2012年02月24日
最初に断っておきますが、いくら面白い番組と言っても万人受けするほど生ぬるい物を紹介する気は毛頭もございません。それこそ食べログあたりでヘラヘラ紹介されるようなおしゃれな店では無く、ホントは誰にも教えたくない地味な焼き鳥屋のイメージに近い。そんな「やや辛口」な番組が「菊地成孔の粋な夜電波」だ。毎週金曜日の夜8時~放送している。
簡単にこの番組「菊地成孔の粋な夜電波」の内容を説明すると、ジャズミュージシャンの菊地成孔さんのトークと選曲で進行する音楽番組です。これだけ聞くと普通の番組っぽいけど、とにかく番組でかかる音楽がAMラジオでは普通流れないだろ?って曲がバンバン流れ、そこに菊地さんのトークが折り重なるんです。ぜひ、お好みのリカーを用意して力を抜いて楽しんでみるスタイルでゆっくり時間を過ごすってのをお勧めしたいです。
ただ、個人的には上記の普通な楽しみ方はしていない。私は菊地さんとのサシでのデュエル(決闘)を毎週楽しんでいる。おそらく、音楽が好きで好きでたまらない人がこの番組を聞くと私と同じ様な感覚なのではないだろうか。番組冒頭の口上から始まり、1曲目がスタート、このあたりで主導権争いになる。自分の音楽への思いを菊地さんは容赦なく試してくるのだ。その勝負は「勝ちor負け」で計れない世界。おそらく、フルマラソンであれば38キロ過ぎたあたりのランナーズハイに似た感覚であろう。ところが、それをこの番組ってば開始数分でβエンドルフィンを分泌させるポテンシャルを持っている。驚くべきことだが、実際に2月17日の放送の前口上で、まるで心の中を見透かされたような状態から1曲目にJohn Lee Hookerを持ってこられたからなぁ、、その後はほぼパンチドランカー状態で聞いてたんで良く覚えていないんです。それくらい心地よい時間を過ごしたわけです。
そういえば、先日の川勝正幸さんの追悼特集も思わず時間を忘れるほどすばらしい内容だったな、、
余談。なぜ私にとってJohn Lee Hookerがツボだったのかを補足しておきますと、その昔私がブルースやジャズにはまった頃に探していたJohn Lee Hookerのアルバムがあったんですがなかなか見つからなかったんです。それが、ある日名古屋の大須を歩いていた時に吸い込まれるように中古CD屋に入り、どういうわけか一直線で向った棚に探していたCDを見つけたんです。運命的という言葉を安易に使いたくは無いですが、ほとんど神がかり的に見つけたそのCDは今も宝物です。あの「うめき声」としか思えない歌と掻き毟るようなギターと踏み鳴らす靴音はマジ最強です。
さて、金曜夜8時、わが国の娯楽の殿堂「菊地成孔の粋な夜電波」。一度聞いてみてはいかが?
ぶっちゃけ、今のテレビ番組にロクなプログラムはありません。やがて来る未来、そしてその前に確実にやってくるあなたのウィークエンド位はラジオの音楽に身も心もゆだねてみてはどうでしょうか?
Posted at 2012/02/24 08:52:21 | |
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ラジオ | 音楽/映画/テレビ
2012年02月08日

今日は節分後最初の大安なんだそうで、
雛人形を出すにはうってつけの日だそうですね。
というわけで、我が家でも雛飾りを出しました。
片付けるときの事を考えると今から、、、orz
Posted at 2012/02/08 16:13:14 | |
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