
ヱヴァンゲリヲン新劇場版のスタジオカラーと
サンライズがタッグを組んで制作する
"夢が交わる"宇宙世紀ガンダム最新作、
"機動戦士ガンダム ジークアクス"。
初代ガンダムが大好きな人が長年夢見た
「アムロがガンダムに乗らなかった宇宙世紀」が
ガンダム大好きな庵野秀明さんらによって映像化!
この近くにドラッグストアあります?
「アムロがガンダムに乗らずにジオンが一年戦争に勝利する宇宙世紀パラレル」、
もうその時点で楽しいに決まっている本作。
何も知らずに映画館へ見に行ったガンダムファンが
本編開始と同時に鈍器で頭を殴られるほどの衝撃を受けた問題作ですが、
初代ガンダムリアルタイム勢として一言だけ言わせて頂くと
「生きてて良かった…」ですね♪
そんな45年来の夢が叶った"機動戦士ガンダム ジークアクス -Beginning-"、
入場者特典が新しくなる1月25日(土)に私も2回目を見に行ってきました。
この日は日中お仕事だったのでレイトショーで、IMAX上映で見てみました。


IMAX施設がある映画館は身近にいくつかあるものの
イオンシネマ大高での視聴は初めてでした。
とにかく音響が豊かでしたね、ウルティラや極上爆音上映、重振とはまた異なり、
ド派手な振動や音圧で騒がしく聴かせるタイプではなくて
文字通り豊かな音場で程よく臨場感を高めながら没入させるタイプで
空間に上質な奥行きを与えてくれる感じでしょうか。
今作のように派手さは足かせになりやすい作品との愛称が良いと思います。
"機動戦士ガンダム ジークアクス"の世界観は一言で言えば前述の通り
「アムロがガンダムに乗らずにジオンが一年戦争に勝利する宇宙世紀パラレル」ですが、
よく見てみるとこれ、実は「パラレルワールドやifの分岐世界」ではなくて
「アムロがガンダムで活躍する宇宙世紀とは別に存在する並行世界」と考えられます。
一番わかりやすいのが、一年戦争ラストでサイコミュが暴走し
シャアと赤いガンダムが消滅したゼクノヴァ現象で、
シャリア・ブルとの交信記録からも
シャアが「向こう側」の誰かと会話している事がわかります。
また、シャアがサイド7でガンダムを手に入れた際にも
「あの時の直感を信じた」と言っていたように、
宇宙世紀正史世界でアムロがガンダムに乗ってしまった事を
何らかの形で知っていて、V作戦の情報をキャッチしてサイド7へ向かう際に
アムロがガンダムに近寄らないように手を打ったのかもしれません。
アムロの存在までは知らなくても、ジーンが出撃していたら
手柄を焦って迂闊な攻撃をしてアムロがガンダムに乗ってしまう流れになるので、
自分が「直感」を元に攻撃してアムロがガンダムに乗らない流れにしなければならないとか。
もしかしたらジーンのザクが故障で出撃できなくなったのも
実はシャアがジーンの機体に手を入れて動けなくして
自分が出撃するように仕向けたのかも?
そんな妄想が捗りますね!
本作の監督である鶴巻和哉さんによると本作は「架空戦記」という事なので
もしかしたらパラレルワールドではなくて、宇宙世紀正史の世界で
誰かが描いた「ジオンが戦争に勝利した世界の架空戦記」なのかもしれませんね。
何にしても、とにかく続きが気になって仕方がありません。
アフレコは全て終わっているという事なので
そう遠くない時期に放送が始まるとは思いますが…?
今回、宇宙世紀ガンダムをスタジオカラーがリメイクするような形になった、
言うなれば本当に「シン・ガンダム」と呼べる本作ですが、
前半の一年戦争の部分は庵野秀明さんが脚本を手掛けているそうです。
まさしく「シン・ガンダム」と呼べるのも、我々が見たかった映像になっているのも
そう聞くと納得しますよね。
ちなみに後半のTVシリーズ本編は榎戸洋司さんが脚本を担当しているそうです。
今作の注目のもうひとつのポイントとしては、キャスト陣が一新されているところ。
シャリア・ブルだけでなくシャアもキシリアもドレンもマ・クベも、
初代ガンダムのキャストから変更されています。
さらにマ・クベは近年のゲーム作品なんかでマ・クベを演じていた方でもありません。
キャスト陣を完全に一新してきたのも、長寿作品故にキャスト陣の高齢化で
新規収録が難しくなってきている事から、今後のブランド展開を見据えてと思われます。
まぁスタジオカラーが作る時点で、そういう理由が無くてもキャストは一新しそうですけど(^^;
と、本編の話をし始めると時間がいくらあっても足りないので、またの機会に?
今回は1月25日(土)から配布が始まった入場者特典第2弾をちらっとご紹介。


パンフレットに載せきれなかった、本作クリエイターたちによる
設定原案資料集"DESIGN WORKS"となります。

サイズはパンフレット豪華版と同じA4サイズで
紙厚もかなりあり上質紙でページ数もたくさんの
これ1冊でも十分お金が取れる代物で、
なぜ無料で配るのかと文句を言いたくなるレベル。


公式では既にネット上でのネタバレ解禁となってはいるものの、
一応映画館ではネタバレに配慮して封印の紙テープが貼ってあります。
この紙テープは粘着力はそこまで無いので、
ゆっくり剥がせば糊が全く残らず綺麗に剥がせるようになっているところも
ファンへの配慮がされていて好印象ですね。

最初のページはこんな感じです。
この先はぜひ、ご自身で映画館で受け取って、その目で見てみて下さい。
この中には劇中でもちょっと披露されていた
マチュちゃんの下着姿の全身図が複数載っていたり
劇中とは違う青いカラーリングのジークアクスや
まだ未登場のガンダムのコアファイターの設定画がたくさん載っています。
GP01Fbと同じホリゾンタルインザボディ方式のガンダムのコアファイター、
滅茶苦茶カッコイイので、是非見て下さい!
という訳で、"機動戦士ガンダム ジークアクス-Beginning-"の
2回目をIMAXで観てきた感想でした。
本当に、何回観ても飽きない本作。
TVの放送開始はまだ先ですが、もしかしたら"葬送のフリーレン"と同じ
金曜夜の放送になるのではないかとも言われていますね。
TVアニメ"葬送のフリーレン"は最初の4話を"金曜ロードショー"で放送し、
本放送は日本テレビの"FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)"で
毎週金曜日の夜に放送されていました。
"機動戦士ガンダム ジークアクス"も同じパターンで
初回の放送は"金曜ロードショー"で劇場先行版"-Beginning-"を放送し、
TV本編を"フラアニ枠で放送する可能性が考えられますね。
まだTV放送までは時間がありますのでしばらくは映画館で、
その後はBDや配信で"-Beginning-"を楽しみつつ、TV放送を待ちましょう♪
BDや配信がいつになるかは知らんけどー。