僕たちが見たいのは政治の駆け引きなんかじゃない!
心の底から熱くなるレースバトルなんだ。
今、世間を騒がせているF1グランプリの分裂問題。
これって、世界中の多くのレースファンを置いてきぼりにした
「実にふざけたバトル」なんじゃないだろうか。
そこにあるのは、
巨額の利権とそれを牛耳る一部の権力者、そしてそのおこぼれにあずかろうとする無数の欲望の群れ。だれも
「サーキットを命がけで駆け抜けるドライバー」を敬い、彼らのためになるような環境作りをしているわけでも
ない。もっと言えば、わずかのセッティングのために寝る間も惜しんでチームの勝利のために働き続ける
スタッフ達をねぎらう気持ちなど微塵もないのだろう。そして、さらにもっと言ってしまえば、レースをこよなく愛する世界中のファンなんてものは
ただ単に利益を生み出す収入源としか考えていないのだろう。
かつてセナとプロストが繰り広げたテールトゥノーズのドッグファイト。
マンセルの豪快なコーナリング。
近年であれば皇帝シューマッハの強さ。
もう少し私より年上のファンならばラウダやビルヌーブ(親のほうね、)なんかの名前が出てくるかな、、
そういった
名レーサーが繰り広げる名バトルが生まれるのを心待ちにしているのが大多数のレースファンのはず。
そういうレース談義に花を咲かせたいじゃないですか。
いまだと、勝つのはFIAか?とか、それともFOTAか?とか、、
そんな勝負について熱く語る気も起きませんから、、
分裂の原因はわかりきってるわけだから、F1の偉い人たちはもうちょいファン=客の方をみてくれてもいいんじゃないかと思う。サーキットに足を運ぶファンもいればテレビ観戦するファンもいる。いろんなファンがいる。でも、
それが入場料収入やテレビ放映権料というかたちで今バトルをしている人たちの懐を豊かにしているとすれば、確実に僕たちは全てがお客さんなんだから。どこぞの演歌歌手みたいに客が神だとは言いませんが、すくなくとも
客にそっぽを向かれるような商売ってのは長続きしないと思いますよ。
Posted at 2009/06/20 15:26:26 | |
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