この記事は、
三三七拍子~いってみようか( ^o^)ノについて書いています。
まず始めにおことわりしておきます。
今回のブログにつきましてはトラバ先について私なりの想いを書いたものになります。
実は先方の記事に対してコメントを書こうと思ったのに何故か想いがまとまらなかったのです。
この件についてはしっかりと想いをお伝えしたいのに言葉が出てこない。。こんなの初めてです。。
つい先日までは溢れる想いをまとめるのに大変だったブログばかり書いてきたのに・・・
そこで、このような形でトラバさせて頂くことにしました。
想いをまとめるのに時間がかかりましたが、何故書けなかったか理解したと共に、自分を見つめ直す良いキッカケになりました。
そういう訳で、かなり偏った内容になります。当然、かなりの長文です。
先方へ想いを伝える為の書き方をしていますので、場合によっては不快な思いをされる方もいらっしゃるかも知れません。
みんカラには限定公開の機能が無い為、表現には気を遣ったつもりではございますが、お読みいただけるならばその旨ご了承いただけたらと思います。
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秋アニメについては忙しくて観る時間が無く、かなり溜め込んでしまっております。
じっくり観たいから1話で止まっている作品、もはや観ないかもしれない作品・・・
それでもいくつかはリアルタイムで観れるほどに進んでおります。
「月刊デザート」の2作品はそんな作品です。
「となりの怪物くん」
「好きっていいなよ。」
どちらも典型的な恋愛系少女マンガ(?)でしょうか。
書店に行ってもこの2作品は大きく扱われている印象ですが、買うにはちょっと気まずいトコロもありますね^^;
少女マンガって、昔母が読んでいた「花とゆめ」をちょっと借りて「パタリロ」を読んでいた記憶しかありません。。
まず基本的な話ですが、私にとって「アニメ」とは「表現方法のひとつ」でしかありません。
その作品が「実写」で表現できるならばそれで良いと思います。
特撮、CGが必要な作品ならそうすれば良いし。
アニメは何でも簡単に表現出来てしまいますが、本当にアニメで表現する必要性があるのか?という疑問も出てきます。作画が失敗したら台無しです。
「深夜アニメ」の利点は「実験的に低予算で製作できる」事なのかな?
ドラマ化すると役者さんの色に染まってしまいますし、失敗した時のリスクが大きいですからね。
「のだめ」のように両方成立した作品は稀でしょう。あれは原作、ドラマ、アニメ全てが見事なまでに同じ内容でブレなかったのが良いのかな?
「もやしもん」みたいなハイブリッドも面白いかも知れませんね。
話は逸れましたが、この2作品も「実写化」しても役者さん次第では成功する作品ではないでしょうか?もちろん、アニメじゃダメだという訳では決してありませんよ。
つまり、私はどの作品も「アニメだから」という先入観で観ているという感覚では無いのです。
全ては内容重視です。
あ、決して「アニヲタ」と思われたくないとか、そういう言い訳じゃありませんからね!
「ノーマル」の方から見れば立派な「アブノーマル」なのでしょうから・・・(自覚アリ)
(↑もうこの言い方が終わってる・・・w)
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「となりの怪物くん」
「好きっていいなよ。」
どちらも生き方が不器用で他人を必要としないというか、遠ざけていた人が初めて他人を信じようとし、それがもしかしたら「恋愛感情」なのか分からずに自問自答しつつ、素直になれなかったり・・・そうしてだんだん心を開いていくお話という意味で共通なのかな?
同時期に同じ雑誌から似たような作品がアニメ化されちゃったなぁ?と最初は思いましたが、どちらが好きか?と聞かれても全く別の良さがあってどちらも好きですね。
「好きっていいなよ。」はそのタイトル通り、自分に自信が無いヒロイン「めい」が学年一モテるけれど恋愛に対しては実直な男性「大和」からの一途な想いによって心を解き放って行く感じがステキに描かれていますね。「好き」ってなかなか言えないもどかしさが心をくすぐられます。
「茅野愛衣」さんは私が好きな声優さんの一人です。
私の中ではどうしても「めんま」「いのり」「ムギナミ」あたりが強烈にイメージとして残っているのですが、柔らかく女性らしい声の中にどこか強さがあって、大人っぽさも感じさせる。(ましろもそうかな?)
この作品はアクが無く、青春時代を思い出させてくれる昔懐かしい感覚?まるで韓流ドラマでも観ているような感じで誰が観ても楽しめる作品なのでしょう。
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対して「となりの怪物くん」はアクしかありませんw
「勉強こそが将来裕福な生活をする為に自分を守ってくれる唯一の手段であり、それを邪魔するものは一切いらない」という冷血女子「雫」。
人との関わりが苦手過ぎていつもトラブルを起こしてしまうが、実は人恋しくてたまらない超問題児「春」。
お互い唯一心を開ける相手として惹かれるが為に「自分のペースを乱されまいと距離を置こうとする雫」と「雫が居てくれるなら素直になろうと真っ直ぐな春」のすれ違いが実に愉快です。
超不器用な生き方しか出来ない2人が互いに惹かれるものは何なのか?
この感覚は本当に「恋」なのだろうか?
そんな自問自答を繰り返しながらぶつかり合ったり、すれ違ったり、「好きなよ」とは全く別の意味でもどかしいですね。
周囲の登場人物も負けずに皆個性的で濃いキャラばかり!
↓そんな中、イチオシはこの子ですね♪
入学時に病欠してしまい、友達を作るチャンスを逃してしまった「委員長」いや、「大島」さんです。
諦めてひっそりと生活していたのに「春」との出会いが彼女の心を動かしてしまった・・・
雫と春のただならぬ関係性を感じており、何故か2人を応援してしまうのですが・・・
そんな不器用な彼女の「自問自答」も可愛らしくて応援したくなっちゃいます。
(ちなみにドラマCDでは「はやみん」が演じられたそうで。それも気になりますね。)
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さて、そんな作品の主題歌は「雫」役の戸松遥さんが歌う『Q&A リサイタル!』です。
作詞・作曲は「UNISON SQUARE GARDEN」の田淵智也さんです。
「UNISON SQUARE GARDEN」は最近ではタイバニの主題歌でおなじみではないでしょうか?
私の場合、田淵氏は「LiSA」の代表的なアッパーチューンの楽曲をいくつか手がけられているので以前から好きな方です。
『Q&A リサイタル!』は作品のように明るいアッパーチューンで大好きな曲です。
MVは
コチラで観られます。(外部リンク)
という訳で、私の場合はどうしてもこの曲について考察したいと思ったのですが・・・
実はこの曲がコメントを書けなくなった原因でした。。
今期アニメの中で最初に観たのが「となりの怪物くん」でした。
何の情報も無い中で、何となく気になって観たら・・・イキナリ大当たり!
ハルカスってのも本当に知りませんでした。。
で、当然この曲は発売日から聴き続けた訳ですが、「スカ」のリズムが戸松さんの天真爛漫な明るさにマッチしてとても気持ちの良い曲という印象でした。
ノリが良くてライブで確実に盛り上がるのはいいけど、「スカ」は裏でリズムを取るから難しいし、テンポが速くて飛び続ける間も与えてくれないよ?なんて心配をしてました。
MVは独りカラオケで衣装を7変化しつつ、トコロ狭しと暴れまくっております。
スフィアの仲間からも「太陽のように明るくて見ているだけで元気が貰える」なんて言われる戸松さん。こんなにガッツリハマった曲は無かったかも知れません。
ところが・・・・・
さて、この曲を作品に当てはめてみましょう。
ハチャメチャなノリは作品に合っているし、カラオケルームの背景はOPの背景にマッチしているし・・・
歌詞は確かに雫の心の葛藤を歌っています。
でも「雫」ってこんなに天真爛漫な子とは真逆ですが?
何で「七変化」してるの?
何で「三三七拍子」?
気になりだしたらキリがありません。
私がレビューを書く時、まずは全ての概念を切り捨てます。
余計な情報を捨て、全てを否定し、疑問に思うところから始めます。
そして一つずつ自分が感じたままを書いていきます。
何処かから持ってきた情報を載せるだけなら自分が書く必要なんて無いと思っております。
ところが一向に答えが見つかりません。。
まず気になったのが「歌い方」です。
これは彼女が出演したミュージカル「サ・ビ・タ」を観てから急に気になりだしたのです。
そう、全てはこの経験が発端です。
「サ・ビ・タ」で演じた役は真っ直ぐ過ぎて失敗ばかりするトラブルメーカーでした。
繊細な心を持っているのですが、とにかく天真爛漫で狭い劇場を走り回ったり、跳んだり跳ねたり・・・相手を威嚇したり、ダンボールに頭からダイブしたり・・・あの衣装で^^;
舞台ですから演技も大きく、発声、歌もハッキリと。
演技は彼女自身が「普段からこんな感じです」と言っていましたが、演出も彼女には自由にやらせていたそうです。
歌も「地声」だったはずですが、今まで聴いたことないような伸びのあるステキな歌でした。
「戸松遥」の魅力って、「天性に持っている何か」という感覚でしたが、その「何か」が見えたような貴重な経験でした。
円形劇場だからこそ、あの至近距離だったからこその経験。「全力全開」で自己表現をする「戸松遥」を見られたという経験。。
あまり言うと悔しがる方が居ますが、こういうチャンスは自分から掴みに行かなければ気付いた時には終わっているものです。
そういう観点で『Q&A リサイタル!』を聴くようになりました。
地声でハッキリ発音してますよね?つまり戸松さん自身が歌っているというコトです。
MVも戸松さんのイメージだと思えば納得出来ます。
役を演じつつ番組の主題歌であるならば、「雫」が歌っているように感じるものです。特にスフィアメンバーに強く見られる「声優アーティスト」の強みですよね。
「雫」は声が低く冷血なのでこんな歌い方はまずしないでしょう。もしかしたら、雫が心を解き放ったらこういう歌い方になるかも知れませんが、そこまで考えているようには思えません。
いや、もし考えての事だとしたらそれは凄いコトだと!そう思うようにしました。
「声優アーティスト」は役のまま歌える方と、歌は自分の歌い方をする方に別れると思います。
役に徹して歌う場合はノリで聴く場合が多く、歌としてまともに聴けないものが多いです。
歌を別にしている方は意外と多いのですが、よほど歌唱力が無いとどっちつかずになってそれも聴けたもんじゃありません。。だったら「歌」のみで勝負している方が歌えば良いのです。
戸松さんの場合、作品によって歌い方を変えられる方です。
前作「ユメセカイ」はSAOの世界、アスナの心を見事に歌っていました。
あの時の歌い方、声は後半のアスナを見れば納得するものでありました。
過去に遡れば、同じアッパーチューンの名作『motto☆派手にね!』が今回と近いかも知れません。
ナギ様の明るさを表す曲ですが、あれも地声に近かったのでは?
そして優しさ、寂しさなどは『産巣日の時』が担当したのかも知れません。優しく、伸びのある歌い方をしていました。
そうかと思えば「夏色キセキ」では中学2年生の元気一杯でアイドルに憧れ、真っ直ぐ過ぎてトラブルメーカーになってしまう「優香」を演じましたが、キャラソンは思いっきり若い「優香声」です。
そもそも戸松遥という人物を評して「リアル優香」と言う方もいらっしゃるのですが、面白いことに初期の戸松曲、タイアップ以外のオリジナル曲を今聴くと、何だか優香が歌っているように聴こえたりします。
これは逆に言えば彼女が「成長した」というコトなのでしょうね^^
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では、今ようやく気付けたこともあるので、もう少し『Q&A リサイタル!』をひも解いてみましょう。
「Q&A」って何だ?それは「自問自答の恋」
雫は春に惹かれ、最初に告白しました。しかし、それが勢いであったのか、本当に好きなのか、自問自答しているウチに勉強に支障が出た訳で、結局「恋なんていらない」と結論付け、春と距離を取ってしまいます。
勉強漬けの彼女にとって答えは「Yes」「No」しか無いのです。
しかも、春は勉強していないのに常に学年トップを取ってしまうほどの天才(?)
ある意味ライバルです。
ところが春は諦めません。「友達が欲しい」という感情とは違う「この子と一緒に居たい」という想いを素直に雫に向けてぶつけて行きます。
雫はそんな春を全力で遠ざけつつもその存在が気になります。
そんな異様な恋愛バトルが見事に描かれた
番組PVは秀逸ですね♪
雫は春と一緒に居ると自分の気付かなかった一面にどんどん気付いて行きます。それは恐らく「本当の自分」であり、とても心地よいものであると。
今まで一人では気付けなかった様々な本当の自分。その可能性。
しかし今はその全てを否定しなければ自分を保てず、自分の中に封印してしまいます。
それこそが「独りカラオケの七変化」ではないでしょうか?
最大の疑問はやはり「三三七拍子」です。
「337」と言っても、実際は1拍休止するので「4+4+8拍子」ということになります。この曲は「4拍子」なのですんなり入ります。
「三三七拍子」自体には「1本締め」のように意味は無いようですね。
単なるリズムです。
気持ちを盛り上げる為のものでしょう。
ですからこの場合、雫本来の姿が如何に心地の良いものか?という意味で使用しているのだと思います。
そうした全てを封印してまで晩学に励む雫が今後どのようになって行くのか?
大島さんがどのように関わっていくのか?
あえて原作は読みませんので、楽しみにしておきましょう。
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そんな感じで、やはり長くなってしまいました。
今回は自分自身への挑戦だったかも知れません。
でもやはり、作品と音楽は切り離せないものであり、役者さん、アーティストさんの色が濃く反映されるものであると再確認しました。
そして、戸松遥という子の可能性も・・・・・
白いむつらぼしさんには感謝ですね。
ま、そんな事言うと出し抜いたみたいになっちゃいますが(謎w
長らくお待たせしてしまいましたが、こんな感じになりました。
私の勝手な想いですので、反応して頂ける方は簡潔で構いませんし、ご意見は有りがたく受け止めさせていただきます。
もうしばらくレビューは書かないだろうなぁ・・・・・と、前回も言った気が?