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今回の広告は、この「世界初」といった文字がそこら中に見られるほどに、世界的な快挙を成し遂げたメーカーさんの広告です。

それがこれ。


ご存知ですよね、この機構のことは。

いまでこそ、特に日本車はかなりの確率で、この同じような機構を装備するくらい…ポピュラーになっている画期的なトランスミッション…それがCVT。

それをこの1987年に、電子制御技術を伴って商品化したのが…富士重工さんなんですね。


このCVTは皆さんご存知のように、ベルトによる無段変速が特徴となっており、シームレスな変速が可能となってますが…これを商品化するのはかなり難しかったようですね。
だから解説にはしっかりと、その特徴が書かれてますし…それくらいしないとなかなか理解してもらえないほどに、有段変速が当たり前だった時代なんです。



「世界初」や「世界をリード」と言った単語が誇らしく見えます！


でもなかなかイメージはしにくいのかもしれませんね、これは。

で、そんな画期的なCVTですが…驚きの欠点があるようでして


なんと、ベルトにも寿命があるようです…意外に早いタイミングで（汗）

しかも、この電子による制御では、あえてクリープ現象を起こさないようにしてるみたい？！　当時はあの、アクセル踏まなくてもズルズル動いちゃうクリープ現象は…まだまだMT全盛の時代でもありますので、かなり嫌われていたことを思い出しました。でも超低速時のバックでは、これは重宝するんですけどね…今になって思います。


ってことで、鳴り物入りで登場したこの世界初のE-CVTは、やはりあまり世間には受け入れられなかったようです。

でも、それを実用化したスバルは…えらいですね！よくやったぞぉ！！！