画像:TC2000 ここは周回するコースの真ん中がパドックエリアになっていて、 歩いていろんなコーナーまですぐ見に行くことができます。 見学もしやすいようにできているんですね。 現実の世界で憧れのコースを目の当たりにして、 興奮しまくりの私はカメラ片手にあちこちウロウロ・キョロキョロ まるで迷子の子供のようだったかもしれません。無事ライセンス講習を終えたあと、コースの空き状況を確認してもらっている瞬間は少しドキドキでした。もしダメなら帰りに横須賀〜江ノ島観光に行こうと思っていましたがでもそうなってしまったら、こないだので今年は走行終了です。講師殿「最後の枠なら空いてる。でもこうしてるうちにも埋まってしまうかもしれない」そんな感じで教えてくれました。初めてで、しかも一人だったので予約の仕方すらも手順をよく分かっていませんでしたが「この日走れるかどうかはとても大きい」「走るために来たんだ!」そう思って急ぎ足で予約の窓口へと向かいました。講習の行われたコース外側は、ぜんぜんそのオーラが伝わって来ませんでしたがゲートをくぐりピットなどのあるAパドックに入るとその様子は一変、濃い、ものすごく濃い走りのオーラがそこいら中に漂っていました。走っているクルマからはまるで肉食獣のようなオーラが、談笑してる方々からはまるで業界の人のようなオーラがそれぞれ伝わってくるのです。これにはマジに圧倒されてしまいました。タイムアタックの聖地、超有名コースとあってコース攻略のホームページがたくさんあったりします。走行するにあたって私は予習と称し、それらのページを熟読し次に車載の走行動画を何度も見て、最後にドライビングシミュレーター(GT4)で疑似走行をするという作業を何べんも繰り返しました。そうするうちにですよ、なんと・・最初「楽しみ8・自信1・恐怖1」だった気持ちが段々「恐怖9・楽しみ1」へと変わっていきました。それというのは、高速域で挙動を乱したら収拾をつける自信がとてもないのともしコースアウトした場合にどこかに突っ込む可能性がかなりあると思ったからです。だけどこの日は体験走行みたいな感じでも何でもいい。走ることで実際の感じが分かったりするのと、何よりそれがすべての始まりです。そう思って臨みました。しかしホントに、超緊張しましたよ。どこのコースでも初走行時は他の人のそれより著しく遅い私、自分でも1分13〜15秒ぐらいだろうとは思っていましたが、昨日の夕方ビデオでタイムを確認して本当に15秒ぐらいと分かったときは正直2~30分間くらいショックを受けました...。しかし、これでいいんです!もう時効成立だから言いますが、そもそも私は初走行時スパ西浦ではレガシィですが1分12秒ぐらい、FSWでは2分16秒だったのです。飲み込みが遅く、成長も遅い私なので人一倍時間を掛けなきゃいけませんがだからこそ、今回走れたことはとても良かったじゃあないですか。これまでもそうだったし、これからもこうやってやっていけばいいんです!これから、そうこれからです!!しかし、ノーマルはノーマルを呼ぶといいますか初心者は初心者を呼ぶといいますか、近くに居た同じくこの日初走行の方々とお話をすることができました。お互い無事に走り終えた後の、楽しさや充実感を共有できるあの感じはいつも、どこでも素晴らしいものがあります。コースやスピード、目標はそれぞれだけどやはりどこに行ってもこの同じ思いは分かち合える。「やっぱサーキット走行は最高だあ!」この日も心からそう思えました。2011年、こうして無事走れたことはとても幸運なことでもあります。「またぜひ一緒に走れたら!」そう言って締めくくれたことが最高の一日でした。