エイトリアンカップ鈴鹿、勝手に補足ブログ第三弾です。今回は鈴鹿サーキットのコースの説明をします。
■鈴鹿サーキット 国際レーシングコース概要
コース全長は4輪で5.807km、コース幅は10~16m、
コーナー数は20、最大高低差は52m。世界の多くのサーキットと比べ摩擦係数の高いアスファルト舗装である。土地の高低差と低速・高速コーナーのバランスが上手く配合されており、難易度が高く走り甲斐のあるテクニカルコースでチャレンジングサーキットなのが最大の特長。
F1グランプリコースの中で1周のアベレージ速度が高いランキング2位のハイスピードサーキットである(1位はモンツァ)。デビッド・クルサードやセバスチャン・ベッテルなどのF1ドライバーからも高い評価を受けている。
その反面、鈴鹿サーキットは
オールド・コース(オールド・サーキット)であるので、安全対策を重視した設計のティルケ・サーキットと比較すると
セーフティーゾーンやランオフエリアが狭く、コースアウトしてクラッシュしてしまうとマシンに致命的なダメージを負ってしまう事も少なくない。コースのイン側にはクラッシュパッドやタイヤバリアが設置されていない箇所もあり、ハイスピードサーキット故スピードが出た状態でイン巻きしてしまうとガードレール直撃で全損クラッシュになってしまう事も多々ある。
しかし、それらの要素を差し引いても非常に魅力的なサーキットであることに変わりは無い。他のサーキットと比べると敷居は高いが愛車で一度は走っておきたいと思えるほどのコースで、日本が世界に誇るサーキットである。
■コースインする前に
鈴鹿サーキットは身体にかかるGが強烈で、
鈴鹿に来るとシートベルトをいつもより更にきつく締めるF1ドライバーも多いとの事。サーキット走行後の心身の疲労感は鈴鹿が一番キツイと私は感じまして、走行後は途中で仮眠しないと家に帰れないほどの眠気が襲ってくる時も。
鈴鹿サーキットを走るのなら、身体をガッチリ固定できるシートと4点以上のシートベルトがマストアイテム。最低でも4点シートベルトは必須だと感じまして、仮に4点シートベルトを家に置いてきてしまったとすると、私は走行するのを断念するでしょう。後は、
HANSデバイスの装着を強く推奨します。
■コースの説明
後方の車両をパスさせやすい場所や、クラッシュしやすく危険なコーナーなどを説明していきます。
鈴鹿で全損クラッシュの恐れの高いコーナーは、ダンロップ、スプーン2、130Rの3箇所です。
・コースイン時の注意
コースイン時は1・2コーナーまでインベタ走行が鈴鹿サーキットのルールです。よく1コーナー立ち上がりでミドルに膨らむ人がいますが、2コーナーが終わるまで我慢する事。その後は、後方の車に十分気をつけてレコードラインに復帰して下さい。今回のエイトリアンカップ鈴鹿の走行枠は50分×1本で、一度ピットインしてから再コースインする車両が多いですから、特に再コースインする時はこの点を忘れない事。
▼メインストレート
全長800m。1コーナーに向けて2.8%の下り勾配。鈴鹿サーキットは1周が長いので、ここで後方からの車両をパスさせるのは得策ではなく、その前のセクションまでにパスさせる事。アタック終了して右側でクールダウン走行時は、コースインする車両に気をつけること。
チェッカーフラッグ後は急激にスピードを落とさず、1コーナー手前まで緩やかにスピードを落とす事。
▼1コーナー
RX-8ワンメイクのエイトリアンカップなら心配ないと思うが、
1コーナーへ切り込む時にハイパワー車が右側から追い抜いた後にイン側に突っ込んできて接触するというアクシデントが発生したりする。外側に舗装したエスケープゾーンがあるので、オーバースピードで進入してしまってもエスケープゾーンに逃げてからコースに復帰することか出来る。ただし、
オーバースピードでステアリングを切ったままエスケープゾーンに出てしまうと、フロントハブベアリングやホイールが損傷する。はい、私やらかした事があります(涙 また、5→4側のシフトダウンをミスって2速や6速に入ってしまう事がある。2速に入ってしまうと、オーバーレブでエンジンのコンプレッションが落ちる原因に。
▼2コーナー
立ち上がりでアウト側の縁石を越えないように。イン巻きします。後方からの車をパスさせるなら、S字セクションに入る前に終わらせること。
▼S字セクション(S字・逆バンク)
「S字を制する者が鈴鹿を制す」と言われる重要なセクション。RX-8の大得意な区間で、コーナリングマシンとしての戦闘力を遺憾無く発揮できる。
ここの区間でスロー走行されたり追い越さないといけない状況になると迷惑。DSC OFFに慣れていない人は危険なセクションとなる。1号機の頃、試しにとDSC OFFにして走行したらS字二つ目で振り返しに対処できずにクルクルクル~と竜巻大スピン → グラベルにズドーン!と落ちて脱出不能になった経験あり(汗
▼ダンロップコーナー
コース中最もきつい7.8%の上り勾配。全損クラッシュコーナー その1。コーナリング中にだんだんとアウト側に膨らんでリヤタイヤが縁石から落ちるとイン巻きして左側のガードレールにガッシャーン。全損です。私も曲がり切れずにリヤタイヤを落としてしまった事があるが、DSC先生のおかげで難を逃れた。曲がっている最中にこのままだとコース内に留まれないなと思ったら、ステアリングを戻し気味にしてアクセルを完全に抜かずにコース外を少し走るイメージで。DSC ONならブレーキ踏んでも車が多少暴れる程度でスピンせず持ちこたえるができるが(体験済み)過信は禁物。
ここまで長くなりましたので続きます。
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鈴鹿サーキット | 日記
Posted at
2016/02/10 00:00:00