はじめに、東北地方太平洋沖地震により被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。
19、20日と宮城県に物資を持って行ってきました。
宮城行くためにガソリンの列に3回、合計12時間並びましたが宮城に行ってよかったと思います。
イイとこも悪いところも見ることができました。
テレビごしで見るのと直接見るのでは全然違います。
心に余裕がなくなってしまい自分が持っていった物資、それで被災者の方が少しでも喜んでくれるという思いがすべて勘違いだったんだなって思いました。
個人で、ましてや社会人になって1年目の自分の稼ぎで用意できる物資なんてしれています。
ある被災地域の一部の方の1食分にしかなりません…
すごく申し訳ない気分になりました。
みん友の方が軽々しく『頑張れ』って言うなって言ってました。
その通りだと思います。
でも自分の場合は被災者の方々にかける適切な言葉がわかりませんでした…
被災者の方と目を合わすことができませんでした…
ただ一人で落ち込みました。
そんな時自分は被災者の方々に元気づけられました。
皆助けあってました。
皆笑ってました。
勇気を出して話しかけてみると家がなくなったって言います。
でも笑って話してくれます。
避難所には人が溢れ返ったり、人と生活するのが苦手で車内泊される方々います。
皆ガソリンはないので毛布で暖を取ります。
外は氷点下です。
かなり寒いです。
そんな方に少しでしたが持って行ってたカイロを差し上げるとすごく喜んでました。
他にほしいものはないですかと聞くと、ガソリンと言ってました。
ガソリンがないので被災した家にモノを取りに行くこともできないし、おばあさんを病院に連れて行ってやることもできないと言ってました。
帰りの分に用意してた携行缶のガソリンをあげました。
おばあさんは泣いて喜んでました。
一生忘れないって言ってました。
たった20Lのガソリン、3000円分です。
家を失った方々はこれからまた自分の生活と取り戻すためにもっともっと大きなお金が必要になります。
それと比べれば微々たるにもいたらない金額です。
それでこんなに喜んで頂けるとは思いませんでした。
もしかしたら少しでも役にたてたかもしれません。
なので来週も行こうと思います。
悪いところも見れました。
自販機が荒らされてました。
中のジュースを狙ったのではなくお金のところだけ荒らされてました。
仙台港ではキリンビール工場前に散乱したビールのタンクを積んでいく車がいました。
津波によって流された車のガソリンタンクに穴が空いてました。
ガソリンを盗んだんでしょう…
流された車から部品が取られてました。
自分はどんな状況であっても盗むような人間ではないと思ってます。
人によっては命が懸かってるから仕方ないといいます。
でも今回は違うと思います。
自販機からお金を盗まないと生きれませんか?
ビールがないと死にますか?
ビールは売り切れて買えない状況ですか??
人のガソリン盗んでまでしないとガソリンが手に入りませんか??
前日の晩から並ぶ努力はしましたか?
その部品ないと生きていけませんか??
そもそもあなたには本当にお金がないのですか?
貯金はないのですか??
カードがなくても身分証明だけでお金が降ろせるように被災地の銀行対応してくれています。
今あなたが盗んだモノはもしかしたら持ち主がそれを売ってこれからの生計を立てるために使おうとしてたかもしれません。
あなたがそんなことをしたために持ち主もあなたと同じことをしないと家族を養っていけない状況に追い込まれるかもしれません。
子供はそんな間違ったことをする親を見て育っていくかもしれません…
間違ったことを起こす前にもう一度考えてください。
その方法以外に何か違う方法がないか…
全国、全世界の人々が義捐金や物資を送ってくれています。
それは被災地の方に直接的かつすぐに届くものではないかもしれませんが今後被災者の方々を多少たりとも手助けしてくれるものになると思います。
間違ったことをする親を見て育った人ばっかりになってしまうと義捐金なんて集まらなくなると思います。
もう少しもう一度考えてください。
本当にそれが正しいか…
被災地以外で生活している方々は現地に行って見てください。
そこで感じたことはもし今後自分が被災地の方々と同じ立場に立った時に役立つと思います。
間違った行動を取らなくて済むと思います。
なので早い段階で被災地に行ってください。
それが今回被災地に行って自分が感じ、他の方々にも感じてほしいと思ったことです。
最後までこんな長々とまとまりのない文を読んで頂きありがとうございます。
Posted at 2011/03/22 00:34:56 | |
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