
ジョン・ケージが作曲した「4分33秒」という作品があります。そしてウチのオーディオ・アンプはまさに、この曲を再生するのにうってつけ、得意中の得意であります。
なぜなら、この曲はなんと4分33秒間まったくの無音、というシロモノ。そしてウチのオーディオ・アンプは入力した電気信号を増幅せず出力もしないという、故障品。
その曲を収録したCDがあります。ではさっそく、ディスクをトレイに入れて再生ボタン、オン♪
・・・・・し〜ん(汗;

オーディオを趣味としていた頃に大枚はたいて購入した米クレル製モノラルパワーアンプ、KMA100 mk2。5,6年前から音が出なくなり、その後、沈黙を守ったまま。残り少ない人生、せめて静かに音楽でも聴きながら過ごすべく、一念勃起して修理に出すコトにしました。内部を清掃する為ガワを剥がして心臓部を観察、と思ったらなんとっ!
心臓が入ってました(汗;

モノラルアンプなので同一筐体が2台ありまして、もう1台にも心臓が入ってました。以前はこのアンプで、デレク・ベイリーのセンシティブでアグレッシブなギターソロや、マイルス・デイビスの漆黒の闇夜に青く光るアラジン・ストーブのような官能の演奏を堪能したものであります。マイルスのアルバムでは「イン・ア・サイレント・ウェイ」がお気に入りなのですがCDが見つからないので「フォア&モア」を代役に立てました。
クレルのアンプが再び蘇るのが今から楽しみですが心配なのは、かかる費用。
ワタシ只今、無職無収入(汗;
Posted at 2013/11/28 19:08:30 | |
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