……知能の低さ。
とか言う名前のコミュニティがmixiにはあるらしい。実際に確認はしてないから、ホントかどうかは知らぬ。
てなワケで、今回は車高についてちょっと考えてみようかと。
あぁそうだ。初めに断っておくと。
霧島のブログを見てる人――具体的に誰とまでは聞いてないが、実際に面識があったりなかったり。みんカラやってたりやってなかったりで色々と何人かいるらしい――の中で、こう言う事を書くと、裏でゴニョゴニョ言っては笑い物にしてる人たちがいるそうな。
情報が溢れかえってるネットの中から、四方八方手を尽くしてわざわざ霧島個人のブログ発見して来ては、得意げに身内の人間を嘲笑するとか。そんな大人げないことしてないで、言いたいことがあるなら霧島に直接言って来て下さいな。
何せこちらは初心者なものでして、是非ともご指導ご鞭撻にあやかりたいものでございます、ホントホント、嫌みナシで。書いてることに間違いがあるなら、指摘してやって下さればありがたいでございます。
あまり人の和を乱すのも何だから今までずっと黙ってたが、もうこの際だから書いとくわ。
で。
車高を下げると言うのは、まぁ色々とメリットはあると思いますけど、基本的にクルマの重心を下げることにより、運動性能を向上させることが目的なハズではありませんか。
最近はスポーツカーに限らず、VIPなクルマはもちろんのこと。軽自動車でもミニバンでも……まぁ恐ろしいぐらいに車高下げてますよねぇ……。
知り合いの知り合いはヴェルファイアの車高を地上高が数センチの所まで下げて、ゴキゲンに乗り回してるとか……。まぁその人。宇●川ラインにて、モビリオでFCを追い回してたとかいう謎なウデの持ち主だから、案外、それがツボにハマってんのかもですけど(爆)
でもまぁよく言われるのは、極端に車高を下げるのは、逆に運動性能を低下させることになる、と。
特にMR2の場合、元々のサスのストローク量が足りないとかで、あまり車高を下げ過ぎるのはよろしくないそうな。
日本でも数少ないMR2の専門店であり、レースにも参戦しているダイエーモータースさん(大阪府)が、『アイドラーズマガジン』という雑誌で、こんなことを述べています。
『セットアップにおいては、サスのストローク幅を充分に確保することは大前提である。そのうえで、最大ダウン量はノーマルから35mmだという。これはSW20だけでなくMR-Sでも同様である』
だ、そうでございます。
要はMR2ってあんまり車高下げちゃいかんと言うことですかね……。言われてみれば、オフ会とかでもあんまりMR2で車高ベタベタのって見ないですね。まぁ、ストラット式サスペンションのままGT選手権に出場し、GT300で無敵を誇ったモモコルセアペックスMR2の例もありますし、レース用のサス入れるとかならまた別なのかもですが。
ちなみに、こんなことも書かれています。
『ミドシップはセッティングが決まれば速い。だが、そのセッティングは難しい。持ち味である機敏さを活かせば必ず乗りづらくなる』
まぁぶっちゃけコレ。Ⅰ型のことかもですね。どうやってもスピンするスピンすると酷評されたⅠ型ですが、実はマイチェンでその評価を180度変えたⅡ型よりもサスペンションのジオメトリーが良く、またコーナリング限界も高かったとか……。
要は、限界領域での扱いがピーキー過ぎて、踏むに踏めないから、逆に限界の高さを犠牲にして“扱いやすさ”、すなわちドライバビリティを重視したことにより、結果的に速く走れるようになった、のがⅡ型なのかもです。なお、Ⅲ型よりもⅡ型の方が、そのあたりはマイルドだとか……
さらに書いておくと、文言の後にはMR2の熱問題に関しての記述が成されています。なんでも、世間で言われるほどMR2は熱に対してシビアではなく、逆に冷却系に手を加え過ぎれば過冷却となり、
『エンジン内部のピストンとシリンダーのクリアランスが広がったままの状態で全開走行をすれば、エンジンの出力をロスするだけでなく、最悪の結末を迎えることも充分に考えられる』
とか……。
昭和59年にAW11が発売された時、とある雑誌の対談で、吉田明夫技師と並んで開発主査の一人であった有馬和俊技師に対して、何重にも施された熱対策に対し驚きの言葉を投げかける場面がありました。そういや昔、ダイエーモータースさん。徹底的に熱対策を施したSW20を作ってたっけ。
ちなみに有馬和俊技師。後にAW11にSCを搭載し、2代目MR2であるSW20の開発主査ともなった人です。2006年のトヨタモータースポーツフェスティバルでは、成瀬弘さんと対談してましたね~
↓
2006年・TMSF
齢とったなぁ……有馬さん。
話は戻って車高の話。霧島のⅤ型。今、こんな感じなのですよ。
このⅤ型を買った車屋さんが面白がって、『限界まで下げてみた♪』そうな……低いよね、コレ……
これに入ってる車高調はテインの『SUPER STREET DAMPER』のマウントレスタイプらしいですが、カタログによるとこの車高調、基本がノーマルよりも前が-25mm、後が-30mm落ちるらしいです。
で、この車高調の限界値は、前-45mm・後-50mmだそうな……。
……ってことは、余裕でMR2の限界値である-35mmを越えてますよね(汗)
つうか。写真だけ見てたら、ダイエーモータースさんがN1レースに投入してたとか言う車輛と、あんまり見た目の車高が変わらん気が……
↓参考↓
http://www.daie-motors.com/special/100822_iderer/100822_idlers.htm
ぶっちゃけこのⅤ型……柳生のワインディングに持ち込んでみたら、全然走れないですよ……(汗)
事故のトラウマがあるにせよ、コーナリングスピードはマイナス20km/h。
普段の街乗りからコツコツコツコツ底打ちしてる音がするし、道路の段差を踏み越えるだけで……てか、助手席に人を乗せて交差点曲るだけでインナーフェンダー擦るし(爆)
前のⅢ型の方が、ストリートでは断然よく走ってくれましたねぇ……。まぁⅤ型、エンジンの吹け上がりと、高速時の安定性は抜群なんですけど(笑)
どこかのチューニングショップ(ガレージTTだったかな?)いわく、『車高調は車高を下げる為のものではなく、4輪の車高を微調整して重量バランスを調整する為にある』とか……
リアヘビー、かつ右側が左側よりも+30kg。ドライバー入れると+100kgになり、右と左でコーナリングの限界が異なると言われるSW20の場合、特にそう言った意味での車高調は重要かもですね~。
さて、どうすっかね……単に車高上げるだけでなく、キッチリその辺も見て貰った方がいいんだろうね……。車高調のオーバーホールも考えてるけど、案外車高を上げるだけで万事解決するかも知れん。テインの車高調は丈夫らしいし。
ちなみにノーマルのサスでは、ちゃんとその辺の重量バランスは考慮されてセッティングされてるそうな。
……でもなぁ。この車高。やっぱ見た目はカッコいいんだよなぁ。
霧島もカッコいいと思うし、さらには霧島の周りの人たちが気に入っちゃって気に入っちゃって……。微妙に車高を上げ辛い今日この頃(笑)
やっぱり、車高は上げんといかんなぁ。まぁ事故起こした後だから、ちょうどいい“枷”になってるから反省の材料としては良いかもですけど、そんなことよりも、コレはクルマとボディへのダメージが心配ですよ。
……なんとか、車高はこのままで、サスのストロークをキチンと確保出来るようなそんな方法が無いものかと、色々と調べて回っておりますです、ハイ。
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MR2 | 日記
Posted at
2010/12/10 18:48:13