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あびらうんけんのブログ一覧

2010年04月18日 イイね!

我は何かを那須の原

我は何かを那須の原車を替えるとドライブの計画をするのが楽しみになります。
今の時期だと、桜を追っての北上が王道ですが、私の場合はやはり「秘仏の御開帳」を狙ってのドライブとなります。

ありました。栃木県の那須町にある「専称寺・阿弥陀如来像」が年に1度の御開帳です。
近くの黒磯公園の桜もちょうど満開らしいです。
あとはお天気ですが・・・・・・雪!? 

でも、満開の桜に雪と秘仏。絵になるかも。良い句も浮かぶかもしれません。

というわけで、土曜日は頑張って早起き(12時ですが)して東北道へ向かいました。
環七はバスの事故で大渋滞でしたが、高速はスムーズ。安全運転のおかげで、ナビの到着予定時刻より45分も早く到着しました。

しかし那須は残念ながら(?)快晴!でも、ところどころに雪が残っていました。

真っ先に専称寺に行きましたが、まったく人気(ひとけ)なし。本堂も閉まっています。
どうやら情報に誤りがあったようですが、秘仏巡りにはよくあること。
気をとりなおして、何か他のものを探すとしましょう。

那須といえば「那須牛」、あとは「那須与一」、うん、そして私にとってはこの句ですね。

「世の中に我は何をか那須の原なすわざもなく年やへぬべき」

戦国武将の蒲生氏郷は、若くして会津100万石の地を豊臣秀吉より拝領して大大名となりましたが、天下を目指す氏郷にとっては左遷のようなものでした。会津から都へ向かう途中の那須で、この句を詠んだと言われています。

思うがままとはならない人生。私も何度この句を思い起こしたことか・・・。
しかし私と違って氏郷は100万石の大大名、スケールが違いますね(笑)。

さて、那珂川河畔公園と黒磯公園を目指してのオープンドライブ。
途中で天然記念物の「エドヒガンザクラ」の大木を見つけて、しばし観賞。
よく見ると木の下には立派なお墓がありました。桜の下での永眠。憧れます。

そういえば氏郷の辞世の句は桜にちなんだものでした。

「限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風」

若くして死なねばならぬ生涯を、桜の一生に例えたものです。
同じように桜に例えた、忠臣蔵の浅野内匠頭長矩の辞世のほうが有名ですが、無念さが滲む長矩の句よりも、氏郷の句のほうが武士らしくさっぱりとしていて私は好きです。


・・・と、結局良い句ができなかった私は、またまた他人の句でごまかしてしまうのでした。

写真はこちら
Posted at 2010/04/18 03:28:59 | トラックバック(0) | 和歌・俳句 | 日記
2009年10月04日 イイね!

中秋の名月

打ちっ放しに行こうと外へ出たらきれいな満月。

そういえば今夜は中秋の名月。

予定を変更して首都高を横浜まで走る。

満月を引き連れてのオープンドライブ。

至福の時間。

こんな時に一句もうかばないのがもどかしいが、それもまた楽しい。


とりあえず他人の歌でも。


「秋風にたなびく雲の絶え間より もれ出ずる月の影のさやけさ」(新古今集)
Posted at 2009/10/04 05:19:38 | トラックバック(0) | 和歌・俳句 | 日記
2009年05月19日 イイね!

もうすぐ文京あじさいまつり!

もうすぐ文京あじさいまつり!近くの神社の紫陽花が色づいてきました。
あと10日ほどで見ごろとなりそうです。

ポピュラーな紫陽花は、日本原産であり、古くから観賞されていたようですが、古の和歌の世界では、万葉集にかろうじて2首あるものの、古今集から新古今集までの八大集には、紫陽花を詠んだ歌は1首もありません。



色が変わりやすく、実を結ばないのが、不人気の原因とする意見が多いようです。
万葉集の大伴家持の歌でも、紫陽花は人を欺く不実なものとして使われています。

花言葉も「移り気」「心変わり」だそうです。

また、「死ぬ」とは「しなる」「しなびる」が語源であるといいます。
しなびて醜く変色し、首が落ちるように房ごと落ちる枯れ方は、古の人々に「死」のイメージを思い起こさせたことは、想像に難くありません。


でもね、人間は桜のように潔く散れる人のほうが少ないですよね。
考え方だって変わっていくし、おまけに私は実も結ばない(笑)
生きている間に、できる限りいろいろと楽しまなくてはなりません。


紫陽花やはなだにかはるきのふけふ (正岡子規)

きれいに咲いている間の紫陽花の、色の変化を楽しみましょう。
Posted at 2009/05/19 05:40:44 | トラックバック(0) | 和歌・俳句 | 日記
2009年05月16日 イイね!

i-podで万葉集

i-podで万葉集出張中の新幹線で見かけた宣伝ポスター。

「i-podで万葉集が聴ける!」



興味はあるがi-podは持っていない
と、思ったらwebサイトが存在していました!

原文の音読と現代訳、そして解説を、奈良の美しい風景と音楽とともに聴く(見る)ことができます。

詳細な情景説明は、自身で想像する楽しみを奪うことにもなりますが、新古今集あたりと比べるとかなり難解な万葉集に接するには、こういったものも良いのかも知れませんね。
Posted at 2009/05/16 02:21:42 | トラックバック(0) | 和歌・俳句 | 日記

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