2009年7月10日(金)
中古車登録台数、マイナス幅縮小…6月
日本自動車販売協会連合会が10日に発表した6月の中古車登録台数(新規・移転・変更)は、前年同月にくらべ2.7%減となり、5月にくらべマイナス幅が縮小した。上半期(1 - 6月)は9年連続で前年同期を下回ったが
マイナス幅は縮小した。
6 月の登録は乗用車が前年同月にくらべ2.6%減の28万5543台、貨物車は同4.2%減の4万1718台だった。乗用車は5月が前年同月にくらべ 12.8%減だったのに対し、マイナス幅が10ポイント程度縮小した。6月は5か月連続のマイナスだったが、
エコカー減税などの景気対策で新車販売がやや上向いていることが中古車登録にも影響し始めた模様。
上半期は前年同期に比べ3.9%減の218万1478台となり上半期としては9年連続で減少した。ただマイナス幅は昨年同期にくらべ2.7ポイント縮小した。
レスポンス 編集部
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以上 引用。
でもねぇ、コレくらいの考察なら誰でも出来ますワナ、、
でも、「自動車関連のニュースを扱うプロ」なら、もう少し突っ込んで考えなきゃ。
僕が考える最大の原因。
とりあえず、去年の5月から6月のことを思い出してみようか、
みんな思い出した?
暫定税率!!
ガソリンの価格のことに目が行きがちだけど、
5月の一ヶ月の間だけは自動車取得税が一時的に下がったんだよね。だから、去年の5月は僅かではあるけど6月分の登録と思ってた人のなかには少なからず5月に前倒ししたケースもあったはず。
と言うことは
去年の5月は登録が多く、
6月は少ない、ってわけだ。
そこへきて、
6月の負け分が減ったからすなわち回復基調との判断は早合点だよな。第一、エコカー減税の影響(新車販売)で中古販売が上向くと言うのどうなんだろうか?むしろ廃車して補助金とかだと中古増加には繋がらないしねぇ。一方、去年5月の取得税減税については中古車についても恩恵があったはず。ということは恩恵がなくなった昨年の6月は落ち込んでおり、相対的に本年の数字が浮上する。冷静に見ればこちらの方が理由としてしっくりくるのではないか?
まぁ、少しでも
「景気回復!」って感じの明るいニュースを伝えたい気持ちはわかる。でも、そこまで言えるほど残念ながら元気なわけではないのだろう。例えば新車登録で言えばプリウスが売れている分、他に売行きが下がった車種もあるわけだし。
それとも、マジで暫定税率のことを失念してたとか、、、?
まぁ、ものが物だけに
期限切れはいたしかたないとしても、そこは押さえとかないと冷静には見れませんよ。
Posted at 2009/07/12 16:22:16 | |
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