やっと書ききりましたが、まだまだ書きたいことはあります。
今までの遊びグルマは、ロードスターNA6(平成2)、ポルシェ911T(昭和48)、インプレッサWRX(平成8)、R32GT-R(平成4)、ロードスターNB8(平成11)です。
ミニサーキット用としてはエンジンに問題があったり人気がなかったりのクルマばかりですね。
何故かというと、安いから(笑
半分ホントですが、まあ技術者として腕を奮うことが目的なので、他人と違うことが大事です?
やりたいことは、サーキットの定番・セオリーを否定することですから、ベースがどんなクルマでもやることは同じです。
シビックのタイプRやランエボ、FD3S、シルビアにしないのはそういうことだからかな。
お金というより手間と結果が同じ。
私の原点は鍋田の正月ゼロヨンで見たフルチューンのS30Zだったりします。
アレは特殊でコーナリングなんてどうでもいいっていうクルマなので、私の感覚には合いませんが、雰囲気やオーラ、エンジンについては心をドキドキさせる何かがあります。
前に和尚さんと飲んでてその話になり、S30Zをアタックマシンにすればいいじゃんってなりましたが、現在まともなのを買うと最低200万出さないと買えないので、ちょっと厳しいですね。
排ガス規制のない昭和46年までのクルマは、カムもキャブ、独立スロットルも車検の心配もなく、サーキットで空力を付ける今までのやり方が、旧車はナンバー付きでやりやすい?
ポテンシャルはやっぱりインプレッサですね。
やり残した感もすごい強いですし、可能性が高いです。
さて、自分の趣味もですがここでグダグダ書いてる目的は何でしょうね。
クルマってご存知のとおりクルマ好きの意見なんかほとんど関係ないところで作られてます。
クルマ好きの言うことが正しければそんなことにならないのだと思ってます(キッパリ
機械として正しいものを要求することがニーズとして重要で、クルマ好きの要求はニーズにはならないだけです。
悲しいけど、ほとんどまともにクルマを運転しない人達がクルマのニーズになってます。
なので、理屈が大事だと思います。
クルマを作る理屈。
ドラテクとか改造の結論なんてその後でいいんです。
基礎的なことを全部すっ飛ばしてテキトーなことばっかりやってるからダメなんだと考えてます。
エンジニアの考え方の一つです
http://www.autoexe.co.jp/kijima/column14.html
ユーノスロードスターを生んだ人です。
(興味がある人は全部読むといいと思います)
貴島さんは安全・楽しさを追及しています。
レース・競技とは線を引いているのだと思います。
何故でしょうね?
私の基礎的な部分は同じ理屈です。
それがサーキットの現実でも通用する理屈なのかを検証しているイメージです。
で、同じものさしに乗ることを確信しています。
それなのに理屈に合う範囲が狭められたクルマが作られてます。
ニーズが矛盾した機能の要求をしているからなんですよね。
乗り心地と動きの早さとかロール量とか直進性とワンダリング性能とか。
理屈でなく、それよりこっち優先で!みたいな、無茶な身勝手なオーダーに応えてきた結果なんです。
切り捨てた基礎の部分は、仮に建築物なら死活問題で違法にもなり得るけど、クルマの場合は・・・
基礎を一般のニーズにしていかないと改造後の楽しさが半減します。
こうやって書いてて要らないニーズであるとも思いますが、
NA型からNB型への進化でリアサスペンションをヨーの安定方向へ変更したそうです。
NC型はそのさらに・・・となるはずが、私にとっては完全な失敗作。
デフがスーパートルセンになって「当り」のないFR車となっているのが要因の一つかなと思います。
NC型でサーキットを走る人が少ないです。
スポーツカーから「ただの」オープンカーになってしまったように思います。
ND型もそれを踏襲。
それが残念なんです。
サーキットを走る人の共通認識になることが、「ドラテク」でブレーキ残し、スライドコントロール。
必要な基礎はクルマにあります。
「クルマのヨーコントロール性。」
ここがノーマルで基礎が出来てなくて「演出」されていると、サーキットで破綻します。
ちゃんと評価さえすれば分かるはずなので、評価の仕方を決めればいいなと思います。
評価して、それを公にすれば普通のユーザーはその文章に違和感を感じるので、正しい方向へいくと思います。
知らない人、使わない人のほうが選ぶのに慎重ですからね。
走り屋はクルマを買わない人認定ですので、何を言っても無駄です。
普通のユーザーに現状の違和感を感じてもらえばOKです。
とはいえ、クルマ業界はライバルをこきおろしたり特徴を強調するのに抵抗感がある、競争しない業界ですから難しいといえば難しいですが、逆に全部一斉に変えられる可能性もありますね。
燃費の指標みたいに。
話は戻って次期遊びグルマ。
ロードスターで最も完成度が高いのはNB型の後期で、触媒が追加される前のNB2型と思います。
エンジン、デザイン、空力、足回り。
全ての完成度が高いと思います。
同様にインプレッサだと、GDBの「鷹目」F・G型ですかね。
GRB以降のモデルは肥大化してしまい、クルマとしての完成度は高いけども、ベース車両としては?です。
アタックマシンとしてはベースの安さ、軽さも重要になりますので、ロードスターならNB前期型、インプレッサならGDB「丸目」A・B型のSTi-RA。
貴島さんは4WDは楽しくならないと書いておられるので、あえて4WDかな。
サーキット用ナンバーなしは再度ロードスターNB1で、街乗り用にインプレッサGDB。
案の一つということで。
まずは来年、場所の確保からですから・・・