
スバル(富士重工業)がトヨタ自動車と共同開発した
小型FRスポーツカー「BRZ」の発売日が3月28日に決定
そして「S」 「R」 「RA」の3グレード構成であることを発表
ここでは、メカニズムを・・・
BRZの基本コンセプトとなるのが
「低重心」
そのメリットはロールを少なくすることができるとともに
タイヤの能力を最大限に引き出せるという2点
つまり、必要以上にハードなサスペンション設定としたり
ハイグリップタイヤを装着したりすることなく、ハンドリング性能を追求できる
・・・が、単に「低重心」と書くだけならカンタンですが
実際カタチにするとなるとなかなかに難しい
「BRZ」の場合、そのコアとなるのが
「水平対向&次世代D-4S」採用のFA20エンジン
スバルファンならご存じのとおり
同社のメインストリームは
EJ20から第3世代となる
FB20にバトンタッチしたばかり
そこをあえて(今のところ)専用となる
FA20を新開発してきたのは
BRZ&86がそれだけ重要な役割を持ったクルマと位置づけられている…と
FA20の大きなポイントは
専用設計となるインテークマニホールド(以下、インマニ)と
エキゾーストマニホールド(以下、エキマニ)
それに薄型オイルパンの採用
これにより、もともと直列エンジンより重心高が低い水平対向エンジンの特長を明確化
460mmときわめて低い重心高と
130mmの最低地上高を実現
同時にエンジンの中心位置も後方へ
新型インプレッサと比較すると
240mmも後方へオフセットされ
ほぼ前輪の車軸上となる
これにより前席2名乗車時の前後重量配分は53:47となり
FRならではの楽しさを満喫できる
トランスミッションは
6速MTと6速ATの2タイプ
MTは1~3速をトリプルコーン
4~6速をシングルコーンシンクロ化
日常域でのシフトフィーリングが高められている・・・と
ATはアダプティブ制御を採用した電子制御式
アダプティブ制御とはアクセル開度や車両状態などから道路状況を判断
ドライバーの意図に沿った制御を行うというもの
「M(マニュアル)」「SPORT」「SNOW」の3モードが用意され
それぞれ制御の介入度を変えることでシチュエーションに応じた走りが楽しめるような仕組み・・と
走りを考えるとMTを選択するのが王道となるが
1つだけ問題がある
それはトランスミッションの容量が現状のエンジントルクである
205Nm(20.9kgm)/6400~6600rpmを
前提としたものになっていること
ある程度の安全率がとられているだろうから
少しぐらいなら問題ないだろうが
例えばインプレッサ WRX STIの
422Nm(43.0kgm)/4400rpmといった大トルクへの対応は想定されていない
それ以外のドライブトレーン
デフやプロペラシャフト&ドライブシャフト
それにATでは十分な余裕があるとのこと
もっとも、ファインチューン程度なら
6速MTでもまったく問題のないレベル
それ以上のパワー&トルクを出すつもりなら
エンジン本体にも相応に手を入れる必要がある
「そこまでやるならトランスミッションも強化しなさいよ」程度のハナシ
逆説的にいえば
これを解消しない限り過給器付き(のMT車)は出せないということにも・・・

サスペンションは
フロント/マクファーソンストラット
リア/ダブルウイッシュボーンと
インプレッサなどと同じ組み合わせ
ただし、細部はまったく異なる
フロントストラットは新形状のクロスメンバー
およびロアアームを採用
ロアアームは前後の向きを逆転
マウント位置がフロント側になる
大きな変更が加えられている
また、コイルスプリングにも注目
一般的にフロントの場合
マウント下部がタイヤより上になるため
直径を大きく巻き数を少なくしてバネレートを稼ぐパターン・・・だが
BRZでは直径を抑えマウント下部をタイヤ内側に配置
フロントフードの高さを抑えスポーティなスタイルを実現している
リアはサブフレームを新設計
サスペンションジオメトリーを最適化
大容量デフの配置を可能にした
以上CarWatchから
はやく
市街地走行で
TOYOTA86 と
SUBARU BRZ との違いを
自分のお尻センサーで
確かめてみたぁ~い!!!!
by motoprin
Posted at 2012/02/29 14:21:51 | |
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