
今年もやって参りました、自動車税…。「モノを大切に」精神で、大事に長く使っているのに、それを早く捨てて新しいのを買えと言わんばかりに税額15%上乗せ…。厳しい世の中です。こんな仕打ちにも負けず、まだまだセリカに乗り続けてやろうと思います。
長く乗り続けるためにはメンテナンスや消耗品交換が必要ですが、今回はタイヤ交換です。私のセリカ、フロントはキレイに減るのですが、リアは内減りがひどいためタイヤ幅の2/3程度しか使えておらず、内側がスリップサイン出ても外側はほぼ新品状態です。そのため、FFであるにも関わらず、リアタイヤの方がライフが短くなっています。定期的な前後入れ替えで、少しでも長持ちさせようとしていますが、もったいないことには変わりないですね。
これまで使っていたヨコハマのs.driveは、性能的にもデザイン的にも気に入っていたのと、前後で摩耗差があることから2本ずつの交換が続いていたこともあり、長い間銘柄を変えずに使用してきました。細かいことを言うと、途中でDNA s.drive(ES03)からs.drive(AS01)へのマイナーチェンジがあったのと、4本同時替えが重なったタイミングで扁平率40から45にサイズ変更はしました。しかし今回、そのs.driveが廃盤になったことから、別のタイヤを検討することに。
メーカーや銘柄には特にこだわらずに、店頭在庫で適合サイズがあり、お買い得感がある(単純に最も安い商品がいいわけでなく、性能や価値の割に値段が安いと思える)ものを探し、トーヨーDRB、ダンロップDIREZZA DZ102などを検討しながら、最終的に決めたのはピレリ Cinturato P1。
ピレリと言えば、F1タイヤ供給メーカーであったり、ランボルギーニなどスーパーカーや欧州高級車の純正装着タイヤであったりと、割と良い印象を持ってはいましたが、購入したのは今回が初めてです。
ピレリでセリカクラスだと、DRAGON sportsや同じCinturatoシリーズでP7もありますが、今回選んだP1はコンフォート色が強いモデルです。メーカー宣伝物によると、「ドライ・ウェットを問わないコントロール性の良さと高いコンフォート性能。環境性能や安全性も高いスタンダード・グリーン・パフォーマンス・コンフォートタイヤ」だそうで、転がり抵抗低減による燃費性能や、低騒音及び衝撃吸収など快適性と、ドライはもちろんウェットでのグリップ性能という安全性、この相反する性能を高次元で両立させたタイヤとのこと。
まず外観ですが、サイドウォールからショルダーにかけてのシルエットが独特で、丸く張り出しています。これは好き嫌いがありますね。私はこのシルエットが「ピレリっぽい」からカッコいいと思いますが、単純に形状だけでいうと他の国産メーカー各社のタイヤのようにシャープでシャキッとしている方が好きではあります。サイドウォールの「PIRELLI」と「Cinturato P1」のロゴがカッコよく、さらに地柄の処理によってロゴが際立って目立つようにデザインされています。
トレッドパターンも独特な感じで、前述の通り相反する性能を高次元で折衝させるよう作り込まれたんだなぁと、よく分からないながらも何となく納得しました。
まだ交換したばかりなので本来の性能は分かりませんが、交換直後の印象としては、乗り心地が良くなったと感じます。具体的には、路面の小さな凹凸での振動が少ない(=路面からの情報がドライバーに伝わりにくい?)、曲がりはじめがマイルド(実際にはクイックに反応しているがステアリングに伝わってくるフィードバックがガツンと来ないので感覚が狂う)、ロードノイズの低減(と言っても、前より静かなだけで、一般的にはうるさいと思う)、といったところです。
今後、ある程度走り込めば変化があると思うので、グリップ性能含め、整備手帳に後日追記したいと思います。
ちなみに今回、このお店に新しいアライメントテスターが導入されたということで、せっかくなので測定してもらいました。
その結果、新事実が発覚。今まで、リアが内減りするのはローダウンによってキャンバーがついており、調整範囲いっぱいまで起こしても起ききっていないから、と思っていました。ところが、測定値を見るとどうやら思いっきりトーアウトになっていたようで、左右とも-4mmくらいでした。トーアウトだとタイヤ内側が先に路面を捉えるため、キャンバーと相まって内側のみ減っていく事になります。
そうと分かれば早速調整したいところですが、問題が。
右は調整できたものの、左はすでに調整範囲いっぱいまでトーイン側に設定されているのです。私はずっとリアタイヤはトーインになっていると思い込んでいました。これ以上はトーイン側に振れません。にもかかわらず、タイヤはトーアウトのまま。
考えられるのは、アームが曲がっていたり、メンバーがずれていたりですが、見たところメンバーがずれた跡はなく、アーム類にも打痕は見当たりません。
とりあえず一旦は現状のままで置いておき、後日改めて対応することになりました。アームのブッシュ類の劣化もかなり進んでいると思うので、まずはアーム交換をしてみて再調整をお願いしようと考えています。それでも改善されない場合は、次の手を考えます。
Posted at 2017/05/20 21:40:20 | |
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セリカ | 日記