センターコンソールボックスにLED照明を付けてみた
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
センターコンソールボックス内を照らす照明があるといいなー、と思いLED照明を付けてみました。
こんな感じの構想です。
(1)ボックスがオープンされると自動点灯する。
(2)ジワーっと点灯する。
(3)点灯状態が10分続くと自動的に消灯する。
(4)イグニッションキーOFFの状態でも動作する。※常時電源に接続。
※以降、写真と説明が一致していない項目があります。
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コンソールボックスの背面を分解します。
磁気近接スイッチを用いて、フタが開くのを検知します。
フタの開閉時に一緒に動くヒンジ付近に磁気近接スイッチと磁石を取り付けました。
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磁気近接スイッチをここに設置すると以下の動作になります。
蓋オープン: スイッチ接点が離れる
蓋クローズ: スイッチ接点がくっつく
そうです。単純にスイッチを用いてLEDを光らそうとするにはオープン時に接点がくっつく必要があります。
しかし、この場所にスイッチを設置するとその逆の動作になってしまうのです。
4
そこでこのスイッチ入力の反転に関する問題と、構想で述べた(2)や(3)も同時に解決するためにマイコンでLEDを制御することにしました。
基板は以前別件で自作した基板を使うことにしました。
回路としてはマイコンからのPWM信号を積分してアナログ電圧にし、基準電圧とします。この基準電圧とLED電流検出抵抗によって発生する電圧とをOPアンプで比較してLEDを定電流駆動させています。これによりソフトウェアでPWM値を変えればLEDに流れる電流(輝度)を自由に制御することができます。
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マイコンを駆動させるソフトウェアのポイントです。
(1)蓋オープンでジワーっとLEDを点灯させ、蓋クローズでスッと消す。
(2)磁気近接スイッチOFFでLEDは点灯するように論理を反転させる。
(3)待機時(蓋クローズ時)はスリープモードとして極力消費電力を抑える。
(4)この先何年も動き続けるマイコンが万一、暴走した場合に備えてウォッチドッグは必須。
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実験を行ったところ、スリープ時の待機電流が6.11mA とやや大きい気がしました。
まぁ普段から車を動かしてバッテリー充電されていれば問題ないレベルですけどね(^^;
待機時の低電流化を図りました。
・基板内で使っている抵抗を問題無い程度まで高抵抗にした。
・三端子レギュレータを低消費電力のものに変えた。
・スリープモード期間とウォッチドッグ周期のバランスを変更。
改善後は待機電流が 0.983mA となりほぼ満足のレベルとなりました。
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点灯させた写真です。
LEDは左右に2灯設置し、配線は隙間からコンソールボックスの裏側へ配線しました。
どんな照明がいいか色々試してみたのですが、結局の所「シンプルisベスト」でこのLED2灯による照明に落ち着きましたとさ(^^;
中で照らされているのは百均で買ってきた収納ボックスです。
他にもエーモンのラインイルミ(全体が発光する光ファイバー)とかで試してみたのですが私的にはイマイチだったので却下しました。
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ちなみに磁石は百均で売っていた小型ネオジム磁石。
磁気近接スイッチも百均で売っていたドア用の防犯ブザーから取り外して使用しました。
使用したLEDはエーモンの「ラインイルミ用LED(白) No.2923」 です。
「電子回路やらマイコンやら分からないよ~」って方は磁気スイッチの場所を工夫したり、マイクロスイッチのb接を使ったり、リレーを噛ませたり(待機電流が心配ですが…)することで対処することができると思います^^
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