ハルウララの騒動の中で、最も非があると言えるのは馬主サイドになるかもしれません。しかし真実は不透明なままですから、根拠もなくここで断定的に述べることはできません。今回のハルウララ騒動でいちばんの被害者は誰だったのでしょうか。それは「競馬」そのもの、そしてハラウララという馬そのものではないでしょうか。
今回の騒動によって競馬界にスキャンダラスな雰囲気が流れ、競馬というそのものに悪いイメージが流れたと言えるかもしれません。また、高知競馬にしても、もともと経営難の状態にあって今回の悪いイメージが広まったことによって、さらに大きな傷を負ってしまったということも事実だと思います。
人間の欲望や意図に振り回されたハルウララ自身も被害者でしょう。馬は人間の言葉もわからず、ただ人間の望むところへ引き回されるだけです。馬という動物そのものに対する愛ではなく、人間本位に考えたことに従って行動を起こすことは、はたして本当に馬のためになるのでしょうか。人間と人間との争いだけがあり、馬そのものはその蚊帳の外にいます。馬のことを第一に考えるということ、その基本を忘れてはならないように思います。今後もハルウララの動向に注目したいと思います。
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Posted at 2010/07/28 12:49:48 | |
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ハルウララ裏 | 日記