エンジンが掛からないスズキハスラー50
空冷エンジンのTS50は1971年から発売されていたようで、
1981のモデルチェンジで水冷エンジンになったようです。
いずれにしても30年前のバイクですね。
今回入庫したTS50は水冷エンジンです。
以前、火花が弱くて失火してしまう症状があったので
点火系を見直したのですが
エンジンが掛からないという事で入庫しました。
ほこりをかぶっていることから
しばらく乗っていなかった事が伺えますね。
預かったときにガソリン臭かったのでキャブを見たら
オーバーフローしてる様子。
キックペダルの抵抗はあるものの
何か引っかかるような・・・
プラグを外してキックしてみたらガソリンが噴きだして来ました・・・
オーバーフローしたガソリンがクランクケースに入り込んでいるみたいです。
車体を傾けてガソリンを出してみましたが
圧縮が少ない様子なので
エンジン内部の状態を確認するためにシリンダーを外してみます。
水冷なのでLLCを抜いて
シリンダーヘッドは簡単に外れましたが
シリンダーブロックが外れない・・・
ノックピンがサビてるのか、
スタッドボルトがサビてるのか、
プラハンで衝撃を与えても抜けないので
CRCを浸透させて~
プラハンで叩いて~
そんな作業を3日ほど。
ようやく外せました
ピストンもピストンリングも再利用可能なレベル。
もちろんシリンダー内壁も再利用可能。
ですが、スタッドボルトは腐食が激しくて
再利用不可能・・・
Posted at 2016/05/22 20:32:34 | |
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