みんカラを徘徊していると、警察に喧嘩を売っただの、他のドライバーに罵詈雑言浴びせただのと、怒りに任せて書き殴ったようなブログを見る事があります。
また、私もそういうブログを書いた事があります(笑)
自分が体験していない自分以外の人の怒りというのは、大抵寒々しく感じるもので、鼻で笑いながら「大変でしたね、心中お察しします。」と書く人がほとんどであると、そのブログ著者本人も含めて理解していると思います。
そう理解している中で、またこういうブログをアップするのは残念ではありますが、私の怒りではない上に、おそらく皆さんと共有できるのではと思い、少し書かせて頂きます。
私の後輩であり10年来の友人が、現在R129SL500に乗っている。
その友人から、あるショップにメンテナンスで入庫した時の話を電話で聞いた。
普段から怒りを知らない様な温厚な性格の彼は、私の意見を求める訳でもなく報告の様に淡々と話してはいたが、その内容から結構な悔しい思いをしたのであろうと分かった。
内容としては、少し「イジリ系」の彼のSLに対して、ショップ社長から少し大きめのケチが付いたという事。
「これは無いよ~、私がAMGの人間なら泣いてるね!」
「ベンツは純正状態がベストなんだから、弄る必要は全く無いんだよ!」
という感じだったそう。
仕舞には、まだ20代半ばの友人に
「お兄ちゃん、あと何年も乗らないんでしょ?そういう車は修理したく無ぇなぁ!」
とまで言ったそうだ。
おそらく、その温厚な友人が下手に出て、社長の意見を肯定的にハイハイと聞いていた事が彼を更に煽ってしまったのかもしれないが、私個人としては完全にアウトである。
もっと言い方があるだろう!と。
「前のオーナーさんがここまで弄られたんですか、お金は掛かってますね。」
「今の乗り心地が好きなら無理にとは言わないけど、ここの部分は純正の方が良いかもしれないですよ。一度試してみては?」
「お若いですから、他に欲しい車が出てくるかもしれませんが、新しい車に乗ってまた戻って来る人がいる位、この時代のベンツって良い車なんですよ。じっくりメンテしながら乗る価値は絶対あります。」
と、何故言えないのだろう?
千歩譲って、オーナー同士なら冗談半分でケチつけあっても良いかもしれませんが、こちとらお客ですよ!
昔はこういう職人気質でも、車を弄りたい人が沢山いたから良いのでしょうが、今の人達ではそう簡単にはいかないでしょう。
若者の車離れも、自動車メーカーだけの責任では無いと思いますよ。
職人はそんなもん?
いやいや、そういう時代じゃありませんって。
最高の技術を最高のサービスで提供できる人間・会社だけが生き残れる時代だと思います。
ましてや客を否定するなどもっての外、明日食べる米に困っても「俺は職人だからよ」と言えますか?と。
ならディーラーに行けと言われそうですが、ディーラーでは出来ない改造もありますし、最近はディーラーの方こそ工賃等の相場を勉強して、街のショップ価格に近寄ってきていますので今や大した価格差は無いように思えます。
もちろんディーラーはサービスレベルは下げません。
以前、あるみん友さんとも、ショップについて話した事があるのですが、やはり「お高くとまってるショップが多いですね」との事。
彼は菓子折りを持って行った事もあるそうです。
彼は信頼できる技術と満足できるサービスレベルを求めて、ショップ難民をしているように見えます。
今回のショップの人が、このブログを読んでくれたらと思います。
友人から話を聞いた時には、このショップに電話して「コラ、てめぇこの野郎」とやってしまいそうでしたが、ブログで愚痴るぐらいにしておきます(笑)
他に、ネオクラシック乗りの環境改善としては・・・
オーナー達のもうちょっと排他的な部分が無くなると良いかもしれませんね。
内容は前述の社長と同じですが、
・純正しか認めない
・若い人が乗るのを好ましく思わない
・乗り換え=裏切りみたいな雰囲気(笑)
・ネオクラ以外は認めません!みたいな人(笑)
などなど・・・。
現にそれが原因でネオクラシック乗りである事を、嫌に成ってしまう人も居るくらいですから、お手柔らかにお願いします。という感じであります(笑)
私なんて、「若い人でも買えるくらいの金額になりましたもんね。」なんて言われた事あるくらいですから・・・
ショップの皆さん・ネオクラ乗りの先輩の皆さん、優しくしてね(笑)!
このままだと台数減ってパーツの値段も上がって、共倒れしちゃうよ(笑)!
・メンテナンスに過度に神経質になる様に、煽る雑誌も「ダメね!」 (いいね!の逆(笑))
ショップとグルでしょ!
※画像は本国ドイツで走っているW124です(笑)
Posted at 2013/08/19 13:24:39 | |
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