
そんな病は無い。
5月病は「うつ病」に似た症状が出ますが、5月病はうつ病ではありません。
新しい環境や生活に適応できず、「何とか適応しなくては!」と焦りと頑張りが空回りし、
一時的に強いストレス状態に陥っていると考えられています。
「希望で胸一杯なはずなのに、新しい職場や仕事、人間関係に馴染めない……
どうしよう!?」なんて経験、よくあるものです。
5月病にならないための10カ条
では、5月病にならないためにはどうすればよいのでしょうか。
一般的には、新しい環境に慣れるにつれて症状もなくなると言われていますが、
症状が長引き重症化すると、そのままうつ病になってしまうことあります。
そこで、5月病にならないためにも次のことに気をつけて下さい。
その1: 「○○せねば!」の完璧主義をやめる
何でも完璧にこなそうとする人は、そもそも「5月病」だけでなくうつ病にもなりやすい体質です。
新しい仕事に新しい人間関係、何でも完璧にこなせる訳がありません。
「新しい初めての挑戦」なんですから。「自分のイメージしていることの8割できれば上出来!」
程度に思いましょう。
その2: 焦らない
新しい環境に適応できずに時間がたつと、自分だけが取り残されてしまったような
気持ちになり「何とか周囲に溶け込まなくちゃ!」という焦りが生じてしまうと思います。
しかし、焦っている時に行動しても、空回りして結局心身共に疲れて終わることが多いのも事実。
この時期はあまり焦らず、周囲の流れに身を任せてみてはいかがでしょうか。
流されるうちに、自分の向かいたい方向が見えてくると思います。
その3: 1人で悩まない
「自分だけできていないのでは?」「自分だけが周囲に馴染めていない気がする」という
悶々をした気持ちは1人でため込まず、友人などに打ち明けてみましょう。
気分がめいっている時に、1人で考えても良い答えは浮かびません。
人に話すことで気分も軽くなりますし、意外と自分と同じようなことで悩んでいる
5月病仲間が見つかると思いますよ。
その4: 自分を知る
自分が何をストレスと感じるのか、何をしていると気分が楽なのかなど、
自分のことを分析してみましょう。自分を知らなくてはストレスの回避も解消もできません。
自分について知ることが5月病予防の第一歩です。
1日1行でもいいので、日記をつけてみるのもいいかもしれません。
その5: 規則正しい生活をする
不規則な生活リズムは体調を崩す元。体調がイマイチだと前向きな思考にならず、
どうしてもネガティブな考えばかりが浮かんでしまいます。
「健康な体に健康な魂が宿る」とはよく言ったもの。
規則正しい生活で体調をバッチリ整えましょう。
その6: 食生活に気をつける
新しい環境に焦りを感じて自分自身や周囲にイライラを感じることが多いこの時期。
イライラを防ぐカルシウムやビタミンC、疲労回復に欠かせないビタミンBをとるなどして、
ストレスに負けない体を作りましょう。
その7: 睡眠を十分にとる
うつ病や5月病は心の病気ではなく、脳内の伝達物質の問題です。
つまり、脳みそに十分な休息を与えることが、うつ病や5月病対策にもなるのです。
睡眠不足は脳だけでなく、免疫力の低下を引き起こし、頭痛・めまい・下痢といった
身体症状にもつながります。睡眠を十分とり、脳と体に十分な休息を。
その8: 気分転換する
気分が滅入っている時は、行動を起こすのがおっくうになるのはよく分かります。
でも、滅入った気分を抱え込んでしまうと、どんどん気分が滅入るだけ。
思い切って、気持ちを切り替えるためにも散歩をしたり好きなことをしたり、
気分転換してみましょう。体調との相談は必要ですが、スポーツをして適度な疲労感を得ると、
質の良い睡眠につながります。
その9: 自分の時間を確保する
5月病になるということは、新しい環境や仕事、人間関係に適応しようと
頑張っている証でもあります。そんな自分を褒めてあげるため、「自分の時間」を確保しましょう。
これまで自分はどのように頑張って、どんなことがうまくいったのかを振り返ると共に、
どんなことが空回りに終わったのかを知ることで、
新たな目標を持って一歩を踏み出せるはずです。
その10: 不必要なプライドを捨てる
新しい環境、新しい仕事を体験し、自分にできないことがたくさんあることを知る機会が多い
この時期。「自分はこんなはずじゃない」「もう少し仕事ができたのに」と
プライドを傷付けられることもあるでしょう。そんな時は、自分を振り返る良いチャンスと思い、
自分が背負っている不要な荷物をおろしてみましょう。
ちなみに私は「内科医」で、ないかい。