2009年08月06日
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本日は、広島に原爆が投下されてから64年目にあたります。
この時期になると必ず戦争についての話題が上る事が多いのですが
以前、仕事の都合で鹿児島に赴任した際のお話をしたいと思います。
鹿児島には、知覧(ちらん)と言う町があります。市内から南西方向にいったところで
お茶で有名な町です。
鹿児島に赴任して初めて知ったのですが、知覧には悲しい歴史があります。
戦時中に、知覧には空港があり本土最南端の空港として 特に特攻隊の基地として
利用されていたそうです。
今から15年くらい前でしょうか?この町に特攻平和記念館なるものが出来ました。
海底から引き上げられた、銃撃のあとも生々しい特攻機が展示され また実際に特攻隊員となり
飛び立たれた方々のお写真・お手紙・遺品 などが展示されています。
在鹿中に何度も訪問しましたが、その展示品の一つ一つを拝見するたびに涙が止まりませんでした。
まだ少年とも言える世代の方々がご家族に遺されたお手紙などは、自分などは恥ずかしくなるほど 達筆で、また内容も本当に悲しいものばかりでした。
○○様
私は、笑って逝きます。どうぞ お身体をお大事に・・・
と言うような文面です。
悠久の世を願い、国の為と言う大義名分で飛び立たれた方々は 本当はどれだけ無念であった事か?
このような方々の必死の想いの上に 今の平穏な世の中があるという事を決して忘れてはなりません。
自分は、戦争論者でもありませんしリベラルな考え方をしていると思っておりますが
この時期だけは、この悲しい歴史を決して忘れてはならない ・・・と自分に言い聞かせ、子供たちにも
話をしております。
この平和会館の存在を知る事で、戦争中の生々しい事実、悲しい出来事、その他を知る事が出来ました。戦争の是非を問う・・・と言う事でなく このような事実があった事を後世に正しく伝えなければなりません。
せめてこの時期だけでも、志し半ばで散っていった先人の事を想い この平和を再認識したいと思います。
機会があれば、皆さんも知覧を訪れてみてください。
長文をお許し下さい
Posted at 2009/08/06 21:23:47 | |
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