
ついにこの時が来てしまいました…。
ポリキャップやビームエフェクトパーツを除く
機体本体の
全パーツが完全新規金型による
初のプレバン限定ガンプラの発売が決まり、
本日より受注開始となりました…。


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HGUC 1/144 ガンダムTR-6 [ウーンドウォート] 6月発送 ¥1,944
※プレバン限定ガンプラ初の完全新規金型アイテム
これまでのプレバン限定ガンプラといえば、
有名パイロットの専用機カラーとか武装違いの機体等が基本で、
商品も一般販売アイテムの成形色を変更したり
他のキットからパーツを持ってきたり、
新規金型による追加・変更パーツがある等、
機体本体はフレームや外装の多くが
発売済みのガンプラをベースにしていたものでした。
そう、これまでのプレバン限定ガンプラは
あくまで発売済みアイテムのバリエーションモデルでしか無かったので、
それ故にユーザーもまだそれなりに納得しながら
購入する事ができた訳ですが…。
以前発売されたMGレッドゼータやグレイゼータでは
外装の殆どが新規になりながらも
フレームと一部外装はまだMGゼータガンダムVer2.0の流用でした。
しかし昨年発売のMGヘイズル改では
フレームの一部が流用ではあるものの、
それ以外はフレームパーツも外装もほぼ新規という
新規パーツ率が極めて高いアイテムとなっていました。
以前からMGアルトロンガンダムやMGバンシィ・ノルン等の
人気機体やアニメで活躍した主役級機体といった
本来なら一般販売されるべきアイテムも
どんどんプレバン送りになる事が増えてきていた事もあり、
ガンプラファンの間ではガンプラ販売はプレバンメインに変わりつつあると
不安視されていたものです。
そしてそれは今年に入ってさらに加速し、
1月発売のHGUCギャンクリーガーでは
KPS製関節パーツのBランナー以外は
外装も装備品も全て新規金型という、
1/144スケールで恐れていた新規パーツ率となり、
先週発表されたHGUCグフフライトタイプも
劇中で印象的な活躍をした人気機体でありながら
ベースのグフカスタムからは一部しか流用されない
ほとんど新規パーツのアイテムでした。
TR-6はガンダムベース東京の新商品展示コーナーで
この冬に一度参考出品されていたアイテムでしたが
流用元が無いアイテムなので発売するには完全新規にするしか無く、
知名度も低い事から発売するなら一般販売だろうけど
それだと一部のAOZファン以外には売れない微妙なアイテムでした。
試作品展示の後しばらくは音沙汰も無かった事から
発売が見合わせられたかビルドダイバーズ等で
流用元アイテムが出てからになるのかとも考えられていましたが、
悲しい事に本日、プレバン初の完全新規アイテムとして
発売が決まってしまいました…。
これで「プレバン限定に完全新規は無い」というお約束が失われ、
今後は恐らく完全新規のプレバン限定ガンプラが
どんどんと発売されていく事が容易に考えられますね。
発売されるだけマシ、と前向きに考える事もできますが、
高くて欲しい時には手に入らないプレバン限定ガンプラは
ガンプラファンの購入意欲を削ぐには十分です。
よほど欲しいもの以外は避けるファンが増えていき
人気アイテムが一般販売されなくなって
量販店は元より街の個人模型店はお客が来づらくなり
閉店に追い込まれるお店が増えていくかもしれません。
実際に街の個人模型店はガンプラの回転率で
支えられている部分も無視できませんでしたし、
ガンプラをあまり扱わない模型店は
閉店するお店も近年増えています。
ガンプラ市場に核の冬が来る…。
そんな未来になる可能性が高まってしまった事になります。
できる事なら、今回のTR-6のように
マニア人気はあるけど一般販売では辛いアイテムだけ
完全新規でプレバン販売になるというパターンで
抑えて欲しいところですが…。
さて、今後どうなっていくか
しばらくは様子見といったところでしょうか。
Posted at 2018/03/23 21:19:22 | |
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