

カトキハジメ氏が好きなロボットをGFFNクォリティで商品化していく
COMPOSIE Ver.Kaシリーズ第6弾、コードギアスR2に登場する
主人公の皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア専用機”蜃気楼”が届きました~。
第1弾ランスロット・アルビオンから約1年、
枢木スザクの親友でありライバルでもある主人公ルルーシュのKMFです。
試作機ガウェインを発展・小型化した機体で、
フォートレス形態への変形機構を持ち、飛行・潜水航行もできる汎用機なうえに、
絶対守護領域展開能力を持ち、絶対的な防御能力を誇ります。
商品構成はこれまでのCOMPOSITE Ver.Keやその前身のGFFNと同様で、
ABSやPVC樹脂を用いたほぼ全塗装済アクションフィギュアです。
しかし昨今の国内外情勢を反映してか、
これまで購入してきた同シリーズの
ランスロット・アルビオン、
テムジンよりも
明らかに製品クォリティが低下している事が目に見えてしまいました。
絶対守護領域を再現するピンクのクリアパーツは
ランスロット・アルビオンのエナジーウイングと同様に
クリアピンクのグラデーション塗装が施されているものの、
多くのパーツに糸埃などが付着し、光を当てればブツブツだらけ。
パーツ自体がパッケージの中で保護されていない為、
ブリスターパッケージ内で擦れまくって擦り傷多数。
機体のタンポ印刷も滲みやズレ等が素人目でもわかります。
光沢ブラック塗装もそうですが、ゴールドのライン等もはみ出し多数。
幸い今のところ組み付け不良やパーツの損傷等は確認されていないものの、
主に塗装品質は格段に低下していると思って頂いて間違いありません。
反面、ハンドパーツはランスロット・アルビオンの時は
ハンドパーツそのものが柔らかすぎて
ボールジョイントが根元からちぎれそうでしたが、
今回はかなりしっかりしています。
複雑な変形機構を持つ腹部・股関節・肩関節等はABS等の
硬質樹脂で成形されている上に一部可動軸にメタルパーツも組み合わせて
破損・折損しづらくなっています。
ガシガシ動かしまくったりしなければ、ユルユルにはならないでしょう。
ただ肩アーマーから生えている上腕部用ボールジョイントが
とてもスッポ抜けやすい点がやや残念でしょうか。
コレ以外にポロリしやすい部位があまりないので余計に惜しいかもしれませんね。
と全体的な製品の出来具合を語ってみたところで、
肝心の商品をいつものように大量の画像で見ていきますね。
まずはパッケージから!
↓お馴染みのブリスターパッケージは安心感を覚えますね。

今回個人的に最も残念だったのが、
ブリスターパッケージの背景台紙のイラストカードが廃止されてしまった事。
カトキハジメ氏によるイラストがシリーズロゴと共に全面に載った台紙が
無いのは相当ショックでした。
いつ頃から無くなったのでしょうか。
蜃気楼本体を何も装備していない状態で。

全体のプロポーション、造形レベルに関しては文句無しの出来栄え。
このシリーズやGFFNはその辺りはしっかりしているので
昔のGFFのような、開けてみてがっかり…という事はあまり無いので助かります。
↓フレイヤ・エリミネーター、各種ハンドパーツ、スラッシュハーケン。

フレイヤ・エリミネーターは収容形態と展開状態の両方が付属し、
蜃気楼やランスロット・アルビオンに持たせる事ができます。
ハンドパーツは蜃気楼というかルルーシュらしい表情のものが付属。
劇中では使用されなかったスラッシュハーケンもちゃんと付属していますね。
↓各部のアップ画像です。

特徴的な頭部もしっかり再現。

胸部の拡散構造相転移砲は上下ハッチの展開ギミックがあり、
中のクリスタルもクリアパーツでちゃんと再現されています。
上腕部接続ボールジョイントは肩アーマー外側から生えています。
これが本当によくポロリしてくれて、腕のポージングに支障をきたしています。
前腕部ハドロンショットは展開ギミックあり。

膝のスラッシュハーケンは今回のオリジナルギミックではなく、
元々アニメ設定に存在していたものですが、
本編では使われませんでしたね。
脚部ランドスピナーもちゃんと展開します。
↓コクピットハッチも開閉します。

コクピット内部もそれなりに再現されています。
さすがにコンソール等は再現されていませんが、これで十分でしょう。
↓ルルーシュ皇帝のフィギュアが付属し、載せる事ができます。

ルルーシュ皇帝フィギュアは服装が細部までしっかりと
塗装で再現されていますが、さすがに顔まではこのサイズでは
無理があるようですね。
ディスプレイベースはシリーズ共通のタイプで、
3箇所のスタンド穴は魂Stageにも対応しています。
今回の蜃気楼では左右の穴に絶対守護領域用のスタンドを立てます。
ルルーシュ皇帝を背中に載せた全体図。

フレイヤ・エリミネーターを
持たせてみた。
背中にルルーシュ載せてる姿が
様になりますね。
でもできればナイトオブゼロ・スザクも
付属させて欲しかったかな?
↓フォートレス形態です。

変形はものすごく複雑です。
股関節の変形はMGのZガンダム等を彷彿とさせるものですが、
可動軸にメタルパーツが奢られていたりして強度はしっかりしています。
よほど強く動かさない限り破損はしないでしょう。
けれどロック機構が無いので、KFM形態で開脚させようとすると、
すぐに股関節ブロックが引き出されてしまいます(^^;
収納状態のフレイヤ・エリミネーターは専用の接続パーツで
左側の肩アーマーに取り付けます。
画像のフォートレス形態は脚部の変形が不完全なので
若干大腿部が下へ付き出してしまっていますが
ちゃんと変形させればもう少し水平になります。
変形後は安定しますが、そこまでいくのに手間がかかりすぎますね。
せっかくだから、ランスロット・アルビオンと並べてみる。

展開状態のフレイヤ・エリミネーターは先端部の塗装と
クリアパーツがすごく綺麗です。
蜃気楼のパッケージには、ランスロット・アルビオンのハドロンブラスターを
腰の後ろにホールドするアタッチメントパーツが1個付属しています。
このパーツはクリアパーツにグレーの塗装をしたものですが、
腰への取り付けダボがきつくて、画像のように奥まではまりません。
またハドロンブラスター本体をアタッチメントにしっかりと固定できないので、
少しグラグラしたりしますが、勝手にポロリしたりするほどではありません。
↓絶対守護領域の関連パーツ。

絶対守護領域は3種類のクリアパーツが6個ずつ付属しています。
それぞれ裏面に2箇所の接続穴があり、
展開スタンドへの接続パーツや連結パーツを取り付けられます。
各絶対守護領域は組み合わせに指定は無いので
好きなように組み合わせられます。
ちなみに絶対守護領域のクリアパーツは真平らではなく、
わずかにラウンドした曲面になっているので、
組み合わせ方によっては不恰好になったりします。
連結パーツは数が少ないですが、取り付けパーツは多いので
連結せずに全て単独でも取り付けられます。

全部取り付けると、ベースが狭い事もあってすごく窮屈に…。
ていうか、肩アーマーや背中のウイングがとにかく干渉しまくって、
展開中はポージングできませんね(苦笑
という訳で、「
COMPOSITE Ver.Ka 蜃気楼」でした~。
全体的なできはそんなに悪くないので、
それなりの割引価格で買えば、好きな人は満足できると思います。
欲を言えばこれでイラストカードとスザクフィギュア付属だったら
どんなに嬉しかった事か…。
塗装品質の劣化は恐らくこれでもROBOT魂よりマシだと思うのですが…。
でも、やっぱりガウェインの方が好きだなぁ。
あぁ、虎耳ガンダム…(をぃ
ちなみになぜスザクフィギュアに拘るかと言うと、
それは私がルル×スザの人だからデス(核爆
