2009年06月16日
新型レガシィは、従来型から多くの場所が新設計されました。
室内の静粛性はかなりの向上がみられたようで、高速で走ってもエンジン騒音、タイヤノイズが抑えられて、会話がクリアに出来るようです。
この静粛性を実現したのは、エンジンルームと車内との隔壁に、超高級車に採用されるような"多層構造板"を使用したわけではなく、ある部位の変更が大きく影響しているようです。
それは、"エンジンマウント"です。
トランスミッション設計部の方は、
「エンジン搭載方法を全面的に見直し、エンジン騒音を室内に入りづらくしました。」
「従来型はエンジン中央のクランクケース下にマウントを設けてありましたが、新型はエンジンと直結したトランスミッションに搭載位置をずらし、従来型のエンジンマウントだと間隔が短く、エンジン幅の大きいボクサーエンジンの回転方向の揺れを抑えるのに苦労しましたが、トランスミッションにマウント位置をずらしましたら間隔を長くすることが出来、効率的にエンジンを載せることが出来ました。」
従来、エンジンの振動を抑えるにはマウントのゴムを硬くする必要がありましたが、新型では軟らかく大容量のマウントを採用しても、アクセルオン・オフでのエンジン振動を抑制し、振動・騒音を最小限に留めながら、アクセルレスポンスは向上しているそう。
「トランスミッションにエンジンマウントを付けるのは初めての経験。設計段階から不安だったが、予想以上の効果で採用してよかったです。」と設計担当者は語っています。
へー。静粛性が増してたんですね。まぁ、あれぐらいハイクラスになったら当然かもしれないですが…
マウント位置が変わるだけで、容量や柔軟性まで弄られるんですね。
驚きです\(◎o◎)/

Posted at 2009/06/16 13:13:31 | |
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