黒歴史
それは、触れるべからざる過去の惨劇。そして、決して繰り返してはならない悲劇――
今朝方。昔に書いた文章をパソコン内で探していたのですが、何故か見つからん。USBディスクに入れといたかなぁと思って探してもやっぱり無い。しょうが無いので、昔使ってた外付けHDD(250GB)を引っ張り出してくることに。
……もう、この辺でフラグが立ってますね……。え? ハードディスクの中身全てが黒歴史じゃないかって!? そ、ソンナマサカ。とてもじゃないですかお見せするに値するようなデータは入っておりませんよ、ええ、ありませんとも!
なお、念の為申し上げておきますが、決して『見せられない』のではありません! ありませんから!(滝汗)
そして、HDD内。何故か、自分でも何が入ってるのか分からんフォルダが無数に溢れかえっており、もはやカオス状態……。そして、その中で、『ポップ』『ひぐらし』というフォルダを見つけてしまったのです……!
霧島、学生時代。奈良市内にあった本屋でアルバイトしていたのですよ……。そこで霧島、その真面目さを買われ、はじめは学習参考書のコーナーを任されていたのですが(嘘)、年月が進むごとに、だんだんと、『文庫本・ライトノベル』『コミック』のコーナーを任されるようになりました……
はい、もう霧島が恐ろしき暴挙に出たことだけは容易に想像出来ますね。ちなみに。当時、もはや経営の危なかったあの店の、ライトノベルコーナーをいじくって、ラノベの品揃え何百冊と増量したのは何を隠そう、霧島です! 本当にすんません。でも、後悔はしていない!
当時、まだまだ無名だった『とある魔術の禁書目録(インデックス)』を、角川書店の営業さんの口車に乗せられて、大量に仕入れてしまったのも今となっては良い思い出です……。なお、『インデックス』最初は一冊も売れなくてホント頭抱えたんですけど、店がつぶれる直前(2008年初頭)に、何故か急にバカ売れ致しました……。何があったんだろう!? 当時、アニメ化するという噂を聞いた覚えがあった気も……
で。
今回出て来たのは、霧島がラノベ、コミック担当時に、販売促進の為に作ったポップでございます……。せっかくだから、ちょっと晒してみようかと……
・『涼宮ハルヒの憂鬱』
小説版のハルヒですね~。当時、ハルヒがアニメ化されて、ホントにバカ売れしてました。
残念がらうちの店、霧島以外にアニメが分かる人おらんかったから、こういうのは好き放題、口出ししてましたね~。
霧島も、ハマってましたよ~! てなわけでやっちまった。フォトショップの体験版使って、頑張って切り貼り。一晩中作業してたなぁ……
当時はまだラノベ担当じゃなかったかなぁ。アニメなんて全然分からん文庫担当の人をそそのかして、『角川ホットライン』やら何やらで大量に発注させた記憶が(笑)
・『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』
懐かしい! これを作ったのは、もう、アニメの一期が終わった後だったかな……。
当時はまだコミック担当じゃなかったが、アニメなんて全然分からんコミック担当の人をそそのかして(ry
売れた売れた。バカ売れした。竜騎士07先生の小説版が、講談社から出るのはまだ先です。
ちなみに、その時のコミック担当の人。その頃、ホントに笑うぐらいにバカ売れしていた『ハヤテのごとく!』のコミックスを、平台で積んでいたのを、奥に移動させるとか言いだしたもんだから、霧島は猛反発の大反対。
しかし結局押し切られてしまい、結果、次の日から『ハヤテ』。ホントにさっぱり。びっくりするぐらいに売れなくなりました……
・『フルメタル・パニック!』
これを作ったのは、霧島がコミックと、ラノベを全て掌握した黄金期でございました(爆)
角川の営業さんに頼んで、大量にフルメタを入荷。棚差しだったのを、平積みで売りました~。
ちなみに、本屋が閉店する最後の日、霧島が最後に店で買ったのは、『フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム』でした……
当時、京都アニメーションが『ふもっふ?』をアニメ化してたのですが、どうも霧島、当時は京アニに良い印象を持ってなくて、あえて原作レ●プと名高いGO●ZOが作った一期から素材を持って来ました。アニメの第一期、普通に良かったですしね!
・『空の境界』
『空の境界』の……これは文庫版が出た時に作ったやつかなぁ……。まだ、映画化はされてなかったですね。
『空の境界』の文庫版、ものすごい人気で、なぜか『中』が、何回も講談社に電話で直談判したのに全然入荷しなかった……。しょせん弱小店舗なんてそんなもん。
そして同じく、『空の境界』。当時、『DDD』が、ホント飛ぶように売れてまして。しかし、『空の境界』(新書ノベルス版)は全く売れない……。
そこで霧島。新書コーナーを担当していた店長に頼んで、『カラキョウ』を、新書ノベルスのコーナーから、ライトノベルのコーナーに譲ってもらい、ポップを付けた所……
めっちゃ売れたwww
ちなみにその頃、西尾維新の『刀語』も大変好評だったので、一緒に『化物語』(上・下)も並べておいたのですが、そっちは、全く売れなくて、最終的には全部返品しました……。くっそぉ……もうちょっと早くアニメ化していれば……!!
・『銀盤カレイドスコープ』
集英社スーパーダッシュ文庫から出ていたフィギュアスケートを題材にした小説。
これのアニメ版の黒歴史っぷりは有名ですね~。トリノオリンピックに合わせて、慌ててアニメ化したのがバレバレ。原作者の人が、小説のあとがきで苦言を呈したぐらい。
G・A文庫のファックスマガジンに、『銀盤カレイドスコープ 再アニメ化希望! 今度は京アニクオリティで(重要)』と、投稿したら、えらくでっかい字で掲載されてしまいました(笑)
バンクーバーオリンピックの時に、もう一回やってくれないかと、4年前から期待していたのですが、結局してくれなかったのぜorz
・『涼宮ハルヒの動揺』
第12話が神でした。だから作った、以上!
ハルヒは、全シリーズ作るつもりだったんですが、その前に店がつぶれました……。データは残ってないですが、『涼宮ハルヒの消失』のポップは、まだ現物が残っております……
なお、『分裂』が出て、その一ヶ月後に出る予定だった『驚愕』の発売が延びた時に、角川から送られてきた、ハルヒの『ゴメンネ』ポップ。閉店する時に霧島が貰って帰ろうと思ってたら、欲しいというお客さんが居て、取られてしまった……
あれから3年。そして、『驚愕』はまだ出ない……
・『灼眼のシャナ』
シャナですね~。ラノベを増量した時、ついでにシャナも仕入れたのだが、明らかに在庫超過になったのは、今でも反省しております(汗)
15巻ぐらいまで出てたかな、当時。昼頃、皆が昼食に行ってて、霧島が一人でレジを見てた時、1巻から最新刊までを大人買いして、さらに『全部カバー付けて下さい』と、高校生に言われた時は、マジで泣いた。
そういやシャナ。まだ8巻までしか読んでないや…・・・
……とりあえず、こんな感じです。
なお、20コぐらい発掘されたポップのうち、極めて『まとも』なモノばかりを選びました。
……うん。もっと酷いポップ、ありますよ? 分かる人にしか分からんネタ満載のヤツ。
……まぁそっちは、また機会があったら、と言うことで。