
6/5(土) 新東京サーキットのWEEK END RACE 第3戦 SSクラス参戦しました。
今回のWEEK END RACEは、自分の最近のレースでのバトルの駆け引きや周りのカートの動きを総合的に判断できていない部分を克服したいと思い、オーガストのレース用のスペシャルエンジンは借りずに、自分の練習用のいつものエンジンと2レース落ちのタイヤで、自分の腕がどこまで通用するかを試そうと思って参戦しました。
スペシャルエンジンを借りて勝っても、自分が勝ったんじゃなく、エンジンが勝ったように思ってしまいそうで、社長に相談し自分のエンジンでエントリーさせてもらいました。
朝4時おきでサーキットに向かいました。
ちょっとだけ風邪っぽかったので、マシンのセットアップとかは、全部お父さんがやってくれて、自分はギリギリまで寝かせてもらいました。
SSクラスは24台のエントリーでした。
【車検】
いつもより10㎏重い145㎏での参戦。
車検後に重量測定
144.35㎏ 燃料で重量調整です。
燃料タンクにマーキング
【練習走行10分】
2レース落ちのタイヤで、タイヤを温存したかったのですが、サーキットが他のレースで貸切で2週間練習できなかったので、ギリギりまで走行。
前日の夜に雨が降ったので、路面の状態は良くありませんでした。
タイムはそれほど伸びませんでした。
2週間ぶりの新東京のリズムを取り戻すように走りました。
練習走行後、79のギアだとリズムが悪いので、お父さんに頼んで80に変更してもらいました
【TT タイムトライアル 5分】
24台でクリアーラップ取れるかなって思い、なるべく前のほうでコースイン。
3番手くらいで入れたので、最初の3周くらいはクリアで走れるかなと、早めにアタック。
80のギアは変えて良かったと思いましたが、やっぱりエンジンのパワー不足。
回転は14000は回ってますが、力がなくダラッと回ってる感じ。
ストレートエンドでは前のカートに置いていかれるので、少し突っ込んでブレーキングで遅れを挽回しないとダメそうでした。
電工掲示板では他の人が40秒台に入ってるのも見えてるのですが、自分はどう頑張っても41秒台しかでませんでした。
結果 0'41.004 で TT6位
最近セッティングを変更してブレーキングを変更したおかげで後半のタイム落ちもなく、ブレーキングも慣れてきました。
【予選1 10周】
いっつも前半でのクラッシュなどが多いので、お父さんと社長でエアー圧を後半でベストになるようにセットしてくれました。
TT6位で6番手グリットからのスタート
スタートをミスると中盤グループに飲まれてしまうので、最低でも6位を守らないとダメですが、タイヤの温まりを遅くしてるので無理せず走りました。
スタートはうまくいき、ポジション1つあげて5番手走行。
トップ3くらいは自分より0.2秒ほど速いタイムで走行なので少しずつ離される。
エンジンパワーでは届かないので、2コーナーや6コーナーの突っ込みでギリギリまで詰めてプレッシャーを与えてみました。
なんとか6コーナーで1台の前に入れました。 相手の立ち上がりのラインをつぶしクロスも防いで4位。
でも次の1コーナー ストレートの伸びで刺し返される。 次の2コーナーでギリギリのブレーキで巻き返すも振り切れない。
5周目くらいで、1位2位がバトルして少しタイムが落ちたようで、なんとか追いつけた。
手が届くくらいだけど、届かない。 ストレートエンドでは後ろから追いつかれる。
次の周の6コーナー1位と2位がブレーキング競争っぽくなったのを確認し、きっちりブレーキング。
後ろからの速いカートに抜かれない程度に速度をコントロールして、1位2位がアウトに流されるのを確認しながらインを刺しました。
なんとかトップを取れましたが、まだ後ろは速いカートです。
ストレートエンドのブレーキングだけで防ぐのにが限界があり、雰囲気的に3コーナーで刺されそうでした。
のこりの周回は、3コーナーをミドルから入ったり、アウトから入ったりして適当さでタイミングを合わされないようにし、なんとか逃げ切りました。
ピットに戻って社長からも、きっちりレースが出来てたと褒めてもらえました。
【予選2 10周】
ポールからのスタートです。
ローリングからのスタートダッシュで少しでもマージンを稼げればと、自分のタイミングだけでスタート。
2位は少し遅れたようで1、2コーナーはラインを余裕にとって逃げ切りを狙いました。
でも、やっぱりトップグループのカートは速い。 簡単には逃げ切れませんでした。
だんだん追いつかれてくるのがピットのお父さんのサインからもわかりました。
あせらず、無理せず、チャンスを狙うで走りました。
スタート後の後方での接触か1~2コーナーでコースアウトのカートが見えました。黄旗も振られてたけどコース上はクリアーっぽかった。
次の周、再スタートしようとしてるカートも見え、2コーナーで黄旗も出てました。
そんなときに、スルスルっと抜かれてしまい、ミスった?って思ったけど、黄旗区間じゃないのかな?って一瞬思いましたが、離されないようについていきました。
ストレートエンドでは完全に置いていかれる。 6コーナーのブレーキングで取り返しても、ホームストレートでの加速が違い、1コーナーで刺される。
1コーナーで刺されるのは防ぎようがない。 無理にインを締めても、2コーナーで刺される、2コーナーで刺されると挽回のチャンスが減るので、1コーナーで刺されておいて、2のブレーキングで詰めて3~4コーナーを有利なラインで走行しました。
いろいろやってみたけど、結局3位でチェッカー
予選1、予選2のトータルポイントで決勝グリットが決まるので2番手か3番手からのスタートかって覚悟しましたが、予選2でトップチェッカーの人が黄旗追い越しで降格ペナルティーでした。 相手のほうが確実に速かったので抜かれたんですが、相手に悪かったかなってちょっと思いました。
ストレートエンドでの車速の違いでかなり苦しい状態だったので、お父さんがキャブを掃除してみてくれました。
社長からも、調子のいいキャブに変えてみるか?って言われましたが、半分意地で断って自分のエンジン、自分のキャブで決勝に進む事にしました。
(決勝前にキャブを交換して決勝中に合わせる自信もなかったんですが・・)
立ち上がりのトルクが少しあがると楽になりそうだったので、お父さんと社長とタケルパパと相談して、マフラーのジャバラを5.5から6.5に変更してみました。
少しだけ立ち上がりトルクよりのセッティングです。ストレートエンドはどうあがいても無理なので、立ち上がりで少しでも稼いで、ブレーキングで詰める方法です。
【決勝 12周】
ポールからのスタート。
かなり緊張しました。
自分のエンジンが遅いのも、6コーナーで刺しに行くのも、2コーナーで突っ込むのも、すべて手の内を明かして予選で使ってしまったので、相手には戦法がバレバレの状態で対策されるんだろうなって気持ちでした。
でも、これ以上やることは無いし、走り切るしかないって感じでした。
ローリング。
ポールなので、他の人のタイミングをずらして少しでもマージンを稼ぎたかったのがうまくいきました。
スタートばっちり決まった!って思ってたのに、早くも2周目、3周目でぴったり後ろまで着かれました。
守りの走りになると抜かれるだろうと思い、攻めの走りでアタックしてたけど、やっぱり1コーナーで刺されます。
がんばって2コーナーのブレーキで取り返すんですが、なんども同じ事はさせてもらえませんでした。しっかりラインをつぶされ、2位に落ち。
すぐ後ろから3位が迫ってきてます。
ピットからのお父さんが、3位はすぐ後ろってサインを出してました。
もう、その前から、リアをコンコンされて気づいてました。
ばれてる戦法でも、2コーナーか6コーナーで刺すしか戦法はない状態です。
3位のカートは明らかに自分より速いです。1ミスで入ってくる勢いです。
自分の前のカートは1位になってから、少し守りのラインをとるようになってました。
自分が6コーナーで刺しにくるのも警戒しミドルから入ってるし、なかなか飛び込めません。
後ろのカートも、たぶん、自分がジャマで仕方ないって感じのプレッシャーを出してます。
6コーナーで行けよ、得意だろ?って言われてるように6コーナー手前でガンガン突かれます。
1位もミドルラインで守るので、飛び込めません。 クソー!って思ったら、この周だけ少しミドルより空いてる。
ねじ込めば入れると思い、飛び込みました。
3位のカートも自分と同じラインで入ってくるのがわかります。
自分はうまく入れました。 1位だったカートは入られて少し締めぎみにラインを修正したけど、自分は抜け出てました。
このラインだと、1位のカートと3位のカートのラインが同じになるって思ってたけど、すぐに忘れてモナコを失敗しないように逃げようと思いました。
ホームストレートを走るときのお父さんのサインが2位と少し空いてるってサインでした。
さっきの6コーナーの立ち上がりでたぶんゴタゴタになったんだろうと推測し、このまま逃げたいって思いました。
のこり4周
お父さんのサインも2位が迫ってる。距離も縮んできてるってサインでした。
のこり3周
お父さんのサインが、2位3位と大きく離れるってサインにかわってます。
(あとから知ったのですが、その後2位3位がバトル中に接触しタイムを落としたそうです)
のこり2周
ミスの無いように丁寧に丁寧に速く走るに専念しました。
ラストラップ
お父さんのサインは大きく離してる。 でも最後まで何があるかわからないから全力で走りました。
後ろを振り返って確認したかったけど、コーナー1つ1つに集中してモナコを過ぎたあたりでチェッカーフラッグが見えました。
チェッカーが振られた時は、すっごく嬉しかった。
オーガストのピットや他のピットから皆が手を振ってくれました。
自然にガッツポーズが出てしまいました。
車検場に戻ってくると、みんなが”おめでとう”と言ってくれました。
重量測定も規定クリアー。
再車検の為、カートを預けてピットに戻りました。
途中、RS GENのぶんころびんさんに会い、おめでとうって言われました。
K’Sファクトリーの畑野くんやパパさんにも、おめでとうって言われました。
他のチームの方からも祝福してもらい嬉しかったです。
オーガストのピットに戻ってきたら、チームの皆が喜んでくれてました。
社長からも、きちんとレースが出来てた。頑張ったな!って言われました。
【再車検】
いろんな人と話に夢中で、再車検はお父さんと、オーガストの社長が行ってくれました。
【表彰式】
やっと勝てました。
自分のエンジン、自分のキャブで勝てたので嬉しかったです。
みんなに応援してもらって、みんなの協力があって勝てたと思います。
最近はスランプで苦しかったけど、これで少し余裕が出るといいなって思いました。
6月5日はお父さんの誕生日でした。 お父さんの誕生日に優勝できて良かったです。
公式リザルト(
http://www.newtokyo-c.com/24_Race_Result.asp?atbSubmit=2&ser=339)
オーガスト社長と一緒に
これで、WEEK END RACE SSクラスは卒業になります。
でも、自分が初めて出たのが、去年のWEEK END RACE。 WEEK END
RACEに出てる皆とも仲良くなれました。
出れるなら、また出たいですけど、無理でも応援に来ます。
帰りにショップによってエンジンを開けてみました。
応急処置したピストンリングも、シリンダーのクリアランスもガタガタで、腰下ベアリングも限界まで来てるので、そのままエンジンを預けてOHになりました。
最後まで壊れずに走りきってくれたエンジンにもお礼が言いたいです。
最初は自分のエンジンを下取りに出して、調子のいいエンジンを購入する事も考えてましたが、このエンジンをしっかりOHしてもう一度使う事に決めました。
来週日曜日にナラシから始めます。
次は6/20(日)のNTC CUP Sクラス参戦です。 トップクラスに挑戦ですが頑張ります。
(1学期の期末テスト前なので、前日練習なしでの参戦予定です)
応援に来てくれた、タケルとユンバさんと
画像はお父さんの撮影が少なかったので、タケル、新東京のブログより頂きました。