ウインカーLED化に必要なハイフラ防止対策について少し。
イトウデンキでも施工の多いウインカーLED化ですが、LED化の施工と同時にハイフラ(高速点滅)防止対策が必要になります。この対策方法は、、、
★各ウインカー配線にそれぞれメタルクラッド抵抗を取り付ける
★前後どちらかに可変抵抗付きキャンセラーユニットを取り付ける
、、の2択となります。
可変抵抗付きキャンセラーユニットはハイフラが起こらない様、車両ごとに消費電力を調整して取り付けるのですが、取り付け時は問題無く動作していても納車後しばらくしてハイフラが起こる事も多く、施工後の不具合発生を回避する為にも、イトウデンキでは可変抵抗付きハイフラ防止キャンセラーよりもメタルクラッド抵抗の取り付けをお勧めしています。
★メタルクラッド抵抗
取り付け ⇒ 前後左右4箇所への接続必須
発熱問題 ⇒ 連続点灯するとかなり高温になるが取り付け位置/取り付け方法次第で解消可能
仕上がり ⇒ 後付け感あり
対応車種 ⇒ 理論上、純正バルブと消費電力が合致すれば全ての車両に施工可(輸入車等の例外あり)
安定性 ⇒ 対策としては最良
★可変抵抗キャンセラー
取り付け ⇒ 前後どちらかの取り付けで良いので工賃が抑える事が出来る
発熱問題 ⇒ 商品によるが剥き出しのメタルクラッド抵抗よりも少ない事が多い
仕上がり ⇒ ユニットタイプなので仕上がりは良いが基盤への湿気混入対策に限界あり
対応車種 ⇒ 全ての車種に使用出来る保証が無い
安定性 ⇒ 取り付け後にハイフラが起こる事があり個人的に不安大
尚、メタルクラッド抵抗はウインカーを10秒くらい点滅させるだけで触れないくらい熱くなりますので車両のオープンスペースに両面テープとコーキングを使って、10年後もしっかり固定されている様に確実に取り付ける必要があります。両面テープだけの固定の場合、抵抗の熱で両面テープが剥がれ易くなるので危険です。その他、抵抗が固定されておらずエンジンルームで転がっていたり、レンズなどの樹脂パーツと接触したり、そういった取り付けは事故の元ですのでDIYで作業される場合はくれぐれもご注意下さい。
施工後も長期間トラブル無く快適に愛車に乗って頂く為にも、LEDウインカー化とメタルクラッド抵抗はセットで取り付ける事をお勧めします。
イトウデンキサービスの
LEDウインカーに関する記事はこちらからご覧頂けます。
Posted at 2018/09/29 11:27:05 |
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