
先般より散々迷っていたダイノック。
論より証拠・・・と早速実験開始。
さて、その結果は・・・。(汗
まずは施工パターンについて。
①.B~Dピラー共に窓枠の上のライン(ドアの上部)まで、縦に1本ずつ貼る。
②.B~Dピラー共に窓枠の下のライン(ガラスの上のライン)まで、縦に1本ずつ貼る。
③.ピラーという概念は捨て、窓枠を全てを繋げて貼る。
その他にも、④・・・⑤・・・⑥・・・とイロイロ案はありましたが、さて・・・。
①の実験結果。(※画像)
想像以上にダイノックが目立つため、全体で眺めるとやはり違和感を感じる。
一見、至近距離では良くなって思えるが、窓枠自体の一体感がなくなり、やはりシール感が出てしまう。
②の実験結果。
思った以上にダイノックが主張するため、最上部でいかにもシールを貼りました感が強く出る。
全体で見るとまとまり感はあるものの、やはり間近でみるとかなりの違和感が感じられる。
結局、上記の実験により、施工パターンは③で逝くのが最良かと思われます。
ダイノック・カーボンは、同系色の割りに窓枠の反射とにかなりの差があり、予想以上に目立っ
てしまいます。 そのため、①②の両パターン共に中途半端な切れ目を作ってしまい、これが
違和感、またはチープ感に繫がるということが判明しました。
また、逆に懸念されていた窓枠全体を施工するとしつこ過ぎやしないか?ということに関しては
違和感はなく、むしろコチラの方が全体に一体感があり、まとまった感じがします。
続いて型取りについて。
今回、ダイノックを使用して思った事は、これまで散々使用してきた3Mスコッチカルフィルムよりも
厚く、硬いとゆー事。(寒さの影響も多少は考慮した上で。)
そのため、型取りをシビアに行なうと、端部の微妙なアールの部分の付きが悪くなってしまいます。
当然、ヒートガン等を利用すれば綺麗に貼れますが、季節柄、また今後のメンテ等を考えると、少し
内側のラインでカットして貼り付けた方が、綺麗で剥がれにくくなると思われます。
クオリティとリアリティについて。
先程の型取りで施工するとなると、どーしてもクオリティが・・・という話になってしまいます。
ダイノックを使用している方の中には、純正クオリティを目指して・・・と全体を包み込む様に施工され
る人が多数おられます。 正直私もクオリティは重要視する方なので、この施工法についてはアリ
だと思っています。
それから更にクオリティを求めると、最終的にはリアルドライカーボンにまで行き着きます。
そりゃあ本物なので。(爆
しかしこのリアルカーボン。
断面は何プラか・・・とゆー積層しか見えず、独特の織り柄はありません。
そのため、純正クオリティを求めると断面までダイノックを貼ろうとするのですが、リアリティを求め
ると、断面にダイノックを貼らなくても良い・・・とゆー事にもなります。
まぁ、あくまでも板状のものであれば・・・という前提ですが。(汗
(リアルカーボンもエンド処理をしてあれば、断面に織り柄があってもおかしく無いので)
さて、となると純正クオリティとは? とゆー話になります。
これは、純正部品がカーボンチックに塗装されていたらこーなるでしょう・・・という趣旨のモノであり、
最初からフェイクの最上級(クオリティ)を狙っている事になっているのでは?
つまり、リアリティのないクオリティでは?・・・とゆー考えに落ち着きました。(爆
あくまで私の勝手な解釈ですが。(笑
っつー事で、今回はせっかく素材にリアリティのあるダイノック・カーボンを使用している訳なので、
施工にもリアリティを求め?てみようかなぁ・・・と。(爆
なので断面まで巻き込む手法は取らず、敢えてシールの様に貼るつもりデス・・・。(笑
プライマーの使用について。
ドアに巻き込み貼りを行なうと、ドア内側の処理のクオリティや耐久性が落ちてしまう・・・。
この貼り方は、プライマーを使用する事で解決するかも知れません。
しかし、シールの良さ(劣化したり飽きたりすればいつでも剥がせる)をスポイルしてしまう手法を
とるぐらいなら、最初っから特殊塗装せーよ!っつー話になってしまいます・・・。(汗
実際、このプライマーがどのような性質を持つかはあまり良く知りません。
ただ付きを良くするだけのものなのか、厄介な代物なのか・・・。
良く解らないので、取り敢えず使用しない方向で。(爆
備忘記録。
【 型取り 】
・1次型取りはマスキングテープで行う。
・2次型取りとして厚紙を用意し、マスキングテープより型を取る。(左右別々に)
・現物合わせで、型の細部を微調整する。
・2次型取りの厚紙より、材料を切り出しする。
・材料を現物合わせし、細部を微調整する。
【 その他 】
・B、Cピラーは完全な直線ではないので、定規ひと引きでの切り出しは不可能。
・Dピラーは定規での切り出し可。
・Dピラー下部の三角板には、Dピラーの切り出し分が入り込む隙間が微少にアリ。
・1m幅のシートで左右に1枚ずつの窓枠分の切り出しが可能。