「原辰徳 -その素顔- 今井美樹 取材・編 (三修社)」読了しました。
私は原辰徳と同世代です。東海大相模の時から見続けてきました。
高校時代は彼の人気ぶりに羨望の眼差しで見ると同時に嫉妬心を抱いたものでした。大学時代は同年代の代表としての活躍を嬉しく思っていました 。
プロになってからは、ジャイアンツファンの私はもちろん応援していたのですが、一部の野球評論家は「原はジャイアンツの四番としては物足りない。」と言っていました。それは、王、長嶋と比較しての論評でした。それはいくら何でも酷です。同時代の他のチームの4番と比較して、原がそれほど劣っているとは思えませんでした。でも今以上に注目を浴びていたジャイアンツの4番が打てないときには、痛烈な批判がなされました。
でも原を信じていました。応援し続けました。原のホームランに感動し、元気をもらい、時には泣きました。この本でも紹介されていますが、強烈な印象に残っている2本のホームランがあります。(YouTubeでも見られます。)
1989年の日本シリーズ、巨人vs近鉄の第5戦で絶不調だった原が吉井から打った満塁ホームラン。
http://www.youtube.com/watch?v=Jj2W5NXCp9o
1992年7月5日、神宮球場でのスワローズ-ジャイアンツ戦、第14回戦の試合で感情をあまり出さない原が打った後バットを放り投げたホームラン。
http://www.youtube.com/watch?v=syIXxwKdJcI
この本はWBCの前に出版されましたが、ご承知の通りWBCで優勝し、原は名監督の仲間入りをしようとしています。喜ばしいことなのですが、なんか遠い存在になってしまいそうで寂しい気もします。
Posted at 2009/06/25 21:15:03 | |
トラックバック(0) |
本 | 趣味