
とりあえず、12Vで回転させたり、電圧を落としたり、羽を外したりしていろいろ試しながら原因を探ってみた。考えられる騒音の原因は以下の通り。
モーターの回転そのものによるもの。
「強」「弱」の切り替えは付いているけど「弱」でもやかましい。これは先日の電圧変換回路を応用して扇風機内部に組み込めば「弱」よりさらに回転を落として制御できるだろう。ただし、風力は落ちるので最後の手段としたい。
羽が回転することによる「風切り音」によるもの。
これは羽そのものを改造することで改善が見られるかもしれないが、扇風機マニアでもない素人の私がいきなり手を出しても失敗する可能性のある領域であるのでこれも後回し。
羽の回転とは関係の無い回転部品によるもの。
よくよく調べてみるとこの車載用扇風機の騒音のうち、特に耳障りな音は羽のあたりよりモーター後部から発生していることがわかった。この部分には首振りのためのギアが入っている。そのギアは首振り機構のオンオフの状態に関係なく何枚化のギアを回転させている。首振り時はもちろんすべてのギアを回転させるのでもっとも騒音がひどくなるが、首振りさせない場合でもある程度騒音の原因となっている。首振りをあきらめて固定としてしまえばこの内部ギアを外すことが出来るのでかなり騒音が減るはずである。
製品各所のガタに起因するもの。
回転動作をしているときに本体ケースの合わせ部部の隙間あたりからビビリ音がしているように思えたので手で押さえてみるとかなり改善することがわかった。この辺は比較的簡単に対応できそうだ。
羽の重さによる音の大きさの検証。
これは意外なことであったが、羽を外して回したときと羽を取り付けて回したときでは羽を外したほうが耳障りな音がした。家庭用の扇風機はあれだけの大きな羽を回しているが、意外にも小さな羽根の車載用扇風機のほうがやかましいとはどういうことだろうか。このあたりは検証と研究が必要だが、このあたりに重要なヒントが隠れているような気がする。
さっそく首振り用のギアを外してみた。
電圧を7~8V程度で運転してみる。
かなり良くなった気がする。
さて、次は羽のほうかな、、、、、
Posted at 2009/06/13 23:59:19 | |
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