
我が家には犬4匹、猫1匹が家族に加わっています。
最初に我が家にやってきたのはM・ダックフンドのシェーン。約5年半前です。
両親が犬好きで、子供のころからずーっと実家には犬がいました。
現在も16歳になる柴犬が実家にいます。
8年前に嫁と知り合い、交際を始め、同居すると同時にシェーンを我が家に迎え入れました。
シェーンを我が家にやってきてから数日たったころ、テレビの番組で当時の犬猫の殺処分の現状
というものを知りました。さらにその番組を見てから数日後、行きつけだったペットショップにシェーンの
ドッグフードを飼いに行った時の事でした。小学生くらいの子供が3人段ボールを抱えながら入店してき
て、「この子を助けてあげてください!」と店長に懇願しだしたのです。
店長とともにその段ボールの中を覗くと、全身ずぶ濡れになったダックスフンドがガタガタ震えていまし
た。子供にどうしたのか聞くと「公園にこの段ボール入れられていた」と。
店長は「今日、明日くらいならお風呂に入れてあげたり、ご飯食べさせてあげたりできるけど、ここで育
ててあげることはできないんだよ。ひょっとしたらこの子は迷子になって見つけた人がこの段ボールに入
れて公園においたかもしれないし、飼い主さんが探しているかもしれないから、保健所に預けないと」
と。 保健所。。。 もし飼い主の飼育放棄でこの子が捨てられたのであれば、数日で「ドリームボッ
クス」というガス室で殺処分になる可能性が高いと思いました。
なので、店長を介して愛護センターに、期日以内に飼い主からの連絡が無い場合には引き取りたいと
いう旨を伝えました。
そして期日内に飼い主からの問い合わせは無飼ったとセンターから連絡があり、あらかじめその日に合
わせて休暇を取っていたので朝1番にセンターへ。
そして、引き取り前にセンターの見学をしたいことを伝えると
「見学ですか?まぁ 一応できますけど・・・するんですか?」と。
改めて見学したい意思を伝え、殺処分を減らすためにセンターが行っている活動なども聞きたいと言うと
「HPみていただけばわかりますんで。。。とりあえずさっさと見学しましょうか?」とそっけない返答。
とりあえず保護されている犬の犬舎の見学。
犬舎は複数あり、それぞれに10頭ずつくらいの犬がいました。朝一番と言うのもあったかもしれません
が犬舎内は犬の糞尿まみれで、決して衛生的にいい状態ではありませんでした。
そしてその日引き取るダックスもまだ犬舎内にいました。身体も排せつ物で汚れ犬舎の隅の方で
尾を巻き、不安そうな表情でこちらを見ています。気付くとそれはその子だけではなく、その犬舎内にい
る犬のほとんどが同じような目でこちらを見ています。
「この犬舎内の犬たちは今日殺処分される予定に子たちです」と淡々とした口調で言いました。
その犬舎内の犬たちは今から自分がどうなるのかを悟っているような感じがしたなりませんでした。
それと同時に、この中から1匹だけの子しか引き取ることができないことが悲しくなりました。
それから一通りセンター内を見学し、事務所で引き取りの手続きと、狂犬病の注射代を支払いました。
そして引き取りです。見学した犬舎の方へ向かうと片手その子、片手にホースを持ったセンター職
員。ホースから出ているのは温水ではなく水です。抱かれているその子はずぶ濡れで、ガタガタト震え
ていました。そう。。。最初に出会ったあの日と同じように。。。 1月ですよ 1月!!!
タオルで簡単に身体を拭かれ、狂犬病の予防接種をされ、まだ濡れていて、震えています。
「じゃあ 以上になります。大事に育ててください。引き取っていかれた子がここに戻ってくるケースもあ
りますので・・・」と
怒りと、悲しさ淋しさ、諦め、いろんな感情が入り混じり、その子を自分の腕で抱くとセンター職員には
何も言わず足早に車へ。 車内にあったタオルで身体をもう一度拭き、ゲージに入れて助手席の足元
に置き、暖房はMAXに。 この子が車酔いをしない程度に急いで最初にこの子にあったペットショップ
へ。 お腹が冷えてか、ストレスか、ゲージ内で下痢をしてしまっていたので、とりあえずシャンプーをし
てもらうことに。 その最中にセンター職員の対応を報告したところ獣医さんが憤慨しセンターへ電話し
怒鳴り散らしていました。 動物愛護をうたっておきながらの失態を大きくされたくなかったのか
「対応した職員には厳しく注意し、指導を徹底いたします」をひたすら繰り返していたそうです。
でも、センターの職員の方たちの対応が良くなった所で、殺処分される犬や猫が減る訳ではありません
そもそも、この現状を作りだしているには犬や猫を大量生産する日本のペット業界が大きな問題です。
人気犬種は多くの業者が大量に繁殖させていますが、売れ残った子たちは安くすればそれなりに売れ
るのでしょうが、そうすると犬種全体のブランド価値が下がってしまいます。つまり業者は「売り物」の
値崩れを防ぐために殺しているということです。地域によっては保健所の引き取りは有料になっている
所もありますから、税金を使って犬や猫を殺処分しているということです。 高価な犬種を堂々と多数保
健所に持ち込む業者もいれば、薬剤で殺して焼却している業者もいることも調べで分かっています。
加えて、小型犬ならば「より小さく」「より珍しいカラー」のものが高価で売却されるため、近親交配や
一般的に禁止されているカラー(毛色)の交配を繰り返し、奇形などの売り物にならない子たちも多く
処分されるとのことです。事実、私が見学した時も チワワ、ダックスフンド、フレンチブルドックなどの
人気犬種が多かったことに驚きました。
無理な繁殖と劣悪な展示販売の弊害で問題を抱えた動物を生み出す現状。。。
この問題が解決されなければ我が国の殺処分される犬や猫は減りません。
そんなこんなで引き取った子。これからはずっと一緒にという思いで「WITH(ウィズ)」と名付けました。
推定年齢は12~15歳。心肥大に軽度の肺炎、多量の歯石の蓄積もあり、痴呆症の症状もありました
生活リズムも安定せず、夜中サークル内をグルグル回り続けることもしばしば。
排泄の失敗もあり手がかかる子でしたが、段々と人間への信頼も戻り、夜はオムツをつけてソファーで
一緒に眠ることがほとんどでした。抱いてあげると、安心して眠ってくれるからです。我が家に来てから
1年半ほどで老衰で☆になってしまいましたが、甘えん坊で本当にかわいい子でした。
最後のその時もちゃんと私の腕の中で、お別れのあいさつをさせてくれました。
そのあと、2匹目から4匹目のワンコはセンターから引き取った子、ネットで里親募集に出されていた子
です。猫は以前ブログにも書きましたが、路上生活をしていた子(笑)を連れてきました。
おそらくこの子たちは私より先に天に召されるでしょう。
その日が来るまでこの子たちの親として、責任を持って育てていきます。
この日本から「殺処分」という言葉が無くなる日が来るのを願います。
写真はWITHではなく長女のシェーンです。
長文失礼しました。
あ!もうこんな時間!!!
寝ます。。。