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←写真と本文は関係ありません(汗”)
写真で大切なものは、ピント、露出、構図。
他にも光とかタイミングとか色々ありますが その辺りは拘りや運や経験から学んで頂くとして
露出に関しては先日久々に会った
同僚も こんがらがっていたので軽くまとめてみたいと思います。
そんなの知ってるよ~というベテランの方はスルーで、または これ違うよという方はご指摘下さい。
皆さんのお写真が更に素晴らしくなれば拝見させて頂いている私もより楽しくなりますからね~。
というわけでいきます。 ※
主要な部分は黄色の文字で 再読、飛ばし読みに対応しております。
写真の三大要素。ピント、露出、構図について
ピント
a.特定の場所を強調したい場合
Canon EOS D60 + CONTAX Makro-Planar T* 100mm F2.8 AEG
絞り解放(そのレンズの一番小さい絞り値)で撮影すると分かり易い。 そして
背景のボケ方は
「絞り値が小さい程に」、「近づけば近づく程」、「望遠レンズなら望遠レンズな程」大きくなります。
もっと拘りだすと特定の範囲にだけピントを合わせて前後を無駄なくぼかしたくなるわけですが
その際は絞っていくことで、また被写体から離れることでピントが合って見える範囲が広がります。
ちなみにピントがどこにも合ってない~という場合は 元々大きくずれていたか手振れが原因です。
b.画面全体にピントを合わせたい場合
Canon EOS-1Ds + EF 24-70mm f2.8 L USM
レンズの特性上 ピント位置は画面の手前1/3の付近に合わせf5.6以上にセットすると良いでしょう。
画面全体にピントを合わせたいのですから当然すべてをシャープにとらえたいはずです。
レンズの解像度が一番いいのは一般的にレンズ設計上 f5.6やf8と言われていいます。(解放を除く)
また、絞り解放から1段とか2段絞ったところから色乗り、解像度とも良くなります。
この絞りの段数については 次の項で説明します。
露出
露出は つまり光の量といいますか写真の明るさを決めるもので(ちょっとしどろもどろですが・汗)
それは
絞り、シャッター速度、ISO感度の三要素で調整が可能です。
その3要素の内、関係が分かり易いのがシャッター速度とISO感度です。
その心は単純に倍、倍で計算が可能だから。 問題形式でご説明しましょう。
例題1、絞りf5.6に固定のまま、ISO100 シャッター速度1/250でばっちりな明るさだったとします。
この明るさを維持しつつシャッター速度を1/1000にするにはISOをいくつに設定すればよいでしょう?
解答、ISO400
解説、
シャッター速度とISOの関係は単純にそれぞれの倍、倍の数に対応しています。
シャッター速度は1/250から2倍で1/500、更に倍で1/1000なのでISO感度も倍、倍に上げればOK♪
ISO100から2倍でISO200、更に倍にしてISO400、これで同じ明るさの写真になります。
【参考】ISOとシャッター速度の関係。
f5.6、ISO100、ss1/250
f5.6、ISO200、ss1/500
f5.6、ISO400、ss1/1000
f5.6、ISO800、ss1/2000
f5.6、ISO1600、ss1/4000
f5.6、ISO3200、ss1/8000
これらは理論上同じ明るさで撮影することができます。
シャッター速度だけ上げると暗くなる。そこでISO感度を上げることで適正に戻す。
ただそれだけのことなんですね~。
当然ISOを上げると画質が低下しますので 必要なシャッター速度でとどめるのが良いでしょう。
余談ですが 止めて写すのに必要なシャッター速度の目安は
歩行者でss1/250、自転車やSL機関車でss1/500、新幹線でss1/2000、蜜蜂の羽でss1/16000
いずれも最低このくらいの速さが必要という値で、新幹線は正直ちょっと自信ないです(汗)
でもって厄介なのが絞り値。
それはレンズは円なのでその面積で明るさが変わるからです。
そんなわけで
絞りは√2≠1.414、約1.4の倍数にすることでISOとシャッター速度に対応します。
昔のレンズには絞り輪というものがあり それを回して絞りを変えたものですが
その絞り輪にはf1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22、32と表示があり、それぞれ約1.4の倍数です。
これがいわゆる絞り解放から1段、2段絞ると解像度が増すなどと言われる段数でして
例えば50mm f1.4のレンズの場合、1段絞ると1.4x1.4倍なのでf2、2段絞ると2x1.4なのでf2.8。
解像度が増す理由は絞ることでレンズ球面精度が良い中心の部分だけを使うからだと思います。
かといってf22とかまで絞ると今度は絞り羽の裏側に光が回り込んで解像度が低下する
回析現象が発生しますので
APS-Cではf11~13、フルサイズではf16辺りが画質を損なわない絞り値
と一般的に言われております。(35mmカメラの場合) それでも写真は画質が全てではないので
それを越えても表現を優先するのも有りなのであくまで目安としてですね。
大きく伸ばさずネットに公開するだけなら無視してもいいと思いますが伸ばすとその差歴然です。。
【参考】絞りとシャッター速度の関係。
ISO100、f1.4、ss1/8000
ISO100、f2、ss1/4000
ISO100、f2.8、ss1/2000
ISO100、f4、ss1/1000
ISO100、f5.6、ss1/500
ISO100、f8、ss1/250
ISO100、f11、ss1/125
ISO100、f16、ss1/60
ISO100、f22、ss1/30
ISO100、f32、ss1/15
これらは理論上全て同じ明るさで写ります。
そして
滝や川などを撮る際のシャッター速度は、自然風景写真家の竹内敏信先生いわく
流すならss1/2以下、止めるならss1/250以上でその中間はだらしなくなると言っていました。
目で見た感じを表現するシャッター速度はss1/60、同じく見たままの露出はf5.6などと
いわれますのでこれも一つの参考値として覚えておいて損はないでしょう。
飛行機のプロペラなどはss1/125前後で見た目通り いい感じでブレるのでやはり目安ですね。
構図
三分割、二分割、日の丸、S時、放射、9対1、パターン、斜めなどなど沢山ありますが
三分割は絵の世界で昔からあり納まりが良く、迷ったら三分割もおさえておくとよいでしょう。
二分割は安定感があるといわれ静寂性を表すのによいようです。
日の丸構図は悪いとされますが寄って被写体を大きく写すとかなり使えます。
日の丸構図 作例
Canon Powershot s30
約10年放置で今はボロボロ。。 いつになったら復活するのでしょう?(謎)
9対1 作例
Canon EOS-1Ds + EF 70-200mm f2.8 L IS USM
空と海から下が大体9対1。 はたして これを9対1というのだろうか?(これも謎)
海と砂浜で見ると3分割で横の3分割との交点にZがいるので納まりが悪くなるはずがない。かな?
その他の具体的な作例はネットで探して見て下さい。いい写真がなくて(汗”)
これらのパターン化した構図に当てはまらなければいけないということではなく
知らないよりも 知った上で崩していくのがいいのではないかと思います。
なんでもかんでも三分割で撮っていたら逆につまらないですしね~。
というわけで、こんなん役に立つのか?と思いつつ
以上、jun.のお気軽 写真講座~♪♪♪(大きなお世話編w)でした。
いや~自分の過去の写真を振り返っていたら 駄作の多さに自己嫌悪 orz …もっとバンガロ!!
jun.
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