超ローカルな気象情報番組を見て

いやー昨夜から今朝にかけて、ほんっとーに寒かったですね。

ゴーゴー風が唸りをあげてたかと思ったら、かなりの勢いで雪が降ってきてビックリです。

これは例の「カメムシ説」が正しかったことの証明なんでしょうかねぇ。

さて昨夜降り出した雪が、さてどこまで降り続くのやらとテレビで情報収集していました。

面白かったのは、地デジで２４時間天気予報を流しているチャンネル。

ほとんどの時間は予報を絵で流しているだけなのですが、全国的に寒波が襲ったことを受け、タレントなのか番組スタッフなのかわかりませんが出演者が気象情報を解説しておりました。

これが実にローカルでして、たまたまなのか私の地元を詳細に解説しておりました。

若狭湾から進入した雪雲が大垣にやってきて、それが岐阜のほうへ行くのか名古屋の方へ行くのかなどとやっている。それを聞いていて、だから彦根の予報がずっと雪なのかと納得がいきました。

「我々のシナリオどおりです（読み通りと言いたいらしい）」
などと、その日本語の使い方はまちがっとるだろう？とツッコミを入れたくなるあたりが「有料テレビ内の無料チャンネル」らしい。

視聴者なのか特派員なのか、大垣のライブ映像まで流して「ただいまこんな状況です」なんて、フツーの地上波ではありえませんね。

消費財のマーケティングもそうですが、テレビもこういうローカルというかピンポイントな番組作りに移行していくんじゃないのだろうかと、ふとそう思いました。

テレビというメディアが大きな曲がり角にさしかかっている、もっと言えば行き詰っている状況にあることは当のマスコミも認めています。

全国同じものを流す一方で、地域の特性を生かした、ごく一部の人々を対象にしたニッチなものも求められているはずです。

ただそれには法律を変えて、少数のマスコミが放送を独占している状況を規制緩和で壊さないといけませんが。