愛知県新城市、設楽町、東栄町、豊根村といった地元の方々からの情報提供により完成した「キラッと 奥三河観光ナビ」。
奥三河地域には、まだまだ眠ったまま知られていない場所や事柄がいっぱいあり、貴重な情報が知られないまま消えてしまわないように、様々なデータを集め続けているサイトです。
2018年初のドライブは、この「キラッと 奥三河観光ナビ」で、紹介されている物の観光スポットランキングにランクインできないマイナースポットの設楽城趾です。
マイナーとは云え、愛知県に残る山城のうちで最古のものの一つで、鎌倉初期の形式を残している愛知県指定の史跡です。
城趾までは急な坂道を徒歩で登って行きます。
運動不足を実感しますね(´д`;
逆光で見にくいですが、外敵の侵入防止や遅延のために開削して溝した堀切の跡。
堀切を掘った際に余った土を盛ることで、外敵の侵入を阻止する障壁の土塁。
三方を川や断崖絶壁に囲まれた「本丸跡」と石碑。
長期間、敵に囲まれた時の籠城に有利したと思われる湧き水。
本丸の東に、戦国時代からあると云う大黒杉。
*設楽城趾概要
築城年代は定かではありませんが、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて設楽氏が築いたと言われる城です。
設楽氏は三河国設楽郡の発祥と言われていますが、その初期については不明です。
貞通の代に菅沼定則の娘を娶って今川義元に属しますが、義元の没後は徳川家康に属しました。
戦国時代末期には伊藤氏の居城になっていたようで、設楽氏は貞清の代に武蔵国へ移っています。
城の廃城時期も不明です。
南北にのびる丘の北端に主郭があり、その北側を大千瀬川が流れています。
遊歩道が整備されてウォーキングを楽しむことができます。
愛知県で最古の城跡の一つで、県の史跡に指定されています。
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隈無く巡り旅 | 旅行/地域
Posted at
2018/01/03 01:17:26