2009年11月15日
えっと、ミニモにアニキが出来ました。
男二人の草津温泉旅行。
友人は会社の同期なんですが、同じ名字で同じような(仕事の)悩みを抱えつつ。
うちらは兄弟のように仲良くやってるんですが(^_^)
そんなミニモ兄弟にアニキが出来たんです。
なんのこっちゃ分かりません!って感じですがw
話は昨日に遡ります。
夕飯を食べて、西の河原温泉で一風呂浴び、湯畑をぷーらぷらしてから。
9時過ぎ、とある居酒屋へ行きました。
のれんを潜ると、お客さんは一杯で賑わっています。
俺達はカウンターで焼酎片手に語らってました。
カウンターでは大将が他のお客さんと語らいながら、手際よく料理を作ってます。
芋焼酎ロックの3杯目に差し掛かろうというときに大将との会話が始まりました。
大将は、40過ぎのスラッと背の高いB'zの稲葉さんを優しくしたようなとても人の良い風貌。
でも、オイラには何か感じるオーラがあった。「この人、礼儀正しく大人しい振る舞いだが強そうだ・・・」
お店には車の雑誌がいくつかあり、始め車の話をしていたのですが、次第に職業を聞かれ、仕事の話、人生論へ。
オイラ達の仕事は、人の役に立つものを作る仕事。
二人ともこの仕事がしたくて今の職に付いた。
でも、最近は怒られる日々で初心を忘れ、目標を見失い、現状でお金が入ることに満足し、何がしたくてこの仕事を選んだのか、ただ日々暮らせればいいのではないか?・・・そんな悶々とした日々を過ごしていた。
そんな俺達に大将は言った。
「人が働く究極の姿は、お金をもらわなくても一生懸命になれることだ」
「お金がもらえるなら誰だって働く、だけど、お金を貰わなくても一生懸命働ける人は早々いない」
そう言って大将は俺達の空のグラスを取り上げた。
「お前ら、これは俺からのお前達への景気づけだ」
グラスには焼酎が注がれていた。
「お前らが出世したら返しに来い」
「俺はお前らから儲けようなんてこれっぽっちも思わない。ただ、こうやって若人たちを応援するのが好きなんだ」
それが、お金を貰わなくても一生懸命になれるという意味だった。
「とにかく若いんだから突っ走んな。突っ走ってつまずいたらココに来れば良い。俺が酒を飲ませてやるから。それが俺の仕事だ。ただし、結果出せよ。そんで、お前達が出世したら作ったものを俺にタダでくれよ(笑)」
「理不尽なことがあったら、俺に言いな。駆けつけてやるから、俺はお前達の見方だ。ただし、一生懸命やんな。俺は一生懸命じゃないヤツが大嫌れーだ。お前達は純粋だ、だから応援してやる」
大将は俺達のアニキになった。
閉店時間は0時なのにすでに1時を過ぎていた。客は俺達だけだ。
その間にアニキは何度も焼酎を注いでくれた。
俺達は更に語り合った。
「お客さんの為に一生懸命になれば、最終的に自分に返ってくるよ。お金の為に仕事をしても何も残りはしねー」
俺は自分の生活するために仕事してるんじゃない。お客さんの為に仕事するんだ。
初心を取り戻した。
「腐った時はいつでもココに来な。ここで旨い酒飲んでリセットしていけば良い」
俺達にはそんなアニキがいる。
いざかや 水穂
Posted at 2009/11/15 23:03:21 | |
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