
奈良の魅力といえば、やっぱり
「大仏」ですね!
聖武天皇の発願で、752年に開眼供養が行われた、像高14.7mの
「盧舎那仏(るしゃなぶつ)坐像」(国宝)です。
2度焼け落ちながらも再興されましたが、当時の部分は台座などのごく一部だけ。また、大仏様がおわす
「大仏殿(東大寺金堂)」(国宝)は、世界最大の木造軸組建築です。
そんな「超」有名な東大寺のすぐ近く、
「奈良国立博物館」には、「試みの
大仏」といわれる仏像があります。
奈良の大仏様をつくる際に、ひな型としてつくったものだそうですが、こちらは
「弥勒仏(みろくぶつ)坐像」(重要文化財)なので、真偽のほどはわかりません。
実物は40cmほどの
「小仏」ですが、非常にユニークなお姿で、東京ドーム周辺でよく見かける、
(非合法の)チケット売りのおじ様を思い出させます(笑)
そこから車で10分ほど行った所、「
喜光寺(きこうじ)」というお寺に、「試みの
大仏殿」と
いわれる
「喜光寺本堂」(重要文化財)があります。
東大寺の大仏殿を作る前に、10分の1のサイズで試作したもの(または、このお堂を参考に大仏殿を造った)といわれています。
現在のお堂は室町時代後期に再建されたものですが、中には平安時代作の優雅な丈六の
阿弥陀仏坐像(重要文化財)が安置されています。しかし観光客はほとんどいません。
もうひとつの「大仏」と「大仏殿」。
奈良へお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
・・・ものすごく時間がある時に・・・(笑)
車でいくなら・・・
「奈良国立博物館」は駐車場がありませんので、付近の一般駐車場に停めましょう。
「喜光寺」には参拝者専用の駐車場があります。たしか無料。
また、「弥勒仏坐像」は展示内容により、展示されていない時もあります。
Posted at 2010/03/08 07:41:55 |
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平城遷都1300年 | 日記