
先日のブログでマイコンのお話をしましたが、現代のPCは当時と比べて飛躍的な性能向上を遂げています。
CPUの処理能力やクロック周波数、バス速度、メモリや記憶装置の容量などまさに”桁違い”です。
参考にくろ猫がプログラマとして最初に仕事で使ったPCと今使ってるPC
「PC-9801VX4(1986年発売)」と、ノートPC「PC-LL850SG(2009年発売)」の
仕様を比較してみましょう。
左が98VX、右がLL850です。
CPUクロック_8MHz(80286)__2400MHz(Core2DuoP8600)
メインメモリ_640KB_____4GB(4,194,304KB)
HDD容量__20MB_____320GB(327,680MB)
軽く3~4桁違ってますねぇ(^_^;)
HDDなんて、ケータイの内蔵メモリにすら負けてます( ̄∀ ̄|||)
Z4君で使ってるメモリウォークマンの曲データを入れると、4曲でいっぱいです(笑)
そして、それらに負けず劣らず向上しているのが通信速度。
はっきり言ってCPUの性能を100%使い切るような使い方をするユーザーはごくわずかでしょう。
しかし通信回線は、普通にネットに繋いでるだけでもガンガン使い切っています。
なのでインターネットやってる人々には一番身近な性能向上と言えますね。
さて、通信速度も昔と比較してみましょう。
インターネットが普及する以前は、パソコン通信というものが全盛でした。
くろ猫が初めてパソ通を始めたときに買ったモデムの速度は300bps(300ボーとも言う)。
これは「1秒間に300ビットの情報が送れる」という速度です。
このモデムを使って現代のネットに繋ぐとどうなるのでしょう?
試しにみんカラのブログに接続してみましょう。
※以下の計算は話を簡略化するため、表記上の最高速度で通信が行えるものとしています。
また、サーバーの応答など純粋なデータ通信以外の事情は考慮していません。
ご了承下さい。
まずは画像を1枚表示してみます。
みんカラにアップロードできる最大サイズの300KBの画像を表示しようとすると、
300KB=300×1024=307200バイト
300bps=300÷8=37.5バイト/秒
307200÷37.5=8192秒
8192÷60≒136.5分
つまり、
2時間16分30秒かかりますΣ( ̄□ ̄;) オソッ!
続いてブログ「冒険! 伊良湖編」を見てみましょう。
恐ろしい結果が予想できますねぇ・・(; ̄Д ̄)
このブログは画像24枚の容量が6550KB。
文字やメニューやその他画像などが50KBだとして、トータルで6600KBです。
6600KB=6600×1024=6758400バイト
6758400÷37.5=180224秒
180224÷3600≒50時間
なんと、ブログが表示されるまで
まる2日以上かかります!(>ω<ノ)ノ ヒョエェ~
コメントして画面が更新されようものなら、もう2日待たされます。
こんなんではいつまで経ってもお友達が出来ませんねぇ(爆)
ちなみに現代の通信速度、くろ猫家のADSL 50Mだと
50Mbps=50×1024×1024÷8=6553600バイト/秒
6758400÷6553600≒1.03秒
たったの1秒!!Σ(゚Д゚|||) スゲー、チゲー
実際の実効速度を測ると15Mbps程度ですが、それでも3秒強です。
いやはや、PC環境の進歩というのは凄まじいものです。
昔は自宅から会社へプログラムデータを送ると、コーヒー飲みながら映画を1本見られたものでした。
そんな牧歌的な時代か良かったと思うべきか、まきニャンコの素敵なミニスカ画像が数秒で見られるようになって良かったと思うべきか・・・
皆さんはどっちですか?(笑)
Posted at 2011/01/22 19:25:03 | |
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