ラジエター冷却用電動ファンのモーター交換 その１

１週間ほど前にアイドリング中、エンジンは特に異常が無いのに、水温計の針がいきなりオーバーヒートを指して、その後走行すると正常値に戻るという妙な動きをしたことが気になって、三重スバル四日市店を訪れました。

バッテリーの状態やラジエター冷却用電動ファンの動作、水温センサーの接触不やECUの動作チェックなどいろいろ点検していただきましたが、結局原因は解らずじまいでした。

ただ、バッテリーの性能低下が再確認されたのと、左側のラジエター冷却用電動ファンの回転が異常に遅く、ファンの回転にガタつきが見つかりました。

その場で４月１２日にファンモーターを新品に交換する予約を入れて、モーターを発注していただきました。


そして本日ファンモーターの交換を実施しました。

まず、社外品のラジエターに交換しているため、エンジン本体とのクリアランスがかなり狭くなっているため、電動ファンを取り外すために邪魔にならないよう、周辺のパーツを取り外すことにしました。

まず最初に電動冷却ファンの樹脂製フレームの固定ボルトを取り外し、エアダクトとラジエター導風板、ラジエターブラケットを取り外しました。

つづいて冷却水リザーバーホースの金属製パイピングと、リザーブタンクを取り外しました。

次に車体をリフトアップし、アンダーパネルを取り外して、電動冷却ファンの電源ハーネスのカプラーを切り離しました。

次に車体を降ろして、Ｖリブベルトのカバーを取り外しました。

次にエアコンコンプレッサーのベルトテンショナーを取り外して、パワステ用ベルトも緩めました。

そして、ラジエターアッパーホースのラジエター側を取り外しました。(結局これが最大の障害物でした)

漏れた冷却水を回収するために、ペットボトルの上部を切り取った急造カップを４個準備して、それをホース取り付け部の真下にあてがって(私が手伝って…)できる限り溢さないように作業していただきました。

お陰で溢れた冷却水はほとんど回収出来ました。(カップ３個半分なので約1.5㍑くらいかな)

ホースを外すことはまったく想定外でしたので、補充用の冷却水を準備していなかったのと、社外品なので純正と混合したくなかったのでやむを得ずとった処置です。

こうして、やっとラジエター左側電動冷却ファンを取り出すことが出来ました。

取り外した電動ファン。