今回は予告通り「雨雲と白Z」である。
大きい写真をアップするにあたり 選考と加工に今までの5倍以上の時間を費やしてみた。
結果 撮影時にもっと落ち着き、かつ丁寧に撮るべきだったと大反省。
詳細はあとがきにて。 先ずはその時の写真たちをどうぞ。
お好みで加工の際に聞いていた音楽を聞きながらでも…。
またワイド画面の方はサイド表示を消してF11を押すと見易いでしょう。
…戻す時はまたF11を。
Sheryl Crow / We do what we can ♪
【ファイルNO.1】 Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MMG

一枚目はオールドレンズにはまるきっかけとなったディスタゴン35mmf1.4で絞り開放にて撮影。
雲と民家の溶け方は、広角ながらf1.4のレンズならではなのではないだろうか。
【ファイルNO.2】 Leica ELMARIT-R 35mm F/2.8

オールドレンズパラダイスなる本のお薦めで手に入れたライカのレンズ。 絞り開放f2.8にて撮影。
このレンズはアンダーがよくねばるとの評判だが 悪く言えばコントラストの甘さかもしれない。
開放値が異なるので上の写真との直接的比較は無意味だが激しい周辺光量落ちと中央部に光が
集まる特性があるようでカールツァイスのレンズでは表現しきれない独特な良さが魅力的である。
【ファイルNO.3】 Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MMG

ディスタゴンでf5.6にて撮影。背景の民家はかすかにボケているもののほぼパンフォーカス。
ツァイスのレンズの魅力は解像度よりも 発色の良さとコントラストの高さにあると言われていが
まさにそんな感じか…。 雲の立体感は下のエルマリートRより上なのではないだろうか。
【ファイルNO.4】 Leica ELMARIT-R 35mm F/2.8

エルマリートRでf5.6にて撮影。中央に光を集める特性が強いだけにまだ周辺光量落ちしている。
上の写真と比べると雲が低く迫ってくるような迫力を感じる。また絵画的な雲の質感もたまらず
絵が書けないから写真を撮っていると言えなくもない俺には無くてはならない一本といえよう。
【ファイルNO.5】 Leica ELMARIT-R 35mm F/2.8

エルマリートRでf16にて撮影。さすがにここまで絞れば周辺光量落ちはない。
しかしそれと同時に暴れん坊的性格が消えて、更生させられた不良のようになってしまった(笑)
構図的に道の続きと民家をフレームアウトしたこれがベストに思えるが左の雨雲が薄いのが難点。
【ファイルNO.6】 Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MMG

再びディスタゴンで絞り開放f1.4にて撮影。寄りのローアングルで主役をZ、 雨雲を順主役に。
フロントフェンダー以降がボケ過ぎている。またどうせならもっとローアングルで山の稜線を車両で
隠してしまってもいいかもしれない。 現場でこの判断が下せるように早くなりたいものである。
【ファイルNO.7】 Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MMG

ディスタゴンでf5.6にて撮影。絞ると更に稜線が気になる。 やはりもうちょい上か下だな…。
【ファイルNO.8】 Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MMG

ディスタゴンでf5.6にて撮影。少々寄り過ぎだがこれはこれでありか??(笑)
【ファイルNO.9】 Leica ELMARIT-R 35mm F/2.8

ライカエルマリートR再登場!ちなみにフレーム毎にレンズを替えているわけではないので念の為。
レンズの個性が生かされる絞り開放で撮影。この程度の寄りなら許せるかな。 しかしいいレンズだ。
【ファイルNO.10】 Leica ELMARIT-R 35mm F/2.8

エルマリートRで絞り開放で撮影。ナンバーに合わせたはずのピントは結果フェンダー辺りだろうか。
しかしその効果か なんとも言い表せない雰囲気が最高な一枚。超個人的主観全開で完璧☆(笑)
【ファイルNO.11】 Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 MMG

プラナー85mmf1.4で絞りf5.6にて撮影。この撮影ポイントでは距離が取れなくて出番が少なかった。
また絞り開放でのカットも撮ったのだが雲が溶けすぎてどうにもならない写真だったのでボツにした。
【ファイルNO.12】 Carl Zeiss Distagon T* 21mm F2.8 MMJ

ディスタゴン21mmf2.8でf8にて撮影。このデフォルメは超広角ならではと言えよう。
発色が濃く またなんでもない風景が絵になるのもこのレンズの特徴といえるのではないだろうか。
【ファイルNO.13】 Carl Zeiss Distagon T* 21mm F2.8 MMJ

ディスタゴン21mmf2.8でf11にて撮影。 この時 雨が降りはじめたので慌てて撮った一枚。
寄り過ぎると歪むし離れると無駄な空間を広く写すことになるし 難しい画角のレンズである。
<あとがき>
真剣に選考して気付いたこと。
のちに、撮影現場でどのように愛車を撮りたかったのかを思い出そうとするも思い出せなかった。
それは雨が降る前に!!と焦って曖昧な気持ちのままシャッターを切っていたからである。
もちろんテーマは雨雲と白Zで決まっていたわけだが どう撮りたいかが定まっていなかった。
仕上がりの想定もないまま 漠然と絞り開放、f5.6、f8、f11…と こんな撮り方をしていた。
↑…奥行き感や写角など、レンズごとのイメージだけは持っていたのだが( ̄ー ̄;;
要するに 今回の写真には全く心が篭っていないと言うことになる。特に最近の写真で顕著だ。。。
ある程度まとまる構図を設定して適当にシャッターを切ってあとは良いものを選べばいい的思想。
これではいつまで経っても かっこいい写真、心から気に入る写真なんて撮れないような気がする。
これからはシャッターを切る前に 被写体と背景を良く見て 意思を明確に撮りたいと思った。
それでも過去の写真で気に入っているのはあるにはあるのだが まぐれかもだが(汗)
以上!lシャッターを切らないよりはいいが もう少し考えて切ろう!と言う自分への戒めでした( ̄ー ̄y-~~~ ~~ ~ ←ちとタバコ吸い過ぎ(^^;;
加工で気付いたこと。
キャノン遣いなので現像ソフトはDPPなのだが、1Dで高感度(ISO400~800)+1/16000秒で強引に
撮影した蜜蜂の静止画のノイズを除去するため、異常な設定のまま忘れ、今日迄ずっとその設定で
現像していた。その設定とは輝度ノイズ飽和レベル(3)色ノイズ緩和レベル(11)
ノイズ低減不要の写真にこんな設定を適用したらシャープ感が失われるのは言うまでもない(苦笑)
よって今回は両方とも(0)設定で現像している。
…それが普通なのだろうが俺は凄くシャープで感動した(超自爆)o.....rz
以上のことから ここみんカラで大きな写真を載せられるようになった恩恵は計り知れない。
またまた
kent@さんに大感謝である。
…写真を趣味にしている方は軽く覗いてみてはいかがだろうか( ̄ー ̄y~~~ ~~ ~~
次回も白Zの予定であるが今回のように音楽付きとはいかず手抜きになるかもだが悪しからず(笑)
※カメラはEOS 1Ds、写真はDPPにてRAW現像後Photoshop CS2にてリサイズ他微調整しています。
jun.ver.3.1