも国道23号線バイパスでは
バイパスがある程度開通すると、それまで市街地を走っていた
国道23号線が国道指定を解除され新設の愛知県道に置き換わってきていたので
今回も同じだろうと思われます。
詳細がどうなるのかは4月1日(火)になればわかると思われます。
この区間に設置されている国道の標識が
国道23号のおにぎりが愛知県道528号線に変わると思われます。
なお、国道23号線は愛知県豊橋市を起点とし
三重県の伊勢神宮を終点とした全長244.8kmの伊勢湾をぐるりとまわる国道です。
その起点部分となる愛知県豊橋市の西八町交差点から
今回の国道指定解除区間の前芝ICのところまでは
国道23号豊橋バイパスが開通済みでありながらも指定解除されておらず
今回も解除されずにそのままになっています。
恐らくこの起点からの区間は今後も解除されないと思われます。
あと、今回の件とは全く関係ありませんが、
上記"愛知県広報の第569号"の愛知県告示第14号にある"牛地大多賀線"とは
矢作ダムのある奥矢作湖から伊勢神トンネルへと南下する愛知県道です。

この愛知県道484号線は山の中の超狭隘道路で
乗用車がまともに通れない道となっています。
愛知県告示第14号では「共用を開始する」とあるので
もしかしたら車が通れるように拡幅改良したのかもしれませんね。
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Posted at
2025/03/22 03:00:00