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そして、先輩が退職する日に、最後のメールが届いた。

電話する前に俺から送った、熱く語ったお礼メールへの返信だった。



「ありがとう。いただいた言葉を胸に、次の人生を楽に過ごします。」




“楽に”って、
どういうことよ、

それだけなの、

先輩････




忘れないうちに、呑みに誘おうっと！

なんかスゲー医者にあった。

イロイロ言い当てる。
聞けば的を得た答え、
続きはWeb、
その続きの医者も教えてくれた。

鉛筆を駆使して字を書く手は、プルプル震えてた！




良い健康診断だった！









ここで、

「ふと立ち止まって、冷静に考えてみる」






そう言えば、キュートな女医さんは･･･

次の日、会社で退職の挨拶のメールが届いた。

メールに返信した。

だけど、たまらず電話した。



俺　：「お世話になりました。」

先輩：「いやいや、今具体的に何やってるの？」

俺　：「xxとか、xxです」

先輩：「ああ、立派なxxになってるじゃん」

俺　：「やってるだけです！」

先輩：「いろいろやって育ったんだよな。」

俺　：「あの頃が一番良かったです！」

先輩：「みんなビンボーだったからね。
　　　　「○○ちゃん(←その時の同僚）にも会ったよ。今じゃみんな立派になったよな。」

俺　：何も言えなかった。ちょっと涙目（電話だけど）。ビンボーだけど楽しかった。
　　　その通りだった。

先輩：「じゃあまたな。がんばってな。」

俺　：「ありがとうございます・・・」



「ありがとうございます」から、それ以上何も言えなかった。

ので、電話を切った。

オーーシ！内診だーーー！！って、鼻息荒く臨んだら、

何と今年の先生はおじいちゃん･･････


問診表に鉛筆で結果書いてる！
その手がプルプル震えてる！

先生：「はい、おなか出して。息吸って。いい心臓の音してるね。」
　　　　「次は背中ね。いいね。」　「今度は足の脛見せて」

俺：期待外れで言われるがまま･･･

先生：(問診表観て)
　　　　「酒呑みすぎだね。適量はねxxでxxだよ。もう少し減らしなよ。」
　　　　「呑みすぎると、xxはxxだよ。xxの時xxだよ。」
　　　　「(晩酌は)楽しみかもしれないけどね。」･･･※

※に反応した。この人も好きだ！（プルプル震えてるし！）

俺：「先生、xxってxxなんですけどどうすればいいんですか!!??」

先生：「君、インターネットはやるの？やるんだね。じゃあ、これで検索してみなさい」

　　側にあった付箋紙に、検索キーを鉛筆で書いてる！やっぱりプルプル震えてる。

先生：「これでも問題あったら、病院はxx科に行ったら良いよ」

俺：「先生！ありがとうございました！！」


すべて的を得ている指摘と解説だった。
先生って言うより「老師」って感じだった（酔拳とかの）

鉛筆で書く時は、プルプル震えてた・・・

今までで一番思い出に残っている仕事、職場の上司だった。
辛かったけど充実してた職場だった。

上司だけど、「先輩」
って感じだった。
（以降、「先輩」）


色んな事を先輩から教わった。

一緒に仕事をしていた同僚も良いヤツばっかだった。


挨拶に来た時、そう伝えた。