久しぶりにWRCレポなぞ。
その前に前回書かなかったRd.6 アルゼンチンの結果を
1 S.ローブ FRA Citroen DS3 WRC 04h03'56.9
2 M.ヒルボネン FIN Ford Fiesta RS WRC +00'02.4
3 S.オジェ FRA Citroen DS3 WRC +00'07.3
4 P.ソルベルグ NOR Citroen DS3 WRC +00'32.6
5 M.オストベルグ SWE Ford Fiesta RS WRC +05'16.8
6 F.ヴィラグラ ARG Ford Fiesta RS WRC +06'48.5
7 J-M.ラトバラ FIN Ford Fiesta RS WRC +11'34.5
8 M.ウィルソン GBR Ford Fiesta RS WRC +13'32.7
9 H.パッドン SWE Subaru Impreza STI +25'43.8
10 P.フローディン SWE Subaru Impreza STI +33'34.1
結局ローブ、トップスタートなのに優勝しちゃいました。
初日、大差で遅れたんですが、2日目にペターがパワステ、ラトバラがサスのトラブルで後退。
3日目にオジェが転倒でパワステを壊してタイムを落とし、あきらめずにフラットアウトし続けたローブが優勝しました。
結局この人の全開アタックにプレッシャーを感じたオジェのミスですが、リタイヤせずにすんでチームも本人もほっとしてるでしょう。
ペターはプライベーターの弱さが出てますね。
チームとしての差が出てきました。
では本題。
悪路のアクロポリスラリーです。
今回結果はまたもシトロエン1-2でした。
優勝はオジェ、2位ローブ、3位ミッコでした。
デイ1、トップに立ったのはペター。
5番目と出走順もよく、6SS中4SSでトップタイム。
ローブは先頭スタートでタイムが上がらない。
2番手スタートのミッコも同様。
オジェはデイ2の2番手スタートを嫌いスローダウン。
そしてラトバラはSS6でフロントデフにトラブルが発生。
後輪駆動状態で走ることになり、3分以上のタイムロスで総合8位に後退。
早々に優勝戦線離脱です。
デイ1 6SS 141.33km
1 P.ソルベルグ NOR Citroen DS3 WRC 01h39'24.2
2 S.ローブ FRA Citroen DS3 WRC +00'51.6
3 M.ヒルボネン FIN Ford Fiesta RS WRC +00'55.3
4 S.オジェ FRA Citroen DS3 WRC +00'57.2
5 H.ソルベルグ NOR Ford Fiesta RS WRC +01'43.2
6 M.ウィルソン GBR Ford Fiesta RS WRC +02'27.7
7 O.タナク EST Ford Fiesta S2000 +03'32.4
8 J-M.ラトバラ FIN Ford Fiesta RS WRC +03'55.0
9 J.ハンニネン FIN Skoda Fabia S2000 +04'01.6
10 K.ライコネン FIN Citroen DS 3 WRC +04'04.7
デイ2、この日トップスタートのペターが苦しみます。
路面の掃除役となりタイムを失います。
SS8ではコースミス。
ナイトステージでもコ・ドラのペースノート読み上げミスで大幅なタイムロス。
首位と20.9秒差の3位に。
トップタイムを連発したオジェがSS10でトップに立ちます。
が、最後のナイトステージで大きくタイムロス。2位に順位を落とします。
しかしこれはおそらく翌日の出走順を考えてのことで間違いないでしょう。
この日のトップはローブ。
ローブはデイ2の最終SSでチームがオジェに有利な情報を渡したと怒ってました。
デイ2 7SS 141.89km
1 S.ローブ FRA Citroen DS3 WRC 03h20'27.6
2 S.オジェ FRA Citroen DS3 WRC +00'02.2
3 P.ソルベルグ NOR Citroen DS3 WRC +00'20.9
4 M.ヒルボネン FIN Ford Fiesta RS WRC +00'22.4
5 H.ソルベルグ NOR Ford Fiesta RS WRC +03'58.9
6 M.ウィルソン GBR Ford Fiesta RS WRC +05'30.2
7 K.ライコネン FIN Citroen DS 3 WRC +06'55.4
8 J.ハンニネン FIN Skoda Fabia S2000 +08'55.0
9 D.クイペルス HOL Ford Fiesta RS WRC +12'25.7
10 B.スーザ POR Ford Fiesta RS WRC +12'55.3
デイ3、シトロエンワークス2台での競り合いになりました。
デイ3最初のSS14でオジェが先頭走者ローブを上まわるタイムをマーク。
オジェが0.1秒差でローブを抜いてトップに。
しかし続くSS15ではローブが速く1位に返り咲きます。
勝負がほぼ決まったのはSS16。全開モードに入ったオジェはローブに大きな差をつけて再逆転1位に。2位ローブとの差は6秒1に広がります。
SS17ではローブとの差を10秒5に拡大。
最終のSS18ではオジェとローブが同タイムとなったためオジェの今季3勝目となりました。
3位につけていたペターは、ペースが上がらずSS14でミッコに抜かれ4位に後退。
その後もタイムは上がらず、トップから38秒8遅れの4位でラリーを終了。
デイ1が終了した時点では優勝確実と見られていただけに残念です。
最終成績 5SS 65.58km
1 S.オジェ FRA Citroen DS3 WRC 04h04'44.3
2 S.ローブ FRA Citroen DS3 WRC +00'10.5
3 M.ヒルボネン FIN Ford Fiesta RS WRC +00'13.5
4 P.ソルベルグ NOR Citroen DS3 WRC +00'38.8
5 H.ソルベルグ NOR Ford Fiesta RS WRC +05'24.7
6 M.ウィルソン GBR Ford Fiesta RS WRC +06'54.7
7 K.ライコネン FIN Citroen DS 3 WRC +08'29.4
8 J.ハンニネン FIN Skoda Fabia S2000 +11'34.7
9 J-M.ラトバラ FIN Ford Fiesta RS WRC +13'08.8
10 D.クイペルス HOL Ford Fiesta RS WRC +15'10.1
グラベルラリーは出走順が大きくかかわるのでオジェは出走順を遅らせる戦略をずっと採っています。
前回はミスで台無しにしてしまいましたが、今回はそれがはまりました。
できればオジェには出走順などお構いなしに好成績を挙げ続けるローブのようになってほしいんですが・・・
最終パワーステージ 3.97km
1:S.オジェ 2:22.7
1:S.ローブ +0.0
3:M.ヒルボネン +0.4
4:P.ソルベルグ +1.3
5:J-M.ラトバラ +2.4
6:K.ライコネン +3.4
6:H.ソルベルグ +3.4
シリーズポイントランキング
1 S.ローブ FRA Citroen DS3 WRC 146
2 M.ヒルボネン FIN Ford Fiesta RS WRC 129
3 S.オジェ FRA Citroen DS3 WRC 124
4 J-M.ラトバラ FIN Ford Fiesta RS WRC 76
5 P.ソルベルグ NOR Citroen DS3 WRC 73
6 M.オストベルグ SWE Ford Fiesta RS WRC 48
7 M.ウィルソン GBR Ford Fiesta RS WRC 36
8 K.ライコネン FIN Citroen DS3 WRC 24
9 H.ソルベルグ NOR Ford Fiesta RS WRC 20
10 F.ヴィラグラ ARG Ford Fiesta RS WRC 20
動画まとめ
Posted at 2011/06/21 23:03:15 | |
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レース | クルマ