月曜はじょーじくんと一緒に午前中だけ浅間台に行ってきました。目的はCコースβで14秒台入りと日曜組んだZⅢとβのタイム&フィーリング比較。
この日は快晴で9時半時点の路面温度が寒暖計を地面に置いただけで14度、非接触式センサー温度計は18度(最初はずいぶん差がありましたがその後はほぼ一緒になりました)。
今回から温度計以外にもデジタル機器を取り入れ、タイヤデプスメーターもデジタル化。
β(235/40R18)は残り溝2.6mmでした。
1本目はβ、17秒7。出だしの排水溝回り入り口ですべる感じでした。
2本目もβ、前半39秒7、15秒85。ただ左奥から戻ってくるところでパイロン列を1本早めに曲がったみたいのMC。
3本目はkamekさんのタイムがどれだけのものか知るため初めてBコースを走行。
慣熟歩行なしなので、最初の1本は適当にアタック、やっぱり間違えている。
2本目はゆっくり慣熟走行。それでも自信が持てない。
3本目に半信半疑でアタック、14秒3。いずれもじょーじ君に同乗してもらって。
kamekさんのβ12秒56、ZⅢ12秒74が如何に速いか身に染みました。スゴイデス・・・
Bコースは詰めるところが沢山ありそうなので走り甲斐がありそうです。
実はCコースより高いギアに入りがちです。スタート直後は4速に入れようか躊躇したほど(笑)3速もバンバン入れちゃいます(笑)
アタック4本目もβでB、14秒07がやっと。忙しいコースです・・・
5本目はβのラストとしてC。
とある理由で坂の上からスタート、なんとか14秒台には入れたいと思って臨んだ走行。
かなり助走が付いてます、ホントはイケマセン(反省)
これで前半35秒63、後半38秒64、ゴール14秒27(中間計測は少し早押しかも?)。
ゴール前の深いターンでPTの試合ならお話にならない走行ですが、一応14秒台に入れました(少しむなしい・・・)
ちなみに寒暖計は20度、センサーは21度。
11時になり残り1時間、ZⅢ(255/40R17)に履き替えました。
ZⅢの溝深さは6.8mmといったところ。
6本目のZⅢは減衰力をβより柔らかくしてみました。
エア圧はkamekさんブログを参照しβと同じく冷間180kpa。
βとの比較から坂の上からスタート。
タイムは前半39秒44、後半35秒91、ゴール15秒35。
数値上はβの1秒08遅れですが、これ皮剥きも何もしていないサラピンからの1本目です。
流石にスタート直後シケインの左コーナリング入り口は頭の入りがβに劣りましたが、そのあとからの操作性はβと遜色無いか、優れているくらいでした。
例えば左側のパイロン列を北上する手前のターンは全くカウンター当たらず。
次の8の字も小さくまとめられました。
そのあとの高速区間入り口も操作性がβ同様。
中間計測地点以降のターンのふくらみも大きく無し。ただ、ここら辺から妙なスキール音がし始めます・・・。
手前でつまんないPTをしていますが狙いより小さく回れているせいかと思います。
ゴール前の深いターンも小さく回せています。
パドックに戻ってきて、すぐエア圧チェック。190kpaちょいに上がっていたので180kpaに揃えました。
減衰力も、脚が突っ張る感じは全くしなかったのでβと同じまで上げました。
数分しか間を空けず出て行った7本目で違和感が・・・。
スタート後の排水溝回りで頭が入っていかずアンダー・・・
8の字でテールの流れが止まらず超ロス・・・
かと思えば奥の立ち上がりでパワースライド量が足りずPT・・・
戻ってくる高速区間でグギャーっと言うすごいスキール音、以降この猫を轢いたようなスキール音の連続・・・
ゴール前の深いターンも後半苦しくてストール・・・
でもタイムは前半39秒、後半35秒96、ゴール14秒96・・・
奥のパイロンを直しに行って、パドックで再度エア圧チェック、どうも低いエア圧は良くないような気がして7本目の190kpaのまま。
ラストの8本目は1月4日のβに条件を合わせてスタート。
やはり排水溝回り、それもしょっぱなからスキール音が出始めます(サラピンのときは全く音がしていないのに)。
8の字はもっとテールが出まくり。無理やり振り返しで押さえ込もうとしています。
奥から戻ってくるブレーキング区間で車が横っ飛びしました。この瞬間、「このタイヤ、このエア圧ではよれる!」と言う印象を持ちました。
ゴール前の深いターン、手前で迷う進入をしてしまったせいもありましたが、8の字以上にテールが出てしまいひどいターン。こんな風になるのはβではありませんでした。
タイムは前半39秒4、後半36秒38、ゴール15秒78。
1月4日のラスト走行のβタイムは前半40秒44、後半35秒15、ゴール15秒59。
タイムだけを見ると差はわずか0.19秒遅れ。kamekさんBコースデータとほぼ同様の結果。
全体に占めるタイム差はわずか0.3%。
しかもラスト8本目はフィーリング、操作性最悪でターンも酷いものでした。
サラピン走行から想像するに、もしタイヤが冷えている状態であればもっと操作性は良かった、タイムも良かった可能性があると考えます。
さらに、もっと適切なエア圧であれば向上余地はまだ上がると思います。
そう考えると、ZⅢはかなりβに近いタイムが出せるのではないかと思います。
ただ、浅間台はグリップがもてぎ南などに比べればかなり低いので、要求最大グリップがそれほど大きくなかったからかも知れません。もしこれがもてぎ南などハイグリップ路面なら、グリップ力の強大なβとの差は大きくなるかも知れません。
なお気になる磨耗は、3本連続走行後でF:6.7mm、R:6.6mmと約0.2mmの磨耗でした。
βの「1本目でまず0.5mmガバッと削れる」からすれば相当磨耗していません。
フロント
リア
ただフロントショルダーにすごく気になる磨耗が発生していました。
これはエア圧が適正でない、低いことも大きかろうと思いますが、冬場の3本走行でこれは・・・と思いました(試走は2本連続走行もありますから夏場は大変かも)。
3本走ってみて、エア圧を外してしまったことが大きいですが、仮に同じ255幅でも18インチの方が良いのではと思いました。先日のみんカラコラムには、低扁平率タイヤの方がタイヤ剛性が上がると思うのは勘違いとありましたが、何となくの直感です。
あと連続走行には向いていないような気がしました。それでサーキットを走る方にとって良いのか!と思いますが、あまりにサラピンのときの良さと連続走行時の8の字ターンの悪さのギャップが大き過ぎて・・・
ただ、これで「タイヤサイズが豊富にあり誰でも履けるサイズがある」「磨耗が酷くない」「ひどく高額でない」の三つをクリアするタイヤが生まれました。
ではβ並みにタイムが出てしまう嬉しい問題に対してどうするのか?
某シリーズではβなどをSタイヤ扱いにしたりタイムハンディ2秒を課したりしていますが、果たしてZⅢは何故ノーハンディでいいのか?
速過ぎた、そして問題を多く抱え過ぎたβに対する批判の声は果たしてZⅢをどのように評価するのか?
そして71Rが超進化し、ZⅢが★になるのはまた別のお話し・・・
そんな近未来を想像しながらうららかな浅間台の午後の日差しの中、ハンドルにウェットスーパーグリップを巻き付けました(笑)
オマケ