ハブと皮肉

ニュース等で報じられる情報を見てみると我が国の重要な事を決定する立場にある人物は国民からお金を取る決まりはなんやかんやと理由を付けてさっささっさと成立させる様子。

一体いつになったらお金を取らずに済む方法を考えつくのだろうかと…
その熱意をそちらに向けてはくれないかと思ってしまいます。


ところで、私のダットサンはフロントディスクブレーキディスクロータを交換するには共締めされているアクスルハブも一緒に取り外す必要があります。

ベアリングキャップを外しコッタピンを引き抜きスピンドルナットを外せばハブとロータが一体で取り外せます。

共締めのボルト６本を抜きハブとロータを分離してからが大変、内部に詰められたグリスを拭い取り洗い油でハブ本体とベアリングを洗浄します。

現在は薄手のゴム手袋があるのでそれほど汚れませんが当時は全て素手で作業していたなぁ…洗い油の冷たさが昔の記憶を呼び起こしました。

洗浄して乾燥させたベアリングにグリスを詰めます、隙間にきっちりとグリスを詰めるのにはちょっとコツがあって久しぶりの作業に若干手間取りました。

再びハブとロータを固定しスピンドルに組み付けます。
ブレーキパッドも摩耗していたので新品に交換します。




…ハブハブと繰り返し言っていたら思い出しました。
私は幼少期に沖縄県那覇市に住んでいました、沖縄では『ハブ』という名の毒ヘビが出現するので町内では目撃情報の交換や万が一噛まれてしまった際の対処法を学ぶ講習会などがありました。

そんな危険極まりないハブを駆除する為に何処からかマングースと言う獣を放ったのですが予定していた通りにマングースが働かず家畜の鶏などを襲うようになってしまったそう。

実に皮肉な結果です、現在では動物愛護法とやらで禁止になりましたがかつて沖縄の名物だった『ハブとマングースの決闘ショー』のようにはいかなかったのです…


自動車の整備も害獣の駆除も国家の運営も、思い通りには進まないのですね
(￣▽￣)