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長女が生まれた頃、クルマがあったほうがよかろうと妻に中古のマーチ（Ｋ11）を買いましたが、マーチは縁のあるクルマです。当時購入したのはＣ♯というグレードで1300ccのＣＶＴ、ディーラーの元試乗車で１年落ちの車でした。
あれからずいぶんと経ち技術も進歩したわけですが、100cc少ない排気量でも十分活発に走ります。

聞いた事ないようなブランドのタイヤでも直進性は問題なし。
タイヤサイズは165/70-14ですが、段差を乗り越えた際のショックは結構あります。

スマートキー・システムはなかなか便利です。エンジンON/OFFのプッシュボタンは家電みたい。

最近のコンパクト･カーはどこも判で押したようにＣＶＴです。効率を追求した結果ですが、ＣＶＴの特性上エンジン回転数と車速の上昇にタイムラグがあり、やはり違和感が否めないのは以前と同じ。
スピードが巡航速度に達するまでは音がうるさくても（必要以上にエンジンを回している気がしても）かまわず踏み続けるのがポイントです。

デザインの意匠は外観･内装共に決して悪いとは思いませんが、ダッシュボードやドア内張りなどの樹脂パーツは成型や素材感がかなり安っぽく、低価格を実感する部分。

12Xではタコメーターが装備されていませんが、CVTということもあり特に必要性は感じません。
メーターパネル内の液晶表示部分はオド･トリップ・瞬間燃費・平均燃費などを表示する事ができ、プッシュボタンによって切り替えます。この低価格クラスでもコンピュータによる燃費計が内蔵されているのは時代を感じる部分ですが、コストダウンの最たる例でこれらがどれか一つしか表示されないのはちょっと不便です。


さてこのクルマで最も気になるのはアイドリングストップです。

信号待ち等で一定時間停止するとエンジンが停止し、ブレーキから足を離すかハンドルをわずかでも切ればすぐに再始動します。

アイドリングストップ自体は良く制御されていて、タイムラグも感じさせず、停止状態からすぐに発進できます。

気に入らないのはエアコンのコンプレッサーもいちいち切られてしまうことです。
炎天下、家族４人で犬山の成田山を往復したわけですが、車が停止（＝エンジンが停止）するたびに変なニオイのいや～な風がブロアーから吐き出され、妻が「気持ちワル～」。
気温３５℃を越えるような猛暑日では「ここまでしてガソリンを節約せなあかんのか」と腹が立ってきて、余計なお世話以外の何物でもありません。

もちろんアイドリングストップを「ストップ」するスイッチもありますから機能停止すればいいのですが、できれば高級車のように内外気温の差によって止める･止めないを制御してくれればなぁと思います。