【概要】
2023年9月30日開催の富士学校開校・富士駐屯地開設69周年記念行事に行ってきました。
御殿場地区へのお出かけは2019年8月の富士総合火力演習見学以来です。
例によって一般的な写真は他の人にお任せするとして、今回のテーマは自衛隊車両に試乗するです。
動く車両として乗せていただいた自衛隊車両は今回は5台
①74式戦車
②96式装輪装甲車
③軽装甲機動車:LAV
④73式大型トラック※3トン半
⑤マイクロバス
【詳細】
①74式戦車
戦車体験搭乗は1日3回、1回につき3か所にある抽選所に並ぶと抽選くじを引けて、当たると搭乗券がもらえます。
今回は74式戦車と90式戦車に搭乗でき、どちらか希望する方のくじを引きます。くじ当たりの確率は2/3(3本のアイスの棒から1本を引きますが、そのうち3本のうち2本に赤マークがついていて当たりです)
90式には19年4月の滝ケ原駐屯地の創立記念行事の時に乗せてもらっているのと、74式は今年で引退と言われているので迷わず74式を選びました。
☆体験搭乗時の動画から
砲塔の後ろ、エンジンルームの後ろに取り付けれたかごにヘルメット、軍手を付けたうえで載せてもらえます。(実際の搭乗風景などはネット上で検索されたし)
1回1両当たり8名、搭乗時間は約5分。戦車の訓練場コースを1周してもらえます。
搭乗時はカメラなどの手持ち操作は危険なので撮影は禁止されていました。
(あくまで手持ち撮影は禁止であって撮影自体は禁止ではないです)
なので、首からぶら下げたカメラとそのカメラのネックストラップに挟んで止めたアクションカメラで撮影しました。
実際、74式の乗り心地はたいへん悪く(90式と比べても)、変速も完全自動ではないので高加速中および進路変更時には両手は手すりをずっともったまま離せず、足もぎゅっと踏ん張ってないと飛ばされそうでカメラ操作どころではないです。ということで、今回はカメラ撮影の映像からエンジン音を抽出しましたのでお楽しみください。 (全編の映像もあるのですが、カメラは固定ではないのでユサユサわらわらで乗っていなくても気持ち悪くなると思われます。なので映像部分は静止画にしてあります。アクションカメラ取付用ヘッドストラップが必要でした)
*エンジン:三菱10ZF22WT 2ストロークV型10気筒空冷ターボチャージド・ディーゼル
排気量は21.5リットル、最大出力は720hp/2,200rpm
*変速機:MT-75変速・操向機は機械式の二重作動式変速・操向機
半自動で前進6段/後進1段の変速
(変速操作は必要。発進時のみクラッチ操作も必要)
②96式装輪装甲車
8輪の装甲車です。3両分稼働してました。内部は完全撮影禁止。
後部ドアから中に入れてもらえます。座席シートの上に立っての搭乗ができ、外の景色が楽しめます。
乗り心地はあとの3トン半に比べても、かなりいいです。
(搭乗中は撮影OKでしたが搭乗位置が後ろだったので前の人しか映らなかったです。途中から私は中の座席に座って運転手の人の操作を見てました。)
③軽装甲機動車
よく各種イベントで展示はされてる軽装甲機動車です。
1台のみで1回で後部座席に2名だけ乗せてくれます。96式装輪装甲車と軽装甲機動車で同じ列に並ぶのですが、こちらの希望者がなく人気がなかったので、2回目に割と早く乗れました。一般展示の時には、内部の公開はもちろん、ドアもなかなか一般人がいるところでは開けてはもらえません。なんでもドアの装甲板の厚みが機密らしいです。ということで実はこれに試乗できることの方が珍しいはずです。
もちろん、内部の撮影は禁止ですが、窓から見える景色はOK
小松製作所製です。小松製作所は自衛隊向け装甲車輌の生産開発から撤退したので後継車両選択開発に困っているという話がありました。
④73式大型トラック
戦車の体験搭乗場所までの行き帰りに荷台に乗せてもらえます。
乗り心地はガチガチでした。座面にクッションはありません。
高速道路を含めて、この状態(幌はあり)でよく兵員輸送されていますが、寒いし揺れるしで大変でしょうね。
⑤マイクロバス
戦車の体験搭乗場所までの行きに1台だけ冷房完備のマイクロバスがあって、人気がなかったのでこっちに乗りました。どこ製かは確認するのを失念。多分三菱ローザだった思います。(トヨタのコースターではない)
試乗の様子は以上。
あと、動きはしませんでしたが、73式装甲車の内部見学もさせてくれました。
観閲行進、訓練展示は実際の車両走行や発砲(もちろん空砲)も行われて初めての方は楽しめると思いますが、見学場所への移動は行進車両の通行道路を横切ることが必要で開始前の早くに行かないとたどり着けませんので注意が必要です。
(逆に終わるまで出られない)
今回は試乗に重きを置いたので観閲行進の最後をちょっと見ただけであとは見学していません。
来年は70周年なので世界情勢に変化がなければ盛大に開催されると思われます。その際は(兵器としての車両ではなく)機械車両に興味のある方は是非お出かけください。
ブログ一覧 |
自衛隊公開イベント | 日記
Posted at
2023/10/01 17:05:41