
久々のブログです。
僕の仕事に近いような遠いような話ですけども。
今日のYahooニュースで見たのですが、アメリカ・ロサンゼルスの空港で今日(現地時間昨日)JALのジャンボ機のエンジンに貨物用のコンテナが吸い込む事故がありました。
幸いけが人はなく、牽引車で駐機場に戻り、便は欠航となりました。
エンジンにはコンテナがはまってしまい、エンジンを損傷してしまいました。
この貨物コンテナですが、たいていアルミ合金で出来てて、重量は100kgほどです。
これが転がって飛行機のエンジンに吸い込まれるとは驚きですよね。
飛行機のエンジンに関しては、「ハザードエリア」と呼ばれ、航空機メーカー(エンジンメーカー)で「アイドル回転の時はエンジンから何m以内は立ち入り禁止」のような感じで決まっています。(これ以内だと、エンジンに吸い込まれてしまうため)
今回のケースはどうなんでしょう。
転がってきて吸い込まれたのか、たまたまそこにおいてあって(通常、誘導路には空港の管理者以外は入れない規定になっているんですが)吸い込んでしまったのか。
うむむ、謎は深まるばかりです。
ちなみに、今回は吸気(インレット)の話ですが排気(エキゾースト)の場合、エンジンの後100mくらいの所に居たとしても、アイドル回転で約15m/s前後、フルパワーだと風速40m/s以上の台風並みの熱風が吹きます。
数年前に教育を受けた時にビデオをみたのですが、ジャンボ機のエンジンの後100mのところにワンボックス車を置いてエンジンをふかすとどうなるかという実験をしてたんですよ。
そうすると、アイドル回転で車体は左右に揺れ始め、40%程の出力で車は倒れてしまい、60%程の出力でついに車はころころと転がっていってしまいました。
恐るべし、飛行機のエンジン…。
まぁ一度に500何十人と貨物・燃料なんかを積んで数千キロも飛んでいけるわけですからね、それくらいのエンジンでないと。
まぁいずれにしても、車に乗ろうが飛行機に乗ろうが、日々是安全が一番ですね。
Posted at 2009/05/12 16:32:42 | |
トラックバック(0) | 日記