ベネッセホールディングス(HD)で発生した顧客情報流出は、経営にも影響を与えそうだ。学生や児童を対象にした通信教育が事業の柱である同社にとって、利用者からの信用が傷つく損失は極めて大きい。日本マクドナルドHD社長などを経て6月に就任した原田泳幸(えいこう)会長兼社長は、駆け出しから大きな壁にぶつかった。
消費者庁によると、最大約2070万件もの流出は国内では過去最大規模で、9日夕に緊急記者会見した同社幹部らは謝罪を繰り返す一方、「外部犯行」と強調したが、警察の捜査への影響を理由に具体的な根拠は示さなかった。
「被疑者は、我が社のグループ社員ではございません」
東京都内で9日夕に始まった記者会見で、親会社・ベネッセホールディングスの原田泳幸(えいこう)会長兼社長は、深々と頭を下げた後、強い調子でこう言い切った。
さて、あくまでも最大の場合であるが
「全ての日本人のうちおよそ5人に1人」の個人情報が流出したという今回の騒動。社長の原田氏が
「被疑者は、我が社のグループ社員ではございません」と、すでにこの段階で
言い切っちゃうってのがどうも引っかかる。就任決定は何ヶ月も前だったけど実際に原田体制がスタートしたのは実質2週間。原田氏にとっては何ともタイミングの悪い話だろう。
まぁ、実際に警察が動いているそうなんで遅かれ早かれ真相が明らかになるでしょう。ですが、ここで
判っていることを整理しておこう。
まず、ベネッセの株価であるが
原田氏の社長就任が発表されてから右肩上がりに上がっている。
おそらく、
今朝からストップ安状態の暴落になるだろう。ということは事件が発覚する前に
「売り抜けた」奴が存在するということでしょう。
つぎに、データベースへの
外部からの接続の形跡は発見されていないということ。そして
接続できる権限を持っていたのは極々限られた人物だったということ(つまり、赤ペン先生くらいだと自分のうけもちの生徒の情報まではアクセスできても大量のデータにアクセスは不可能ということ)。
あとは
新社長就任決定以降に冷や飯を食らわされていたやつが居なかったか?ということ。
情報流出事件でいきなり犯行が「社員」によるものでは無いと断言しちゃったってことはさ、「元社員」だとか「社員では無い外部業者」の中に
目ぼしがついてる奴が居るって事だよね。そうでなければこの段階の謝罪会見では「原因究明と再発防止」との言及に留まるはず。もしまかり間違って本当は社員の犯行だったりしたら会社が吹っ飛ぶわな。でも、そうでは無いということは、、、
この裏にある物ってのは「大手企業内部の派閥抗争」なんじゃなかろうか。つまり、そういう理由で「あいつがやったんだ」みたいなことは社内の幹部連中は判ってるんだろうね。
いずれにせよ、これだけの大きな情報流出事件だ。
ベネッセには顧客への信用回復につとめてもらいたい。
「いぬのきもち」もいいが、「客のきもち」もわかってほしい。
(だれが上手いこと言えと、、)
(追記) 今日一日のニュースを見て判った範囲での独り言、、、、 ジャストシステムのスマイルゼミが黒幕か、、、「株価操作説」と「裏切り者によるテロ説」のどちらか、または複合だろうとの予測だったが、こうもあっさりとスマイルゼミ(この2年くらいで異様な急成長を遂げたあたりから裏がイロイロありそうなんだが、、)の名が出てくるとは。ということは、当然の事ながら「過去にベネッセのデータベースにフルアクセス出来た」今回の流出の実行犯についてもおよそ見当がついたんだろうな。仕事早いな。それにしても、ベネッセ株は大幅安で済んだがジャストシステムはストップ安か、、ということは、「株価操作説」の線が完全に消えないからベネッセ株の放出が限定的だったわけね(あまり考えない馬鹿が手放しただけってこと)。一方のジャストシステムは真っ黒だな。株が紙切れになるかも知れんな。いずれにせよ、只の個人情報流出事件にしては規模が大きすぎるからな。絶対に「裏」があるよね。間違いなく。
Posted at 2014/07/10 08:38:13 | |
トラックバック(0) |
ニュース | ニュース