
漫画家の水島新司さんの訃報に接しました。代表作である『ドカベン』『あぶさん』は学生時代に愛読していました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
ここでは私の読んだ野球漫画を振り返ってみたいと思います。一番古い記憶では『背番号0』『スポーツマン金太郎』があります。寺田ヒロオの作品です。1950年代の作品ですが、どのようにして読んでいたのか憶えていません。貧乏で漫画本など買えませんでした。きっと友達に借りたのでしょう。そして『ちかいの魔球』(福本和也原作、ちばてつや作画)や『黒い秘密兵器』(原作︰福本和也、一峰大二)が続きます。これも友達に借りて読んだのでしょう。ただ友達といってもまだ私は幼稚園か小学生の低学年です。そんな友達がいたとは思えません。
1966(昭和41)年にいよいよ『巨人の星』(梶原一騎原作、川崎のぼる作画)の連載が少年マガジンで始まります。ただ『巨人の星』は少年マガジンで読んだというよりもテレビで観ていました。毎週のように感動してみていました。巨人ファンということもあって『侍ジャイアンツ』(原作:梶原一騎・作画:井上コオ)もテレビで観ました。
1970年代になるといよいよ水島新司さんが登場します。『男どアホウ甲子園』(原作・佐々木守、作画・水島新司)です。週刊少年サンデーに連載されていましたが、それよりも少し後に出た単行本や文庫本で読むようになりました。『ドカベン』も『あぶさん』も同様でした。ただ『あぶさん』は社会人になっても連載されていたのでビッグコミックオリジナルが置いてある喫茶店で読んだり本屋で立ち読みしたものでした。
水島新司さんと同じ頃に活躍したのがちばあきおさんでした。ただ1984(昭和59)年に自殺してしまいました。41歳でした。『キャプテン』と『プレイボール』は全巻そろえたことがあります。いつの間にかどこかに行ってしまいました。
1980年代にはあだち充の『タッチ』が人気となります。この頃から漫画からは距離を置くようになりました。『タッチ』はちょっとしか知りません。岩崎良美が歌った主題歌が好きでした。
水島新司さんとちばあきおさんの野球漫画を読んで影響を受けた私は、教員として高校野球に関わるようになりました。部長として高校球児に接していたことがあります。地方大会ではベンチに入りスタンドからの応援曲『タッチ』をよく聞きました。甲子園出場は夢のまた夢でしたが今思えば楽しかったですね。
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2022/01/17 17:31:50